体のバランスついて、気にしている人が多いようです。
体幹トレーニングが当たり前の時代になってきていますが、実際にジム通いをする人は極わずかです。
機能性ブレスレットやネックレスを身につけるゴルファーが増えてきていますが、その背景と効果について考えます。
ゴルフ用のネックレスが体のバランスを整えてくれる
ゴルフ用の装飾品の中にネックレスがあります。
ゴルフの場合は単なる装飾品としてよりも、その装飾品に別な意味があるようです。
例えばキャップのツバにつけることが多いマグネット式のボールマーカーは、グリーンオンしたボールを取り上げるときに使います。
元々はポケットにコインを入れていて1回ずつ取り出して使っていましたが、ゆったりしたズボンから体にフィットするパンツに変わったことで、ポケットに手を入れることがストレスになっていました。
そこで簡単に取り出して使用後も収納できる、マグネットのついたコインができたのですが、徐々にファッション化されて装飾品としても使われるようになります。
このようなゴルフ用の装飾品の中には、ブレスレットやネックレスなど体のバランスを整えるためのものもあります。
ただコインを取り出すストレスと同じで、体のバランスの調整は外見で判断することができませんので、効果よりも装飾品として人気が先行しているようです。
ゴルフのネックレスがバランスに影響を与える始まりはコレ?
ゴルフの場合、かなり昔から体のバランスについて考えられていました。
ゴルフをするときに時計をしないのは、精密機械の故障を防ぐためだったのですが、いつしか左右の腕のバランスが崩れると提唱する人が現れて、時計を外すことの重要性を訴えたわけです。
ところがゴルフ界はスポンサーでもある時計は排除せず、同じくらいの重さのあるブレスレットを提唱を受け入れます。
ファッション性が高くて高級感のあるものは装飾品としても優れていました。
ただ左右のバランスをとるだけでは、波及効果はなかったようです。
元々時計をつけている人にとっては、時計を外したほうがアンバランスと感じたらしく、ゴルフのときだけブレスレットをつけると逆に違和感があったようです。
そこでブレスレットの内側に磁気を入れて、「体に良い」という付加価値をつけたところ、日常的に装着するようになり大ヒットします。
同じようなものとして、ネックレスも注目を集めていくこととなります。
ゴルフのネックレスにバランス効果を付加して大ヒット!
ゴルフ用のネックレスも、当初から装飾品となったわけではありません。
体のバランスを整えることについての重要性は、多くの人たちが提唱していて、発祥は不明ですがテーピングによるバランス改善はブームとなります。
ゴルフ以外のスポーツでは、高校野球選手がテーピングを細く切って四角の格子にしてノドに貼ったり、陸上選手が足や腕に巻きつけるように貼って効果を実証しています。
それなりの理由はあったわけですがブームはいずれ収まり、代わってネックレスタイプが登場します。
「健康に良い」という漠然とした効果に期待したわけですが、ブレスレットタイプとネックレスタイプの2つがそれぞれに人気を博すのにはそれなりの理由がありました。
多くの有名なスポーツ選手が身につけたことで、これまた一大ブームとなったのです。
もはや体幹やバランスを気にすることのない体型になっていても、ブレスレットやネックレスをつけたら、瞬時に効果が感じられるほどその信頼感は大きなものとなります。
ゴルフ用ネックレスが本当にバランス改善に繋がるかを証明
先発があれば必ず後発が登場するのがゴルフ界です。
バランスを調整し健康にも良い効果があると、多くのアスリートが使用体験をしていたブレスレットやネックレスに後発品が出てきます。
ゴルフをする上で邪魔にならず、またマナーやエチケットの観点からも華美な装飾にはなっていないものが作られます。
何よりも医学的なお墨付きをもらったことで、体に良いことが証明されたわけです。
どのくらいの効果があるかは個々によって違いますが、少なくとも「体の調子が良くなった感じがする」という体験談ではなく、数値でその効果は示されたわけです。
日ごろからハードな仕事や不健康な生活習慣を持つ人にとっては、ゴルフ用のブレスレットやネックレスをつけているだけで改善できるわけですから、これほど良いものはないと感じることになります。
しかも通販などで人気の健康促進の品物とは違い、アスリートが喜ぶスポーツ用品だったことから老若男女を問わず身につけることができたことも普及拡大の要因だったようです。
ネックレスのバランス改善をうたわずゴルフ界に浸透
「体に良い」ことの根拠は証明されていて、さらに種目に関係なく多くのアスリートが使用しているのですから、少なくともバランス改善がマイナスに作用することはないはずです。
また消費者目線では、過剰とも思える効果をうたって、値引きや添付品をセットした販売方法が日常化する中、ブレスレットやネックレスを使用しているトップアスリートは特別なコメントを発しません。
身につけていることが当たり前のようにしていることで、押し付けられた感がなくなり、興味を持った人だけが使用するようになります。
一般のユーザーでさえ購入後に使用して良いと感じても、知人に勧めるようなことはなかったことで、静かに浸透したことが良かったのかもしれません。
もちろんスポーツ量販店やゴルフ用品の量販店にいけば、目立つところで展開していますので、否が応でも目につきますが、それはブレスレットやネックレスに限ったことではありません。
バランス改善を超えるネックレスを後発するゴルフ市場の商魂
初めて時計をしたときに重さを感じていたはずが、やがて時計をしていることに気が付かないほど体に馴染むことがあります。
同じように、ゴルフ用のブレスレットやネックレスもシンプルなデザインになったことで、日常的に身につけていても違和感がなくなり体に馴染んできます。
そうすると身につけていないと落ち着かないようになり、もはや体と一体になっていくことになります。
ただ優れた後発品が当たれば、さらに改良した後続品が出てくるのがゴルフ界です。
最大の要因だったバランス改善による「体に良い」ことのお墨付きをもらっている以上、それ以外で新たな品を開発することになります。
ネックレスにペンダントのようなプレートがついていて、そこにボールマーカーが取り付けられているものや、ネックレスに天然結晶体を入れて血流改善を促し、それが飛距離アップに繋がるという実証実験結果をつけたものなど、ゴルフに特化したものが登場しています。
もちろん効果のほどに個人差はありますが、ファッション性や実用性のあるものについては、身につけていても良いかもしれません。
バランス改善がなくてもゴルフ用のネックレスには意味がある
バランス改善に役に立つといわれるブレスレットや、健康に良いと言われるネックレスを身につけてゴルフすると、それなりの効果は期待できるようです。
ただ効果の大きさには個人差があるので、日ごろから身につけていても邪魔にならないものか、ゴルフ用品として活用できるものを選ぶと良いかもしれません。