「ドライバーの飛距離を伸ばしたい！」
ゴルフをしている女性なら、誰もが一度は考えることではないでしょうか。
飛ばすだけがゴルフではありませんが、飛距離があるということは大きなアドバンテージであることは間違いありません。
今よりも少しでも遠くへボールを気持ち良く飛ばせるように、今回は女性ゴルファー向けにドライバーの打ち方に関してまとめます。
女性ゴルファーだってドライバーの飛距離が欲しい
「ドライバーショットが今よりも、もう少し飛んでくれたら」と思っている女性ゴルファー、多いのではないでしょうか。
グングン遠くまで真っ直ぐ飛んでいくボールを打つことができたら、ゴルフの楽しさもきっと倍増することでしょう。
飛距離を求めるのは男性ゴルファーだけではありません。
女性ゴルファーだって飛距離が欲しいのです。
そんな飛距離を伸ばすにはいくつかの方法があります。
まず自分に合ったクラブを選ぶというのが一つの方法です。
しかし、どんなに良いクラブを使っても、打ち方が悪いとせっかくの高性能を生かすことができません。
ドライバーショットが上手く当たり遠くまで飛ぶと、とても気持ちの良いものです。
自分のショットしたボールを確認したときに、いつもよりグリーンまでのヤーデージ表示が短かかったり、普段同じ飛距離のゴルフ仲間のボールより飛んでいたら、嬉しいですよね。
飛距離が伸びるとコースが短く感じられ、パーオンの確率も上がります。
2打目以降の選択肢も増え、ゴルフの幅も広がり、今よりももっとスコアアップが望めるようになります。
そのためにも、ドライバーの打ち方の習得は必須とも言えるでしょう。
なぜ女性のドライバーショットは飛ばないのか
男性に比べ、女性ゴルファーのドライバーショットは飛距離が出ません。
ある統計によると、アマチュアゴルファーのドライバー平均飛距離は、男性が230ヤードに対し、女性は175ヤード、その差は55ヤードもあります。
それは、女性は男性よりも筋肉量が少なく、体力もないということが要因です。
体格に勝る男性ゴルファーはパワーがあるので、どんな打ち方をしてもある程度の飛距離を出すことができますが、女性はそうではありません。
筋トレをして体作りをするのも効果的ですが、今回はフィジカル面ではなく、女性ならではの打ち方のコツを掴み、少しでも飛距離を伸ばす方法を身につけましょう。
活躍中の女子プロゴルファーは、皆パワーがなくても飛ばしています。
彼女達の飛ばす技術がたくさん詰まったスイングを見ていると、打ち方が重要だということが良く分かります。
女性に合ったドライバーの打ち方
パワーでドライバーの飛距離を出せない女性は、いったいどうのような打ち方をすれば良いのでしょうか。
まずは、飛ばそうと思わないことです。
ただでさえ、緊張感することの多いティーショットです。
そこで「飛ばそう」「飛ばしたい」と思っていると、体に余計な力が入ってしまいます。
力んでドライバーを振っても、良い結果にはなかなか繋がりません。
そんなときは「ふう」と深く息を吐いてから打ってみてください。
余分な力が抜け、力みのないスイングができるはずです。
また女性は一般的に、男性よりも柔軟性に優れていて、肩や腰の捻転可動域が大きいとされています。
この点を最大限に生かしましょう。
体の柔軟性、バネ、捻転を生かし、ボールを芯で捉えることを意識したスイングを心掛けてください。
ドライバーのヘッドスピードを上げる打ち方
女性ゴルファーのドライバーの飛距離を伸ばす打ち方で良く言われるのが、「ヘッドスピードを上げる」つまり「ヘッドを走らせる」という方法です。
一般的に、ヘッドスピードと飛距離は比例すると言われています。
関係性は次の式で表すことができます。
【ヘッドスピード×5．5＝飛距離】
これを一つの指標と思って参考にしてください。
「ヘッドが走る」ということは、インパクトでヘッドが手元を追い越すということです。
インパクトで手元が左へ一緒に動いてしまうとヘッドは走りません。
左へ動かさずに手首をリリースしましょう。
ヘッドを走らせるには、ヘッドの重さを感じることが大切です。
素振りでは良いイメージで気持ち良く振れるのに、いざ本番となるとボールに当てにいってしまい、ヘッドは走らず、芯にも当たらない。
そんな残念な経験をしたことはありませんか？
力むとヘッドの重さは感じにくくなります。
手ではなく、体の回転の速さで振り抜くイメージを持ってください。
シャフトのしなりを生かす打ち方
ヘッドスピードが速くないアマチュア女性ゴルファーの多くは、シャフトの柔らかいタイプのドライバーを使用しています。
その柔らかいシャフトのしなりを上手に使えたら、ドライバーの飛距離がアップするのです。
ドライバーのシャフトは、スイング中に勝手にしなってくれるのですが、このしなりを自分で作り感じることができれば、スイングのレベルは格段に上がります。
ポイントは「柔らかくムチをしならせるような動き」です。
腕やドライバーを硬い棒ではなく、ムチを使うイメージで、柔らかくしならせて振りましょう。
ムチのイメージで振ることができれば、バックスイングのトップからの切り返しで、ヘッドの運動方向が変わるためシャフトが大きくしなります。
このシャフトのしなりを感じ、腕を脱力して体の回転で振る打ち方ができれば、女性でもヘッドスピードが上がり、これまでよりドライバーの飛距離が伸びるはずです。
スイングの無駄をなくすドライバーの打ち方
飛ばない人には「飛ばない理由」が必ずあります。
多くの女性の場合、非力であることが要因の一つですが、フィジカル面以外での「飛ばない理由」にはどのようなものがあるのでしょうか。
メンタル面
・飛ばそうという意識が強く、力む。
・練習不足等で、不安要素が頭の中にある。
・池や崖など景観を必要以上に気にする。
技術面
・すくい打ち
・手打ち
・ヘッドアップ
・オーバースイング
・スエーし過ぎ
・リリースが早い
このように色々あります。
ドライバーが上手に打てない人の共通点に多いのが、「ボールを打ちにいってしまう」ことです。
打ちにいくと、右肩が前に出てしまうため、インパクトで肩が開いてしまいます。
そのことが原因で上手に打つことができないのです。
この症状をなくすには、ダウンスイングで肩を開かずに、直接打ちにいくという意識をなくすことが大切です。
ドライバーショットでは、クラブヘッドが最下点を過ぎた後、やや上昇しながらインパクトするのが理想形です。
この打ち方をするには、実際のボールの右側10センチ位の所にボールのがあると思ってスイングしてください。
この打ち方をすることで、ドライバーが実際の位置にあるボールをアッパーブローで捉えることができ、肩も開きにくくなります。
その結果、スイングの無駄な動きをなくすことができるのです。
女性向けドライバーの飛距離をアップする打ち方
今回、女性がドライバーで飛距離を伸ばす打ち方についてお話ししました。
頭で理解できても体現することは容易ではありません。
ただ簡単に習得できないのもゴルフの醍醐味です。
ドライバーの飛距離がアップすれば、女性のゴルフライフがもっと楽しくなるはずです。
実践できそうなものがあれば、是非チャレンジしてみてください。
