ゴルフラウンドで活躍する5番ウッドの打ち方とコツを解説!

ラウンドで飛距離を出したい場面で活躍するのが5番ウッド。

上手く打てればゴルファーの強い味方になるのですが、苦手意識を持ってしまうと使うのに躊躇してしまいます。

そこで今回は、5番ウッドを強い味方にするために打ち方とコツを解説します。

5番ウッドのゴルフクラブとしての特徴

5番ウッドはゴルフクラブの分類の中ではウッドの一つです。

そのウッドには1~11番まであります。

そう見ると5番ウッドはウッドの中で中間に当たるクラブと言うことになるでしょう。

1番はほとんどのゴルファーがティーショットで使っているドライバーです。

そして2から下はフェアウェイからも使われるため、フェアウェイウッドという中分類ができます。

そんなフェアウェイウッドは昔ヘッドが木製だった事もあり、素材が変わった現在でも「ウッド」と言われています。

近年の素材はステンレスやチタン合金などのメタル製やカーボンとメタルの複合製に変わりました。

5番ウッドはフェアウェイウッドで中間クラブと言うこともあり、最も使うべきゴルフクラブだといえます。

ウッドなのでダフリにくく、また球が上がりやすくそれなりの距離を出すことができるからです。

それだけでなく深重心なのでサイドスピンが入りにくくボールがあまり曲がりません。

総合して使えるクラブとして初心者から中級者までにオススメできるクラブです。

最近は初心者用ゴルフセットの中に5番ウッドが入っていることも少なくありません。

ただそうは言ってもやはり初心者は、打ち方やコツを知っておかないとなかなか上手く使うことができないでしょう。

ゴルフクラブの特性から打ち方を考える

これから5番ウッドの打ち方を知るためには、まず5番ウッドの特性を考えてみましょう。

特性を知ることでゴルフクラブの性能を存分に生かすことができるからです。

まずアイアンに比べヘッドが大きくソールが厚いので、地面を滑りやすいです。

そのため多少ダフってもソールが滑ってくれるのでミスが生じにくいでしょう。

それからアイアンのようにダウンブローで鋭角にヘッドを入れるのではなく、緩やかな角度でクラブを振ると上手く芯を捉えることができます。

反対に鋭角に入れるとトップしてしまう可能性があります。

意識してボールに直接当てるのではなく、直前をソールで擦るくらいの意識で打つのがベストです。

全てのゴルフクラブは打ち方が一緒と言われることもありますが、アイアンとフェアウェイウッドでは作りが全く違います。

打ち方は一緒かもしれませんが、意識的な部分は変えなければなりません。

打ち方を知ることも大事ですが、ゴルフクラブの特徴や特性を知ってそれを生かす意識を持つことでミスは確実に減らせます。

5番ウッドの一般的な打ち方

5番ウッドの一般的な打ち方として良く言われるのが、「ホウキで掃くように打つ」です。

ウッド系を打った経験があまりなくアイアンばかり練習している人にとっては違和感があるかもしれません。

アイアンは基本的にダウンブローで打ちます。

そして同じウッド系でもドライバーはアッパーブローで打ちます。

しかしフェアウェイウッドは低く長いインパクトが理想の打ち方となります。

その「低く長いインパクト」を「ホウキで掃くように」と例えているのです。

ドライバーを打つ時は、左足寄りにボールをセットするのが基本とされています。

そして5番ウッドではそれよりは若干中央寄りにボールをセットします。

そうすることでスイング最下点でソールを滑らせるようにインパクトを迎えることができるのです。

当然ボールの位置は全ての人に一致するわけではありません。

それぞれのスイング軌道に合わせてボールの位置は微調整してください。

この打ち方が一般的と言われていますが、『それでもダメなんだ!』というゴルファーも中にはいるでしょう。

そのような人には別の選択肢もあるので、そちらを試してください。

別の視線から考えた5番ウッドの打ち方

先に説明した一般的な5番ウッドの打ち方ではダメなゴルファーの方は、「ホウキで掃くように」をまず忘れてください。

そういった人はホウキで掃くように意識すると手元を右から左へとスライドさせる動きをしてしまっているのかもしれません。

そうするとヘッドは走らずボールは上がらないので、トップのミスが出るか、思うように飛距離が出なくなってしまうでしょう。

ご存知の通りフェアウェイウッドはアイアンよりもクラブが長いので、普段のようにスイングをしても大きな円を描く軌道にはなります。

円の半径が大きくなるにつれ入射角は緩やかになるので、強く意識せずとも払い打ちのようになります。

これが「ホウキで掃く」ような打ち方です。

ホウキを掃くように意識すると上手くいかない人は、意識することが悪く働いてしまっているのです。

ある意味、そう意識せずとも上手くホウキを掃くようにできていると言うことなのです。

つまり、もしかしたらいろいろ考えずに、ボールを置く位置を少し調整するだけで上手く当たるようになるかもしれません。

5番ウッドの練習方法

5番ウッドの打ち方が分かったら後は練習あるのみです。

やはり練習しないことにはゴルフは上手くありません。

ゴルフは打ち方やコツを理解するだけで上手くなるような甘いものではないのです。

あの世界でトップを走っておりゴルフの神とまで言われていたタイガー・ウッズも、「ゴルフ上達に近道はない」と断言しているくらいです。

それでは5番ウッドを得意クラブにするための練習方法を紹介します。

5番ウッドに限らずですが、練習をする際はとにかく芯を捉えることを意識して行うようにしてください。

少しでも飛ばそうとして、ブンブンとフルスイングで振りまくっても上達はしません。

ハーフスイング、もしくはそれよりも小さい振り幅でまずは練習してください。

その振り幅で捉えられるようになったら、少しずつ振り幅を大きくしていくようにします。

最後はフルスイングで思い切り振ってみましょう。

それで上手く当てられなかった時は、また小さな振り幅の練習をしてください。

打ち方をしっかりと意識し、反復練習をするのが5番ウッドの一番の練習方法です。

闇雲に5番ウッドを使うのはゴルフにおいてNG

5番ウッドの打ち方をマスターし、得意クラブになったからと距離を稼ぐために闇雲に5番ウッドを手にするのは危険です。

ゴルフでスコアを大きく左右するのは「マネジメント」になります。

コースマネジメント、スコアマネジメント、そしてリスクマネジメントなどです。

ティーショットがフェアウェイに行き、グリーンまでに障害物がない絶好のポジションであれば、迷わず5番ウッドを握ってください。

しかし深いラフであったり、ライが悪い場所、グリーンまでに障害物がある場合はアイアンを選択した方が賢明です。

5番ウッドは打ちやすいクラブとは言われていますが、ラフが深ければヘッドが大きい分、その抵抗に打ち負けてしまう可能性があるからです。

またライが悪い場所だとミスショットをしてしまう可能性があります。

5番ウッドでミスショットをしてしまうと距離が出る分、大怪我になってしまいます。

その判断をしっかりとすることが、フェアウェイウッドを使う際の最大のポイントだといえるでしょう。

5番ウッドの達人になってスコアアップを目指そう!

5番ウッドは初心者や中級者でも飛距離を出しやすいクラブです。

特性からダフリに強く、ボールも上がりやすいのでミスになりそうな打ち方になってしまっても大きなミスには繫がりにくいからです。

より正確に打てるよう練習して、得意クラブになるようにがんばってください。

するとあなたのゴルフラウンドの内容はグッと変わってくるでしょう。