気分良くラウンドするためのドライバーをまっすぐ打つコツ

ゴルフのラウンドにおいて、安定的なスコアを出すために必要なことはいろいろありますが、ドライバーショットをまっすぐ打つことは間違いなく必要でしょう。

特に朝一のドライバーがまっすぐ飛べば、後のラウンドが気分良く回れます。

ドライバーをまっすぐ飛ばすためには、単純に練習するだけではなく、まっすぐ飛ばすためのコツを知る必要があります。

今回は、そのコツを紹介します。

ゴルフでドライバーをまっすぐ打つことの重要性

ゴルフプレーをするに当たり、各ホールの第一打をしっかり打つことはスコアを安定させるためには必要なことの一つです。

ティーショットをフェアウェイにまっすぐ飛ばすことができるか、ラフや林の中など次ショットがトラブルショットになるかでは大きく違ってきます。

また朝一のティーショットは、その日一日のラウンドが気分良く回れるかどうかを決めることになるといっても過言ではありません。

ドライバーショットは、ティーイングエリアよりできるだけ遠くに、すなわちピンにできるだけ近づくようにショットできれば良いのですが、ドライバーは全クラブの中でもっともシャフトが長いため遠くに飛ばそうとすると、思った方向に飛ばないことが多いです。

まず飛距離を出すということより、ドライバーショットをできるだけ思った方向に飛ばすことが重要です。

多少距離が飛ばなくても、確実にフェアウェイに置くことができれば、セカンドショットも思ったところへ狙いやすく、またある程度距離を稼ぐことができるようになります。

特に初心者ゴルファーは、最初はドライバーを遠くに飛ばすのではなく、自分の思った方向へどのように打てば良いかというコツを覚えることが重要になるでしょう。

ドライバーをまっすぐ打つために必要なこと

前述のようにドライバーは全クラブの中でシャフトが長い特徴があるので、ドライバーをまっすぐ打つためにはコツを覚えなければなりません。

特に次のようなコツが考えられます。

1.大振りせずコンパクトに振る

ドライバーはシャフトが長いため、スイング軌道がどうしてもブレる可能性が高まります。

確実にインパクトを行うために、調子の悪いときほどトップを低めに行い、インパクト時のブレを少なくしましょう。

2.インサイドからアウトサイドへの軌道を意識する

ドライバーのスイングの際には、どうしてもボールを捕まえようとする軌道になりがちですが、ボールを捕まえようとしすぎると、アウトサイドからのスイング軌道になってしまい、スライスや引っ掛けの可能性が高まってしまいます。

そのためドライバースイングは、基本的にトップからインサイドからインパクトし、フォローでアウトサイドへ向かう軌道を意識すると良いでしょう。

3.クラブを短く持つ

これはインパクトを確実にするために、グリップを短く持つということです。

4.スタンス幅を狭くする

スイングを安定させようとしてスタンスを広く取りがちですが、広すぎると逆に余計な体重移動が生じてしまいます。

ドライバーを打つときでも、スタンスはある程度狭く取っておくと、体重移動のブレは少なく抑えられます。

目安としては7番アイアンぐらいのスタンスが良いでしょう。

まっすぐ打てるドライバーの選択

ドライバーでボールをまっすぐ飛ばすためには前述のようなコツもありますが、クラブ選択も重要な要素です。

ドライバーには様々な種類がありますが、おおよそ次の要素で選んでいくことになります。

なお、いずれも実際にドライバーを打ってみないと分からないものですので、できるだけ試打することをオススメします。

1.重さ

ドライバー選びでは、まずその総重量で決めることが重要です。

総重量が重過ぎると、スイング自体が行いにくくなります。

一方、総重量が軽すぎるとスイングは行いやすくなりますが、逆にスイング軌道がブレやすくなる可能性があります。

一般的には300グラム程度が平均的なドライバーの重さですが、パワーのあるゴルファーは300グラム以上のクラブを、筋力に自信のないゴルファーは300グラム未満のクラブを選ぶと良いでしょう。

