パターのマレット型の打ち方はコレ!基本を知って使いこなす

パターでやさしくておすすめなのがマレット型です。

おすすめの理由は簡単に真っ直ぐ引いて真っ直ぐ打てることです。

マレット型のパターにふさわしい打ち方をすると、その特性を惜しみなく活かせます。

このパターに慣れてきたら、次にピン型やネオマレット型を検討しても良いでしょう。

そこで基本のマレット型のパターの打ち方、良く比較されるピン型との違いをまとめます。

やさしくておすすめのマレット型パターの歴史と特徴

ゴルファーにやさしいマレット型のパターにはどのような特徴があるのでしょうか。

誕生は90年代後半、カリフォルニアのオデッセイ社からでした。

マレット型は、その形状から「かまぼこ型」とも言われました。

それまでの主流のピン型と見た目がかなり違うので、最初は使用するのがためらわれたようです。

ところが使用したゴルファーがこのパターで結果を出すことで広く普及したのです。

それをきっかけに、多くのゴルファーがピン型からマレット型に移行していきました。

一方ピン型のパターも研究が進み、スイートスポットが広がるなど優しいパターになってきています。

また、マレット型のパターはヘッドが大型なことから、ターゲットに対し自分の向きを把握しやすいのが特徴です。

さらにピン型に比べて重心が深いので、少し芯を外しても距離がそれほど落ちません。

そして、ヘッドが重いので距離感を出すのが難しくありません。

軽く打ち出すだけでも良く転がってくれるので、ロングパットも怖くありません。

コントロールを自分の感覚でするというよりは、パターの重さでコントロールするという感じです。

肩を振り子のように使うゆったりとした打ち方で、その特徴が活かされます。

ストローク式の打ち方が向いているマレット型パター

真っ直ぐ引いて真っ直ぐ打つマレット型のパターはどのような打ち方が良いのでしょうか。

ストローク式とタップ式という打ち方があります。

マレット型ではストローク式がふさわしい打ち方です。

ストローク式は肩を支点にし、スイングの途中にボールがあるという打ち方です。

テークバックからフォロースルーまでの途中にボールが当たって転がります。

近年ではストローク式の打ち方が良いとされています。

一方タップ式は手首を視点としてパチンとボールを打つ方法です。

もちろんタップ式にも利点があって、微妙な距離を出すのには向いています。

しかし緊張の場面では、手先が上手く動かなくて失敗をすることもあるのが難点です。

その点ストローク式は、手先ではなく体幹や肩甲骨周りなどの体の大きな筋肉を使うので失敗が少ないです。

パターが上手に見えるのでタップ式は魅力的ですが、ストローク式のパッティングを正確に覚えるほうがゴルフの上達に役立ちます。

パターのマレット型の打ち方を覚えるには軌道を知ること

ストローク式の打ち方を身につけるにはその軌道を知ることです。

パターでマレット型のストロークの軌道は、「真っ直ぐ引いて真っ直ぐ打つ」です。

マレット型のヘッドの重心はシャフトから近くなっています。

そのため弧を描くようなストロークをすると、真っ直ぐ向いていたフェースがずれて違う方を向きます。

したがって、このパターの打ち方は真っ直ぐ引いて真っ直ぐ打つことが大事になります。

自分では真っ直ぐ引いて真っ直ぐ打っているつもりでも、実はイントゥインやアウトサイドインの軌道になっている場合があるのです。

簡単なようでもやはり意識した練習が必要です。

一方ピン型は、ストロークの軌道は真っ直ぐでなく、弧を描くストロークが合っています。

そのためマレット型に比べてパターは軽く操作性に優れています。

コンパクトに強めにボールを打つゴルファーに合っています。

パターのストロークの軌道の練習で壁を使ってみる

マレット型のパターの打ち方を身につけるには軌道の練習をするのが効果的です。

簡単な、家の中でもできるやり方をひとつ紹介します。

まず家の中の壁と向かい合ってパターを構えてみてください。

そしてパターの先端、トゥ側を壁につけます。

そのままテークバックからフォローまで素振りをしましょう。

実際この動きをすると、簡単なようなのに違和感があるはずです。

真っ直ぐ引いて真っ直ぐ打つには、壁と平行にテークバックからフォローまでします。

そこに違和感があるのはきちんとストロークできていない証拠です。

多くのゴルファーはテークバックの際にイン側にパターを引いてしまっています。

そこで、少し外側に引くイメージを持つと真っ直ぐテークバックができるでしょう。

このように壁で素振りの練習をして、ストロークの感覚を身につけるのがオススメです。

壁に向かって感覚をつかんでから、パターマットで練習してみます。

そうすると違和感なく簡単に真っ直ぐ打てるようになっているでしょう。

パターマットでもマレット型パターの打ち方の練習を

マレット型のパターの打ち方を知るには、先に紹介した壁を使う練習が簡単で効果的です。

しかし最初からパターマットでも同じような練習ができます。

それはテークバックの場所にボールを置くことです。

ますパターを構えます。

そのときにパターのテークバックする方向、後ろのほうにボールを置いてみてください。

そしてテークバックをしてそのボールをパターの背面で打つのです。

真っ直ぐ引けていればボールに当たります。

もしボールが当たっても左右に転がったとしたら、真っ直ぐ引けていない証拠です。

そしてインパクトからフォロースルーにかけてもボールを使います。

こちらはボールを2個使います。

パターマットのセンターラインにボールを2個つなげて置いてください。

この2個のボールを、真っ直ぐのストロークを意識して同時に打つのです。

ボール同士が当たって左右へバラバラに転がったら、ストロークが真っ直ぐではないということです。

ボールが真っ直ぐに2個共転がせられれば、インパクトからフォロースルーが完成します。

実践でのパターの打ち方はマレット型の構えから

練習でマレット型パターのストロークができたら実践してみます。

実践での打ち方は、まずボールの位置をどこに持ってくるかが重要です。

パッティングの際は、体の中心の下がボールの位置のような気がしますがそうではありません。

右打ちの場合、基本は左目の下にボールが来るようにします。

中心よりやや左側という感じです。

中心にしてしまうと、大きなテークバックと小さなフォロースルーになりがちです。

フォロースルーを大きく取れるようにボールはやや左にしましょう。

構えはアイアンのときのようにハンドファーストに無理にする必要はありません。

重心位置が低いマレット型は、ハンドファーストにする必要がないです。

もしアイアンと同じようにハンドファーストがしっくりくるのであれば、それでも大丈夫です。

対してピン型のような重心が高いパターは、芯でとらえるにはハンドファーストが向いています。

そして基本の構えができたら、テークバックよりもフォロースルーを意識して打ちます。

テークバックは練習通りにもう引けるようになっているはずです。

ところが実践となるとそこに意識が行きすぎてしまい、ボールを打った後のフォロースルーが疎かになりがちです。

マレット型のパターの特性を活かすには、フォロースルーが重要なのです。

後は距離によって、振り幅とスイングの強さを調整するだけです。

マレット型パターの特徴と打ち方を知って使いこなす

ゴルファーにおすすめのマレット型のパター。

この型はパターの基本を身につけるのに適しているからです。

その打ち方は真っ直ぐ引いて真っ直ぐ出すというものです。

基本の練習をこなしたら、難しいことを考えずにオートマティックに打ってみてください。

また、どんな距離であろうと振り幅と強さを変えるだけで基本を崩さないで済みます。

このストロークを安定させることが、パターでは大切です。

慣れてくると、グリーン上でどんな場面でも対応ができて、スコアの結果にもつながります。