ドライバーとユーティリティの違いについて深く考える

ドライバーとユーティリティの違いについて説明します。

もちろん種類が違い、使い方も全く違うため、その違いは一目瞭然です。

今更といった感じもしますが、ティーインググラウンドで、ドライバーにするか、フェアウェイウッドにするか、ユーティリティを使うかを迷うことがあるのは何故でしょうか?

ドライバーとユーティリティを比較しながら、ゴルフクラブを少し深く考えてみましょう。

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ドライバーとユーティリティの生い立ちの違い

ゴルフクラブの歴史はここ数十年の間に大きく変化しました。

より遠くへ飛ばすこと、簡単で正確に打てることなど、ゴルファーの要望と技術革新で大きく進化してきたのです。

まずドライバーの生い立ちは、1800年頃のプレークラブが始まりで、やはり飛距離を伸ばすために作られました。

その後は柿の木を素材に使ったパーシモンヘッドのクラブが考案され、30年前までの190年間もこのヘッドが主流でした。

ドライバーを1番ウッドと呼ぶのは、木製のパーシモン時代名残りです。

この頃にはヘッドに穴を開けて、ヘッドの性能とシャフトの性能を合わせて作る現在のドライバーの形ができました。

ドライバーの大きな転機となったのが、1979年にテーラーメイド社が、ステンレス製のヘッドを発表したことで、メタルヘッドドライバーの躍進が始まりました。

対してユーティリティの歴史は、ドライバーとは違い比較的浅いです。

1989年頃に発売され、2000年代に入ってからプロゴルファーからアマチュアゴルファーまで多くのゴルファーに愛用されています。

ユーティリティは、アイアンとフェアウェイウッドの良いところを組み合わせたクラブで、アイアンの感覚で弾道の高いボールを打つことができ、方向性もコントロールしやすいのが特徴です。

