パターマットを使った練習方法を間違えていませんか?

自宅で簡単にパッティングができるパターマットを用意して練習している割りに効果が現れてこないとしたら、その練習方法が間違っているかもしれません。

今回は自宅でパターマットを使った、上達必至の練習方法を紹介します。

パターマットの自宅練習の効果が上がらない理由

パターマットを購入して自宅で練習をすると、メキメキ上達してパターの名手になれるはずが、ラウンドではいつまで経っても3パットが止まらないことがあります。

確かに購入してすぐは一生懸命パッティング練習をしていたはずですが、徐々に練習回数が減って、やがてラウンド前日に「調子をみるか」みたいな感覚で、10分もパターを握ったら終了していることが多いようです。

要するにパターの練習に飽きてしまったわけです。

ワンピン程度の長さのパター練習がコンスタントにラバーカップに入るようになると、ゲーム感覚が薄れて飽きてしまうのは当然と言えば当然です。

本来の目的は「ヘッドの出し方」を練習することなのですが、カップインすることが成果になってしまい、カップインのコツをつかむと興味が薄らいでいくようになります。

自宅の練習では、第一に飽きずに練習を継続すること、第二に本来の目的を忘れないこと、この2つが守られれば本番での3パットは無くすことができるかもしれません。

パターマットを使っても片手間練習では効果がない!

「継続は力なり!」はパターマットを使った練習にも言えることです。

まずは継続するために、スケジュールに組み込むことが大切です。

「暇なときに」「テレビを見ながら」で上手くなれるのであれば、だれでもプロゴルファーのように上手くなれるはずです。

生活リズムは個々によって違いますが、夕食前後の時間に30分間、パターの練習を組み込むのがオススメです。

もちろんですが、缶ビールを飲みながらでは練習になりませんので、晩酌をするのであれば夕食前に30分間パットに時間を割くようにしてください。

もしも「家族団らん」の夕食タイムが先約になっていれば、シャワーを浴びる程度の15分間でも構いませんので、集中できる時間を確保しましょう。

練習場所は、1人になれるところがベストです。

自室がなければ廊下でも、パターマットが敷ける長さがあれば問題ありません。

ただし廊下は、パターマットを敷いてもゴロゴロと転がる音がするので、音で迷惑がかかるようであれば別場所を確保するか、パターマットの下に吸音・防音処置をしましょう。

パターマットにガイドをつけた練習でヘッドのブレを無くす

練習環境のセットが完了したら、次はパターマットに印をつけるので、ビニールテープを用意しましょう。

最初は「パターヘッドをクスエアに出すこと」を練習するので、フェース面に対して垂直になるようパターマットの上にテープを貼ります。

このテープの上にヘッドを置いて、トゥ側とヒール側にパターヘッドの軌道と同じように荷造り用のガムテープを貼ります。

このときガムテープは、粘着側から等間隔でウッドティーを挿して、ヘッドの軌道のガイドにしましょう。

すでにお分かりだと思いますが、カイドとなるティーにぶつからないようにヘッドを動かすことで、外ロークの軌道の安定を狙うわけです。

ストロークが安定すれば、おのずとフェース面はスクエアになり、ターゲットに向けて正しいパッティングができるようになります。

最初はボールなしでストロークの練習をしてください。

1週間もすると、目を閉じてでもガイドにぶつけることなくストロークができるようになるはずです。

距離感を養う練習法としてパターマットに印をつける

自宅でのパターマットを使った練習は集中力が必要なので、短時間で終了するようにしましょう。

その代わりというわけではありませんが、毎日練習をしないと振り出しに戻ってしまいます。

最低でも目を閉じてストロークができるまでは、継続して練習を続けるようにしてください。

ヘッドが揺れずに引けるようになり、スクエアなフェースでボールを打てるようになったら、今度は距離感の練習です。

フェースの向きを確認するビニールテープの後ろに、10センチ間隔で3本のテープを貼ります。

パッティングのスタンス幅が内々(足の内側)で40センチだとすると、ボールの位置は20センチのところにあります。

そこから10センチ単位でテープを貼ると、30センチ目は右足の外側と一致しているはずです。

これで30センチと20センチの転がりの差、20センチと10センチの転がりの差を実感することで、本番で距離感を合わせるときに役に立ちます。

問題は転がる先がカップだということです。

カーペット敷きであれば、カップを外せば距離を確認することはできますが、なければカップに入るときの勢いで感じるしかありません。

パターマットがなくてもパッティングの練習はできる

自宅での練習ですから、すべての条件が整うことないはずです。

今ある環境の中で工夫しながらパターの練習を継続していくのが上達の第1歩になるはずなので、10センチのテークバックのリズム、20センチでスクエアなインパクト、30センチでガイドに当たらないストロークなど、目標を変えてみるのも良いかもしれません。

ここまでの練習方法で気がついたと思いますが、上達するための練習はパターマットでなくても十分にできます。

もしも「これから購入を」と考えているのであれば、パンチカーペットや余っている絨毯でも構いませんし、音が気にならなければ床材のままでも大丈夫です。

床材のまま使用する場合は、練習後にテープを剥がすと、粘着剤が気になるかもしれませんので、マスキングテープを使うと良いかもしれません。

さらにガイドとなるティーの代わりに、ティッシュの箱や自作の紙でできたL型ガイドでもOKです。

くどいようですが毎日練習をすることが大前提なので、練習の前後に時間がとられると面倒になってやめてしまう恐れがあるので、なるべく簡単に始められるようにしましょう。

100球連続のカップイン練習

すでにパターマットがあれば、練習以外の楽しみも入れながら飽きのこない練習をしていくことができます。

ここまで紹介した練習を続けていれば、すでにテープとガイドによって真っ直ぐに打つことができているので、カップインは難しいことではなくなっているはずです。

そう入っても100球打てば、必ずミスはあるものです。

休日などでたっぷり時間があるときは、連続100球を入れるまで練習を続けるといった練習法もあります。

普段は時間を基準にしているので緊張感を養うことはできませんが、100球という回数の多さに、目標回数に近づいてくると否応なくプレッシャーはかかるものです。

この緊張感とグリーン上の緊張感は、同種にはなりませんが実践では役に立つことでしょう。

何回もやるほどの練習ではありませんが、時々視点を変えるつもりでカップインの練習をしてみるのも良いです。

ヘッドがぶれない練習を継続することを続けていれば、いずれはパターの名手となる日がやってくるはずです。

パターマットを使った練習法で上達を目指そう!

パターマットを使って自宅で練習をするのは継続することが難しいために、上達する前にドロップアウトしてしまうゴルファーが多いようです。

そうならないようカップインするゲーム性よりも、確実に上達できるガイドを使った練習法で上達を目指すようにしましょう。