ゴルフ理論ではトップの位置まで右肩を引くのが正しい?

ゴルフクラブをトップの位置まで引き上げるとき、グリップは右肩の上にあるのが一般的ですが、実はこのテークバックは古いスタイルらしいのですが、ご存知ですか。

今回は、現在のゴルフ理論を元に正しいゴルフスイングを紹介します。

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ゴルフスイングで重要なのはトップの形と右肩の位置

ゴルフスイングでもっとも重要なのはインパクトの瞬間ですが、正しいインパクトを迎えるのに重要なのはダウンスイングのスタート地点となるトップです。

正しいトップの形が作れれば、必然的にスイング軌道も安定し、正しいインパクトが可能になるからです。

ゴルフスイングはアドレスからフィニッシュまですべての動作には関連性があり、特にトップからフィニッシュまでは一対と考えられます。

それはボールが打ち出されたあとのフォロースルーやフィニッシュが、ボールの行方を左右すると考えられていることからも分かると思います。

実際にはトップの位置でフィニッシュまでの動作は脳内で決まっていて、あとはそれを実行するだけなのです。

ちなみにダウンスイングの時間は0.3秒程度、脳から指令を出して行動に移す時間は0.2秒かかると言われていますので、スイング中に何らかの修正を考えても実行する時間はありません。

正しいトップの形を作るためには、右肩の位置を明確にする必要があります。

ゴルフ理論の変化はトップでの右肩の位置で確認できる

ゴルファーによってゴルフスイングは違うものです。

アップライトな縦型のスイングやフラットな横型のスイング、インパクトでの入射もダウンブローとレベルブロー、さらにグリップの握り方や構え方によってもスイングスタイルは大きく変わってきます。

どのスタイルが良いということはありませんが、道具の進化によって現在のスタンダードなスイングスタイルは確立されています。

進化した軽量なヘッドにねばりのあるシャフトは、回転軸を中心とした円のスイングによって生かされます。

グリップを高く掲げて振り下ろすスイングフォームは過去のものとなっていて、現在は体に巻きつくようなボディーターンの改良型が主流となっています。

縦振りから横振りに変化したのですから、ゴルフのスイング理論も大幅に変わるはずですが、まだまだ過去と現在の理論が混在しているので、トップの形が不明確になっているようです。

そして、その不明確さは右肩の位置で顕著に現れています。

トップでの右肩の位置は従来と現在のゴルフ理論で違う

以前のアップライトな縦型のゴルフスイングでは、右耳の上にグリップを引き上げます。

左肩を90度回転させてあごの下に入れ、引き上げたグリップは「出前持ちの形」で右耳の上に定めます。

つまりトップの位置は、右肩の少し上にあるということになります。

さらに柔軟性が高ければ、グリップをもっと上に掲げて、高い位置からダウンスイングを行うことで強いインパクトを与えようとします。

このころは硬いXシャフトを振り切ることができれば、飛距離が伸びると考えられていました。

ところがスチールシャフトの軽量化やカーボンシャフトの開発、軽量のカーボン複合へッドやチタンヘッドは大きなスプリング効果が生まれたことから、柔らかくてしなるシャフトが重要視されるようになります。

それに伴ってスイングはフラットな横振りが主流になったのですが、軸を中心としたテークバックをすれば、左肩があごの下に入ったとき、右肩は対角線上の背中にあることになります。

つまり出前持ちを掲げるフォームはできないということです。

トップの位置まで右肩を引くとゴルフの不安は解消される

従来のゴルフ理論でも捻転という概念はありましたが、その基準となったのは左肩の位置です。

左肩があごの下に入る、すなわち90度回転することが、体をねじっていると考えられていました。

ところが背骨を軸にして体をねじると、左肩が90度回転すれば反対側の右肩も同じだけ回転しなければならないと考えるようになります。

そうするとグリップを高く掲げることよりも、右肩を引くことのほうが重要になってきます。

フラットな横振りのスイングは、この軸を中心としたスイングによって必然的に生まれたものです。

「右肩を引く」ことがテークバックのコツになり、それに連動して右腰も引くことで、回転軸が歪まずに安定した状態でトップを迎えることができるようになったわけです。

ちなみに従来のテークバックでは、「左肩が下がる」「左膝が沈む」「上半身が前のめりになる」「右側に傾く」と様々な不安がありました。

右肩を引くテークバックによって、これらの不安は一層されることになったのです。

トップで右肩を引いたゴルフスイングは難しい?

回転軸を中心とした円を描くゴルフスイングは良いことばかりのように見えますが、多くのゴルファーはトップを高く掲げるアップライトな縦振りの信奉者のようです。

道具は進化しているのに、スイングは従来のままになっているのは、インサイドインのゴルフスイングが難しいことに原因があります。

軸を中心にした円のスイングとは、インサイドからスタートして飛球線でボールをとらえて、すぐにインサイドに抜けていかなければなりません。

ゴルフのキャリアを積めば、円スイングが理解できて取り組むことはできますが、初心者はパッティングと同類のフォームでスイングを始めます。

確実なミートを実現しそれが当たり前になってから、次のスイングへと移行していくのですが、軸を中心としたスイングはその最終段階にあると考えられます。

両肩を動かさずに腕だけでスイングすれば、飛球線の上でフェース面はターゲットに向いたままでインパクトできます。

一方で右肩を引く回転軸のスイングは、フェース面が開いた状態でボールに向かい、インパクトのあとは閉じてフィニッシュへと向かいます。

開いて閉じる、このフェースローテーションを理解するまでには時間がかかるようです。

トップまで右肩を回転するゴルフ理論が広まらない理由

回転軸を中心としたゴルフスイングが大事であることは、多くのゴルファーの共通認識です。

しかしながらトップまで右肩を引いてテークバックをすることは、まだ知られていないようです。

左肩が90度回転することの重要性と、右肩が90度回転していないことの認識が、まだ理解されていないのであれば、これはゴルフ理論が錯綜していることに原因があるのかもしれません。

ゴルフ専門誌では毎回のように、進化を続ける新たなボディーターンの打ち方が紹介されています。

これだけを理解すれば徐々にスイングは変化していくはずですが、なぜか次のページではアップライトなスイングの修正方法が提示されていることもあります。

つまり結果的に現在のアップライトなスイングの対処法を学んでしまうため、ゴルファーの多くはアップライトなスイングを継続しているのでしょう。

チタンヘッドを世に知らしめたのは、時計メーカーのセイコーが作った『S-YARD』です。

発売からすでに四半世紀が経ち、アマチュアでもプロ並みの飛距離を手に入れられる時代になってきたのですから、インサイドインのスイングを身につけて、もう1歩先に進んでみてはいかがでしょう。

ゴルフ理論は作られているのに右肩がトップの位置にない

ゴルフ理論は確立されているのに、いまだにトップは「右耳の上」が主流になっています。

右肩を引いたテークバックを1度でも体現すると、回転軸の安定が実感できるはずです。

右耳の上を一旦忘れ、ゴルフクラブの進化に合わせたスイングを身につけることができたら、現行ゴルフクラブの性能をさらに活かすことができるはずです。