ゴルフクラブのウェッジセッティングは3本を上手に選ぶ!

ゴルフコースに出ると、多くのゴルファーがアプローチで悩みます。

せっかくグリーンの近く100ヤードまで順調に来ても、そこから大幅に叩いて悩んでしまうからです。

そうなることをアプローチが上手ではないからと思っていませんか。

もしかしたらアプローチで使うウェッジの選び方を工夫するだけで良いかもしれません。

ここでは、ウェッジの主なセッティングの3本について解説します。

ウェッジのセッティングは3本か4本か

ゴルフコースに出ると決めたなら、ウェッジの本数も決めたいところです。

何本にするかは他のクラブとの兼ね合いもあります。

コースで使えるクラブは、パターを含めて14本までです。

一般的にアイアンのセットは、3番アイアンもしくは5番アイアンからピッチングウェッジまでで販売されています。

3番アイアンからのセットは8本、5番アイアンからのセットは6本入りということです。

これらの他にドライバー、フェアウェイウッド、ユーティリティを合わせて3~5本揃えるとします。

これらのクラブの他にウェッジのセッティングを考えなければなりません。

ウェッジは、短い距離でボールを正確に運ぶことが得意なクラブです。

正確に打つために、ロフトも色々選べます。

そうなると本数をたくさん揃えたいところですが、何本が良いのでしょうか。

そこで、セットについているピッチングウェッジの飛距離を大体で調べるとします。

そのボールが飛ぶ距離は、男性で110ヤード、女性で60ヤードです。

そしてサンドウェッジは、男性で80ヤード、女性で50ヤードが目安です。

そうなると、それぞれの間にアプローチウェッジを入れて3本が良いと考えられます。

しかし力のある男性はピッチングウェッジでそれ以上飛びますから、等間隔のロフトで4本揃えると安心かもしれません。

セッティングするウェッジの基本構成

ウェッジの本数が3本に決まったとしたとします。

そこで構成の基準となるのがピッチングウェッジのロフト角です。

持っているアイアンセットのピッチングウェッジのロフト角から、等間隔のロフト角でセッティングしていきます。

角度の刻みは基本的に4度か5度刻みが理想と言われています。

例えばピッチングウェッジが48度で4度刻みだとしたら、52度と56度のウェッジということ。

しかし最近44度以下のピッチングウェッジも多いとのことで、6度刻みのセッティングもあるようです。

また、自分がどのようなスタイルでコースを回るのかによっても構成が変わってきます。

例えば、ロングホールを中心に攻めたい場合は、フェアウェイウッドが多く必要になるので、必然的にウェッジの本数は減ります。

その逆で短い距離を中心に考える場合は、フェアウェイウッドを減らしてウェッジを増やす必要があります。

つまり自分のスタイルでどちらを重視するかによって、ウェッジの本数が変わってくるということです。

まず基本の構成で揃えて様子をみてから、自分のスタイルに合った構成に変えていくのもおすすめの方法と言えます。

ウェッジ3本の役割と飛距離を知ってセッティング

ウェッジを3本と決めたなら、それぞれの役割も決めて使い分けたいですね。

アイアン全てを同じスイングで打てれば、それぞれ飛距離も安定していきます。

自分のピッチングウェッジまでの飛距離が正確に決まれば、それから先の打ちたい距離も見えてくるものです。

ピッチングウェッジで100ヤード以上の距離が出て、ウェッジのロフトが等間隔であれば、3本で飛距離の打ち分けができるでしょう。

一方、女性であまり力のないゴルファーで、ピッチングウェッジで60ヤード以下の飛距離の場合は、サンドウェッジとの2本で十分かもしれません。

また、ウェッジは短い距離の中で打ち分けるという役割もあります。

バンカーから脱出することや、ラフからのショットなど様々な場面で活躍してくれます。

そうなると、ウェッジには飛距離を稼ぐというよりも、操作性が良いことも大きく求められます。

自分にとって使いやすいウェッジかどうかもセッティングの基準になります。

セッティングするウェッジ3本の選び方

安定した飛距離が出せるようになったら、操作性の良いウェッジでセッティングをして3本を使い分けていきましょう。

ウェッジのセッティングは、先ほどお話したようにピッチングウェッジが基準です。

そうなると、選ぶのは2本ということですよね。

やはり基本構成のように、ロフトを等間隔で刻むのが難しくもなくおすすめです。

ロフトが等間隔だと、飛距離の計算が楽だからです。

例えばロフトの間隔が5度だとすると、20ヤード前後の打ち分けができます。

ピッチングウェッジのロフトが45度で飛距離が110ヤードだとします。

その先のウェッジのロフトが50度と55度でそれぞれ飛距離が90ヤード、70ヤードとなるわけです。

もちろん選び方はそれだけではありません。

ロフトだけでなく、バンスの大きさで選ぶ場合もあります。

アプローチウェッジやロブウェッジはバンス少なめ、サンドウェッジはバンス多めといった流れです。

バンスが大きすぎるものはダフった打ち方には便利ですが、トップする危険性もあるので難しいところです。

このように、色々調べるとどれにするのか迷いも出てきます。

無理して選ばなくても、自信のある一本があればその一本を打ち分ければ良いという手もあります。

そんな一本があれば、あとはバンカーを抜け出せるサンドウェッジがあれば安心です。

セッティングした3本のウェッジの使い分け

3本のウェッジのセッティングが決ったら早速使ってみたいところです。

ロフトの違うウェッジがあると、その道具のおかげでボールを簡単に打ち分けることができます。

同じ打ち方をするだけで、勝手に飛距離と高さが変わってくれるからです。

スイングを変える必要がないので、難しいアプローチが簡単になってピンに寄ってくれるでしょう。

ただしウェッジを使い分けて簡単にピンに寄ってもらうには、クラブごとの高さと飛距離を正確に知っておく必要があります。

それには安定したスイングを身につけることが重要です。

安定したスイングができさえすれば、ウェッジの使い分けは簡単になります。

そして、時機にスピンをかけたり転がしのアプローチも簡単にできるようになるでしょう。

アプローチが苦手だとしても、道具が味方してくれます。

細かな打ち分け、というよりも使い分けが重要ということです。

他のクラブとウェッジ3本のアプローチでの応用

3本のウェッジのセッティングが決まると、アプローチの場面ではそればかり使いたくなるものです。

そのために選んだのだからです。

しかし、アプローチでは他のアイアンも使えるようにするべきです。

ボールが落下した状況によっては、ボールをウェッジで上げる必要が無い場合もあるからです。

そのような場合では、無理をしないで8番9番アイアンやパターを使うと良いでしょう。

なぜならボールは転がす方が簡単だからです。

せっかくセッティングしたウェッジを使いたいところですが、まずはスコアをまとめることが先決です。

もちろん応用としてウェッジで転がすこともできるので、8番9番とウェッジでキャリーとランの比率を覚えておいて使い分けると良いでしょう。

しかしサンドウェッジはロフトが大きく、転がすにはとても難しいので避けたいところです。

ウェッジのセッティングは3本で

今回、アプローチで使うウェッジのセッティングについて考えてみました。

ウェッジの選び方は様々ですが、本数は3本が基本になりそうです。

その中で自分のアプローチのスタイルなどに合わせてロフトを選ぶことです。

また、ゴルフが上達するとプレースタイルも変わってきます。

その時は、ウェッジのロフトを変えたり本数を増やすなどの検討すると良いでしょう。