ドライバーの立ち位置が他のゴルフクラブと違う理由

ドライバーの立ち位置は、他のゴルフクラブのときとは違います。

ドライバー特有のアッパーブローのスイングをするためには、ティーアップしたボールから一定の間隔を空けてヘッドをソールしなければなりません。

基本的なドライバーの立ち位置と、荒れたティーグラウンドでの注意点についてお話しします。

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ドライバーの立ち位置はゴルフスイングの軌道に合わせる

ドライバーを構えるとき、ボールとの立ち位置を間違えている場合があります。

ゴルフクラブの中で唯一、アッパーブローのスイングをするのがドライバーです。

一般的なドライバーのロフト角は、9.5度から11.5度の範囲ですが、打ち出す角度は14度から18度が良いと言われています。

フェースの斜度を表すロフト角と打ち出す角度との差は2.5度から8.5度もあり、この差をアッパーブローによって補うことが求められるのです。

アッパーブローのスイングをするためには、ティーアップしたボールの手前にスイングの最下点を設定して、そこから浮かび上がるときにボールをとらえなくてはなりません。

つまりスイングの最下点よりも、左側にボールがなければならないわけです。

ボールに向けてヘッドを振り下ろすわけではないため、ボールの位置が少しでもずれていると、浮かび上がったときに上手くボールをとらえることができない可能性があります。

この場合、先にティーアップしたボールに対して、立ち位置を決めなくてはいけなくなりますが、ボールの位置がずれているのではなく、自分の立ち位置がずれていると考えるのが正解です。

ゴルフ場でのドライバーの立ち位置は左足から決める

最初にティーアップをしてから、ドライバーの立ち位置を決めます。

ゴルフ場のティーグラウンド(2019年ルール改正に伴って、正式名称はティーイングエリアになっていますが、ここでは旧名称を使用します)にティーを挿します。

基本の形は、ティーグラウンドから出ているティーの高さを4センチ程度にして、その上にボールが乗っている状態です。

ボールを下から打つのがアッパーブローのスイングなので、打ち出す角度によってはティーの高さを変えなくてはいけません。

またボールの高さが変わることで、立ち位置も変えなくてはいけなくなります。

その上で基本の形で説明をしていきます。

まずティーアップしたボールの前で、両足を揃えて立ちます。

左足をシューズ1足分左側にずらすと、左足内側のくるぶしの延長線上にボールが来るでしょう。

そうして左足の位置が決まれば、あとは右足を開いて肩幅のスタンスにします。

これで左右の立ち位置は整いましたが、前後の立ち位置は別な方法で決めなくてはいけません。

ドライバーの立ち位置はライ角に合わせる

ドライバーを構えるときの左右の立ち位置は、左足をセットすることで決まります。

しかしながら前後の立ち位置は、ドライバーのヘッドをソールして決めることになります。

ゴルフ場のティーグラウンドでは、まずドライバーを右手で軽く握って、ヘッドをソールします。

ドライバーヘッドをソールする位置は、ティーアップしたボールから10センチ後ろです。

このときヘッドから伸びるシャフトの傾きは、そのドライバーのライ角に合わせてください。

シャフトの傾きをライ角に合わせると、シャフトの先端に装着されているグリップの位置が自然と決まります。

そのグリップの高さを変えずに、左手でグリップを握って、次に右手を合わせるように握り直します。

ドライバーに合わせたグリップの位置が決まると、あとは前傾姿勢をとって違和感のないところにスタンスをとります。

これで前後の立ち位置は決まりますが、実際には左右の立ち位置と同時に行わなければなりません。

右手でドライバー握ってヘッドをソールしながら左足の位置を決めれば、スムーズにアドレスの姿勢がとれるはずです。

立ち位置は決められた範囲内で探さなければならないゴルフルールがある

ゴルフ場のティーグラウンドは広く作られていますが、競技として使えるティーグラウンドはティーマークを基準にした限られた範囲しかありません。

少しで遠くに飛ばしたいと、2個のティーマークを結ぶ線ギリギリにティーアップしている人が多いようですが、1ヤード(1歩分)下がっても足場の良いところを探してティーアップするほうがミスショットは防げます。

ティーグラウンドが荒れている場合には、ティーを挿す位置よりも、立ち位置のほうが重要です。

足場がしっかりしていないと、スイング中に体勢が崩れてしまい、正しいインパクトができないからです。

このようなティーグラウンドでは、ティーを挿す前に右手でドライバーを持って、ソールをしながら立ち位置を決めます。

そのためにはヘッドをソールする位置が、体の部位で分かるようにしておくと、迷わずに立ち位置を探すことができるでしょう。

また前傾姿勢をとってグリップを握り直したときに、立ち位置が修正できる範囲を想定しておくことも必要です。

ティーグラウンドが傷んでいるゴルフ場のドライバーの立ち位置

ティーグラウンドが荒れているゴルフ場で、左側のティーマークの前でティーアップしているのを見たことはあるでしょうか。

ティーグラウンドが荒れたまま修繕されてないとしたら、ゴルフ場の管理に問題はあるわけですが、ルール上のティーグラウンド以外でスタンスをとる行為は、スマートさに欠けると感じる同伴者がいるかもしれません。

しかもドライバーの場合は、ティーアップした箇所の芝の状態がプレーに影響することはなく、立ち位置の芝が安定していることが重要なので、ティーマークの横にティーアップする行為が意味するものはありません。

日照りによる夏枯れや長雨による根腐れ、菌に冒されたことによる枯死など、ティーグラウンドが荒れる条件は様々ですが、傷んでいるからこそ次のプレーヤーのために、ティーグラウンドの内側に立ち位置を設けてあげるようにしたいものです。

なお芝がふわふわと「マット」のようになっている、またはダフリ痕で芝が浮いた状態のときには、芝を踏んでからティーアップしてもライの改善にはなりませんし、目土を撒いて均しても違反にはならないので、荒れたティーグラウンドが気になるようなら自己修繕するという手段もあります。

ゴルフ場の作りを理解してドライバーの立ち位置を決める

ゴルフ場のティーグラウンドの先端が、ドライバーで狙うはずのセカンド地点とは違うほうに向いていることがあります。

そもそもコースを作るときには、バックティーを基本としてロケーションを作り、バンカーや池を配置していますが、レギュラーティーは一般ゴルファーのレベルに合わせて設置しているため、場合によっては立ち位置からの方向と合わなくなっていることがあります

歴史のあるゴルフ場の中には、パーシモンの時代の200ヤード程度を想定したレギュラーティーがあり、現在の飛距離ではティーグラウンドの向きが合わなくなっていることがあります。

この場合はティーグラウンドを改修せずに、ティーマークを結ぶ線だけをセカンド地点に合わせていることが多いようです。

ティーグラウンドの先端とティーマークが一致していないゴルフ場では、ティーグラウンドの先端を見たあとで、前に見えるティーマークの前でティーアップすると、「出っ歯」になってしまうことがあります。

ティーアップを終えたら、飛球線の後方に下がってセカンド地点を確認すると同時に、ティーアップした位置が正しいのかも確認することで、凡ミスを防ぐことができます。

ティーアップする位置や立ち位置にとらわれることなく、アドレスに入る前には全体を眺めて再確認するようにしましょう。

整備状況を理解してドライバーの立ち位置を決める

ドライバーは立ち位置によって、ナイスショットにもなればミスショットになる場合もあります。

アッパーブローのスイングを理解して立ち位置を決めること、そしてゴルフ場の整備状況を理解することが、ミスッショットを防ぐ手立てになるはずです。

ティーグラウンドだけはライを選択する自由があるのです。