2.ロフト角

ドライバーは、全クラブの中でボールを遠くに飛ばすためのクラブということで、ロフト角が少ないクラブです。

その中に9.5度、10.5度などのロフト角の違いがあります。

自分の球筋にもよりますが、特に初心者ゴルファーは、ロフト角が大きいクラブを選択したほうがボールが上がりやすくなります。

3.シャフトの長さ

ドライバーの重さにも関係しますが、ドライバーには長尺のものと短尺のものがあります。

長尺クラブは当たれば遠心力でボールをより遠くに飛ばせますが、コントロールは行いにくいです。

一方短尺クラブは、飛距離は出ませんが、クラブコントロールは行いやすい特徴があります。

初心者には、クラブコントロールが行いやすい短尺クラブをオススメします。

ドライバーをまっすぐ打つコツを身につける自宅練習

前述のように適切なドライバーを選択すると、まっすぐボールを打つ前提は整うわけですが、それを購入したからといって、すぐにまっすぐボールを打てるようにはなりません。

まっすぐに打てるようになるには、ドライバーを打つための基本動作を覚えて行かなければならないからです。

基本動作を覚える上でのコツは、ボールを打つ練習も大事ですが、自宅などでボールを打たない素振りを行うことが有効な手段になります。

自宅に庭などの屋外に広いスペースがあり、実際にクラブを持ってスイングできれば良いのですが、マンションなどではそのようにいかないでしょう。

素振りをする場合には、特別クラブに頼らなくとも身近にあるタオルや靴べらのような短い棒状のものでも、十分に室内で練習できるでしょう。

なお素振りをする際に、前述しましたが以下の点に留意しながら素振りを行うと効果的でしょう。

・スイングをコンパクトにするように意識する。
・インサイドからアウトサイドへの軌道を意識する。
・スタンスは大きく取らない。

練習場で実際にボールを打ってまっすぐ打つコツをつかむ

ドライバーをまっすぐ打つためには、前述の自宅練習によって基本的なスイング軌道を覚えることは非常に重要です。

ただスイング軌道を覚えるだけでは、コースに出たときにボールをうまく打つことはできないでしょう。

そのために実際にボールを打つことを練習場で行っておく必要があります。

ただ、練習場で闇雲にボールを打つだけでは上達は望めません。

練習場で、実際にボールを打ってコツをつかむには以下のことをチェックしてください。

1.方向性を確認する

ドライバーに限りませんが、ゴルフのショットでは方向性を確保することが重要です。

そのためには、ボールを打つ前に打ちたい方向にクラブのヘッドが向いているかを確認する必要があります。

方向性を確認するためには、アドレスに入る前に打ちたい方向を決め、ボールの後ろに立ってその方向を確認すると良いでしょう。

2.ボールの位置を確認する

どのクラブのショットでも、そのクラブの特性に応じて、アドレスでどの位置にあるかを確認する必要があります。

ドライバーの場合には、左足の親指の延長線上にボールを置くと良いでしょう。

3.アドレスの姿勢を確認する

ドライバーショットや他のショットでも、適切なアドレスを取っておく必要があります。

基本的には、自分のとりやすいスタンスで良いですが、おおよその目安は次の通りです。

・スタンスは広く取りすぎず、自分の1歩分の幅ぐらいとする
・姿勢が猫背になっていないか確認する
・朝一のショットなどは、肩に力が入っていることも多いので、いったん肩に力を入れ上下に動かし、その後に力を抜くなどの運動を取り入れる

コースでドライバーをまっすぐ打つコツ

ドライバーをまっすぐ飛ばすためには、自宅での練習とゴルフ練習場での練習を積むことは大切です。

ただ実際のラウンドにおいては、その日の調子により練習通りのスイングができないこともあるものです。

その場合の応急処置としては次のものが考えられます。

1.スライスが出てしまう場合

ドライバーショットのミスで多いのが、スライスしてしまうことが挙げられます。

スライスは、インパクトの瞬間にフェースが開いていることが主な原因です。

したがって、スライスを防止するための応急措置としては次のようなことが考えられます。

まず、フェースの開きを防止するためには、アドレス時にフェースを閉じて構えておき、インパクト時でフェースが開かないようにする方法です。

また、グリップの握り方が弱いとフェースが開いてしまう可能性が高くなるので、意識的にグリップを強く握るのも効果的です。

2.フックが出てしまう場合

ドライバーショットでのミスで、次に多いのはフックとなってしまうことでしょう。

フックは、スライスとは逆の症状で、インパクトの瞬間にフェースが閉じてしまうことが主な原因と考えられます。

そのため応急措置としては、次のようなことが考えられます。

まず、フェースが閉じないようアドレス時にフェースを少し右に向ければ、インパクト時に閉じてしまうのを防止できるでしょう。

また、スライスとは逆にグリップを強く握りすぎている場合は意識的にグリップを弱く握ってください。

3.テンプラが出てしまう場合

ドライバーのミスとしては、テンプラが出てしまうこともあります。

テンプラは、打ち込もうという意識が強すぎた場合に生じます。

頭が左に移動しすぎて、スイング軌道の最下点がちょうどボールをティーアップしている位置に来てしまい、ボールの下にもぐるように叩いてしまうことで発生します。

テンプラが頻発するようであれば、トップからのダウンブローの際に、体重を右足に乗せたままでスイングするようにしてください。

まっすぐ打つコツをつかんでスコアアップを目指そう

ゴルフラウンドにおいて、安定的にドライバーをまっすぐに打つことができれば、スコアアップはすぐそこです。

普段の自宅練習、ゴルフ練習場において闇雲に打たない練習を心がけ、安定したドライバーを打つコツをつかめば、スコアアップも実現できることでしょう。