ユーティリティの名前通り、扱いやすく役に立つクラブとして開発された経緯が、多くのゴルファーに使用される所以です。

飛ばすために進化したドライバーと扱いやすく役に立つクラブとして生まれたユーティリティは、使用目的が全く違っていました。

ドライバーのヘッド形状

ドライバーとユーティリティはヘッドの大きさや形状に違いがあります。

ドライバーのヘッド形状は大きく分けて、ディープヘッドかシャローヘッドの2種類に分類されます。

競技ゴルフのルールでは、ヘッドの容積は460cc以下と定められているため、その容積に合わせたヘッドの形で製造しています。

ディープフェースは、フェース面の縦幅が高く、重心位置も高くなっており、バックスピンの量を抑えるようにしています。

操作性が良く、低・中弾道、低スピンの強い弾道で思った方向を狙える中上級者向けのヘッドです。

対してシャローフェースはフェース面が低めで、ヘッドの後方を長くしています。

ヘッドの後方を重めにしてボールを上がりやすくし、スイートスポットを外しても、ボールが真っ直ぐに飛ぶ構造になっています。

慣性モーメントも大きく直進性の高い設計で、ボールが掴まりやすくミスに対しても許容性があり、ボールも高く真っ直ぐ飛んでくれます。

簡単で真っ直ぐなボールを打てることから、幅広い層から支持されています。

明らかに違いがあるユーティリティのヘッド形状

ユーティリティのヘッドは大きく分類するとウッドタイプとアイアンタイプに大別されます。

その違いについて説明します。

●ウッドタイプ

フェアウェイウッドとアイアンの間のクラブで、特徴は比較的距離が出るクラブとして開発されました。

ウッドタイプは名前の通り、ヘッドの形状はドライバーやフェアウェイウッドを小さくしたような形です。

フェアウェイウッドとの違いはフェースからソールまで幅がやや狭くなっており、操作性が向上していることです。

シャフトもフェアウェイウッドより短めで、ヘッドが小ぶりなため、ラフからの抜けも良くミートし易く、フェアウェイウッドよりはやさしく扱えます。

●アイアンタイプ

難しいロングアイアンの代わりになるクラブとして開発されました。

中距離を高い弾道で狙っていくときに使用します。

アイアンタイプのヘッド形状は、通常のアイアンよりソールが厚めで、ヘッドに奥行きがあるものと、タラコのような形のものがあります。

両タイプとも重心を後ろ側にすることで、アイアンと同じロフトでも、ミスに強く高弾道の弾道が打てる構造になっているのは同じです。

シャフトはウッド型と比較するとさらに短めですから、操作性は更に高くなっています。

ウッドタイプはドライバー、フェアウェイウッドを基準にアイアンの間の距離で使うクラブのイメージ。

アイアンタイプはアイアンを基準にフェアウェイウッド、ドライバーの間の距離で使うクラブイメージです。

微妙なニュアンスですが、ウッドが得意かアイアンが得意か、また飛距離をドライバーから考えるか、アイアンから合わせるかで選び方が違います。

ドライバーとユーティリティの飛距離の違い

ドライバーとユーティリティでは、飛距離が全く違います。

ヘッドスピードによる一般的なドライバーの飛距離

ヘッドスピード45m/s:245~250ヤード

ヘッドスピード43m/s:230~240ヤード

ヘッドスピード40m/s:215~225ヤード

ドライバーには番手はありませんから、おおよそ上記のようは飛距離です。

対してユーティリティは複数の番手があるため、おおよそ以下の飛距離です。

ヘッドスピード43m/sのユーティリティの飛距離

3UT:200~205ヤード

4UT:195~200ヤード

5UT:185~190ヤード

6UT:175~180ヤード

ヘッドスピード40m/sのユーティリティの飛距離

3UT:190~195ヤード

4UT:180~185ヤード

5UT:170~175ヤード

6UT:160~165ヤード

最近のユーティリティは、飛距離性能がアップしています。

飛距離を重視したものであれば、230ヤード近く飛ぶユーティリティもあります。

ユーティリティの役割は、やさしく簡単に使えるクラブのはずですが、スイングタイプによってはドライバーに肉薄するクラブに進化しています。

飛ばすために進化したドライバーと扱いやすく役に立つクラブとして生まれたユーティリティでしたが、ドライバーとの違いであるはずの飛距離の関係は薄れてきているようです。

使用クラブの迷いとコースマネジメントの違い

多くのゴルファーはティーショットでドライバーを使うのが当たり前と考えるでしょう。

もちろん遠くへ飛ばしたほうが有利なのはもちろんですし、飛距離が出たほうが気持ち良く感じるのは当たり前です。

冒頭で説明しました、ティーインググラウンドで、ドライバーにするか、フェアウェイウッドにするか、ユーティリティにするかを迷うのは、最近のユーティリティは飛距離がドライバー近くまで飛ばせるようになったからです。

フェアウェイウッドは苦手なゴルファーも多いですが、ユーティリティは使い勝手が良いためどれにするか迷ってしまうのです。

できるだけ遠くに飛ばしたいと考えながらも、フェアウェイに残したいという思いがクラブ選択の迷いとなっているのです。

つまりクラブ選びではなく、コースマネジメントの違いで迷っているのです。

アイアンであれば番手によって飛距離が違ってきますから、迷うのは飛距離による番手の違いです。

以前は、ティーショットはドライバーかフェアウェイウッドだけでしたが、最近はユーティリティが加わり、更に飛ぶユーティリティも加わったことで迷いが深くなってきました。

コースマネジメントの考え方

ドライバーをティーショット以外で使うことはまずないでしょう。

また必ずしもティーショットをドライバーで打つ必要はありません。

コースマネジメントでは、ティーショットをドライバーで打たなければならないという考えを忘れましょう。

トライバーやフェアウェイウッド、ユーティリティで打っても、ミドルホールをワンオンすることはまずありません。

ドライバーを使わないと飛距離は落ちますが、ユーティリティなら距離は残っても、セカンドショットをフェアウェイから打てる確率は高くなります。

大切なのは、グリーンからの逆算でコース攻略を考えることです。

スコアを良くしたいのであれば、あえて飛ばさずに得意な距離を残してツーオンさせるほうが良いのです。

ドライバーでスイングをコントロールするよりも、ユーティリティでフルショットしたほうが飛距離は同じでも気持ちが違います。

セカンドショットを果敢にツーオンで狙う気持ちに差が出てきます。

コースマネジメントは、バンカーの位置やピンポジション、風の向きなどのマネジメントであると共に、クラブの選択やそのときの気持ちもコントロールするマネジメントが大切です。

扱いやすく役に立つクラブとして生まれたユーティリティは、コースマネジメントを簡単にするために更に進化するのかもしれません。

クラブ選択を考えるのはスコアアップしたいから

ゴルフの醍醐味は、ドライバーでもっと遠くへ飛ばすことであるのは確かです。

しかし、ゴルフは距離を競うのではなくスコアを競うもので、競う相手は自分自身です。

常にフェアウェイから打てる状態を作ったほうがスコアはアップします。

コースマネジメントを考える上では、ドライバーもユーティリティも同じ道具でしかないのかもしれません。