ゴルフクラブに使っているグリップは永久使用可能だと思っていませんか?
グリップは使っているうちに劣化するものですので、定期的に交換しなければなりません。
使用頻度によって交換時期は異なるのですが、グリップ交換の目安となる時期、そしてその費用について説明します。
ゴルフではグリップ交換は重要
ゴルフクラブを全て揃えるだけでもそれなりの費用が掛かります。
また純正のグリップを使わず、最初からこだわりのグリップに換えるような道具にこだわるゴルファーも少なくありません。
それもあって多くの人がゴルフ道具を大切に使っているのではないでしょうか。
しかしどんなに大切に扱っていても使っているうちにゴルフ道具は劣化してくるもの。
その中でも劣化することでショットに大きな影響を与えるのが『グリップ』です。
グリップはゴルファーとクラブの唯一の接点となる重要な役割を担っています。
それが劣化することで与える影響はとても大きいのは当然のことと言えます。
それを防ぐためにも早期のグリップ交換が大切です。
「早期」と言ってもゴルファーやゴルフクラブによって使う頻度は違ってきます。
またグリップの素材によっても耐久性が違います。
ですから「時期」で判断するのではなく、グリップの状態を見て判断するのが良いでしょう。
それでは、グリップ交換のタイミングはいったいどのように見極めれば良いのでしょうか。
ゴルフクラブを使う平均頻度
グリップ交換の頻度はゴルファーによって違います。
毎日練習して、毎週ゴルフラウンドする人はグリップの磨耗も早いです。
対してほとんど練習も行かず、ゴルフラウンドも年に数回と言う人はグリップはなかなか磨耗しません。
またゴルフクラブの中でも良く使う番手とあまり使わない番手とあるはずです。
そうなるとキャディバッグの中のゴルフクラブで磨耗率に違いが出ます。
あるデータによると、練習場へ行く頻度は月に数回が36%、月に1度行けたら良いが28%、月に4~7回が27%、月に8~10回が6%、月に10回以上が4%となっています。
月に数回と言う人が最も多く、その中で月に1回以上は必ず練習場へ行くと言う人が72%です。
その理由として月に1度のゴルフラウンドへ向けての練習として練習場へ行くからと言うものです。
故にゴルフランドへ月に1度行く人の割合が多いと言うことにもなるでしょう。
グリップ交換の頻度はゴルフクラブを使用する頻度と比例するので、頻繁にグリップ交換をしなければならないゴルファーはそう多くないと言うことになります。
ゴルファーのグリップ交換の平均頻度は
グリップ自身の寿命は約1年と言われています。
先に話したように使用頻度やグリップの素材によっても違ってきます。
使用している人が多い『ゴルフプライド』は1年に1回、もしくは40ラウンドでのグリップ交換を推奨しています。
平均的頻度のゴルフラウンドと練習の人で年に1回となるでしょう。
故にゴルファーのグリップ交換の平均頻度は年に1回程度となります。
しかし年に数回しかラウンドせず、練習もほとんど行かないと言う人は数年に1回のグリップ交換で良いという計算が成り立ちそうですが、そうではありません。
実はグリップはどのような素材であっても時間が経つと共に劣化していくからです。
それは全く使わない状態であってもです。
お手入れ次第では多少その劣化を先延ばしすることもできますが、それでも劣化はします。
年に1度すらゴルフラウンドも練習もしない人であれば、数年に1回のグリップ交換で良いでしょう。
しかしある程度ゴルフラウンドも練習もする人であれば、やはり年に1回はグリップ交換をするようにしましょう。
ゴルフスイング中に手元が滑ったらグリップ交換の合図
平均的なグリップ交換の頻度が1年に1回と言っても、グリップはゴルフスイングにとって重要であれば、自分のグリップが交換時期なのかどうかをしっかりと把握したいですよね。
そこでグリップ自身が伝えてくれるグリップ交換の合図を紹介します。
最も分かり易い合図が「ツルツル」です。
ゴルフスイング中にグリップが滑りやすいなと感じ始めたら、それはグリップ交換の合図だということです。
その合図を無視して使い続け、完全にグリップが滑るようになると大変なことになります。
まずいつも通りのゴルフスイングをしていてもスライスボールが出ます。
そしてスライスが出だすとそうならないようにグリップをギュッと強く握り締めるようになるはずです。
すると逆のフックボールが出たり、力が入り過ぎてゴルフスイング自体が崩れてしまう可能性すらあります。
またグリップが滑ってゴルフクラブが飛んでいく危険もあるでしょう。
見た目ではグリップの表面に光沢が出だした時です。
握った感覚や見た目を日頃から注視しておくようにしましょう。
アドレスで違和感があったらグリップ交換の合図
次に紹介するグリップ交換の合図はアドレスで違和感があった時です。
なぜ違和感があるのかと言うとグリップが変形してしまっているからです。
ゴルフクラブの使用頻度が高い人でれば握った瞬間に違和感があるかもしれませんが、久しぶりにクラブを持ったと言うような人の場合は気づきにくいかもしれません。
劣化によりグリップの一部が凹んでいることがあります。
そうなると先に話したように滑りやすくなってしまいます。
それだけでなく握った時にグリップを硬く感じたときもグリップ交換の合図です。
グリップが劣化し硬化してきたことにより握った時に硬く感じるのです。
これも同じように滑りやすい状態になるのでゴルフスイングへの影響があります。
滑りやすいなと感じる段階よりも危険な状態ですので、即グリップ交換するようにしましょう。
あまりゴルフラウンドや練習をしない人はこれらの合図に気づきにくかったり、気づいても節約心が働いてグリップ交換を先延ばしにしてしまうので気をつけてください。
頻度高めの人は気になるグリップ交換に掛かる費用は
ゴルフクラブの使用頻度が高い人は、必然的にグリップ交換の頻度も高くなるので掛かる費用が気になるでしょう。
実際のところ、グリップ自体の金額はメーカーや素材等によってピンからキリまでです。
高いものになると三千円前後します。
安いものであれば千円弱のものもあります。
決して高いから良いと言うわけではなく、自分との相性が一番大事なので、実際に握ってみてフィーリングを確かめてからグリップ交換をすることをオススメします。
グリップに掛かる費用はそれぞれ違うので、グリップ交換自体に掛かる費用についてお話します。
ゴルフショップやゴルフ工房でグリップ交換を依頼すると、交換作業費、つまり工賃が千円程度掛かります。
お店によってはそこでグリップを購入すれば交換作業費を割り引いてくれるところもあります。
グリップ交換頻度が高い人はその分を節約するために交換用のキットを購入し、自分でグリップ交換をすることもできます。
ただ上手くできないとグリップ自体をダメにする可能性があるので気をつけてください。
ゴルフ道具のお手入れをするゴルファーは上手くなる
ゴルフ練習の後、ゴルフラウンドの後、そして雨降りのゴルフラウンドの後。
あなたはゴルフ道具のお手入れをしていますか。
ゴルフクラブだけでなくグリップ、グローブ等お手入れするものは沢山あります。
何も変わらないと思っているかもしれませんが全く違います。
劣化を防ぐだけでなくショットへの影響、そしてゴルフ道具への愛着心を変えてくれます。
練習場でゴルフが上手い人のゴルフクラブを見てみてください。
絶対に新品同様にピカピカしています。