ドライバーのトルクとヘッドスピードを理解して飛距離アップ

初心者の中に、ドライバーの曲がりは少ないのに飛距離が出なくて困っている人がいるのはなぜでしょうか。

ゴルフの場合、何かとスイングに目が行きがちですが、道具を使うスポーツという条件があります。

今回は、分かりにくいシャフトのトルクやヘッドスピードの観点からまとめます。

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ドライバーの飛距離が出ない理由はふたつ

ドライバーで飛距離が出ない理由には何があるのでしょうか。

その答えを見つけるためには、どうやったら飛距離が出るのか考えてみれば自ずと出てきます。

まず、ひとつが単純にキャリーが出るようになれば、飛距離が伸びますね。

当たり前と思うかもしれませんが、キャリーを出すようにするというのも飛距離アップの立派な考え方です

キャリーとは着弾するまでの飛距離です。

その後に転がった距離であるランを足して、トータルの距離になります。

着弾後の距離は条件次第で大きく変わるため、キャリーだけで考えるのが理想です。

このキャリーは、ボール初速、適正な打ち出し角度、適正なスピン量が大きく関係してきます。

もうひとつは、曲がらないボールを打って、目的地へ最短距離でボールを運ぶことです。

折角、前に飛んでも大きく曲がって目的地にボールが落ちるようでは、飛距離を十分に稼げません。

曲がってしまうのは横回転のスピン量が関係しています。

注意したいのは、プッシュアウトのような直線的に飛んでいる左右へのボールとは少し意味合いが変わることです。

直線的なボールはそれなりに飛距離を得られることと、どちらかというとスイング軌道の問題になるため、今回は対象から外して話を進めます。

ひとつ目をヘッドスピードが生むパワー、ふたつ目をトルクが生む方向性と表現すると、これらどちらも飛距離を伸ばすための要素を持っているということです。

ヘッドスピードが飛距離にもたらす影響

ここからはパワーをヘッドスピード、方向性をトルクという観点で話を進めていきますが、まずはパワーについて話をします。

ドライバーの飛距離は、前項で話した通り、ボール初速、適正な打ち出し角度、適正なスピン量が大きく関係すると言いました。

まず初速はヘッドスピードとミート率の関係で決まります。

それからスピン量は、ロフト角と打点、ヘッドスピードと入射角によって変わります。

打ち出し角度は、ドライバーに設定されているロフト角だけでなく、インパクト時のダイナミックロフトで決まります。

ヘッドスピードが大きく関係するところは、初速、スピン量だと言えます。

このヘッドスピードが上がると、どのようなことを考えなくていけないのでしょうか。

もしもヘッドスピードが上がった場合、ミート率が同じであることが前提で初速は上がります。

つまり、速いヘッドスピードでミート率を維持向上させることが必要不可欠だと言えます。

次にスピン量は、ヘッドスピードが上がるほどかかりやすくなります。

なぜなら速いほどボールが潰れ、接触面積が増え、摩擦力を生むからです。

このスピン量は、インパクトエリアによっても増減するため、こちらもミート率を上げ適正なスピン量を維持する必要があります。

打ち出し角度はヘッドスピードによって適正角度が変わりますが、速いほど打ち出し角度は低くなっても問題ありません。

このようにヘッドスピードを上げることによって飛距離を伸ばすためには、かなり多くの要素を考える必要があるのが分かります。

ヘッドスピードが速くても左右に曲がったらドライバーは意味がない

ここまでの説明でヘッドスピードがもたらす影響はある程度理解できたと思います。

しかしヘッドスピードが上がると、もうひとつ注意するべき問題が出てきます。

ドライバーの特性上、ロフト角が立っているため、横回転のスピンがかかりやすいということです。

横回転のスピンがかかりやすいということは、左右に曲がりやすいということですね。

ヘッドスピードを上げることばかり考えていても、左右に曲がって飛距離をロスしたら意味がありません。

基本的には、バックスピン量によって横回転のスピン量を抑制できます。

しかし、バックスピン量と横回転のスピン量を同時に考えることはかなり難しいことです。

ドライバーの飛距離を伸ばすためには、方向性維持のためにもこの点を理解し、どのように解決するかを考える必要があります。

方向性には、スイング軌道も影響がありますが、今回はインパクト時のフェースの向きがシャフトによってどのように変化するかを考えてみます。

つまり、次の項目では、トルクがもたらす方向性について話をします。

シャフトのトルクとは何?

ここからは方向性については話をしますが、トルクとは一体何のことでしょうか。

ドライバーに限らず、シャフトにはトルク値があります。

これは、シャフトの捻じれやすさを表しています。

捻じりやすいと何が変わってくるのでしょうか。

まず、シャフトのトルクがあることによってヘッドが返りやすくなります。

ドライバーのように長いクラブの場合、ヘッドの返りやすさは方向性に関わってきます。

トルクが大きいと少ない力、スイングでヘッドを返そうとしなくても、シャフトが捻じれたあとに捻じれ戻ることでヘッドがしっかりと返ってくれます。

ヘッドスピードが遅くても、捻じれ戻りの力でわずかながら飛距離も伸ばせるとも感がられます。

ヘッドが返るという点からすれば、重心距離も考える必要があります。

重心距離とはシャフトの軸線と重心との垂線距離を表しており、短いとヘッドが返りやすく、長いと返りにくくなります。

ドライバーの方向性を考える上では、トルクと重心距離は非常に重要な要素になります。

トルクがなぜ左右に曲がる原因になるのか?

では、トルクがなぜ方向性に関わってくるのでしょうか。

アイアンと違い、ヘッドの返り加減はドライバーでは非常に重要なことです。

トルクは、ヘッドスピードに応じて適正があり、間違ったものを使うと次のようなことがおきると考えられます。

●トルクが大きすぎる場合

ヘッドスピードに対してトルクが大きすぎると捻じれが強くなります。

簡単に言えば、捻じれ過ぎるわけです。

捻じれ過ぎるとタイミングを合わせるのが難しくなり、ミート率が下がる原因になります。

また捻じれ過ぎたシャフトは、強い力で戻ろうとするため、ヘッドがインパクト前に返り過ぎてしまい、引っ掛けやフックの悩みが生じます。

●トルクが小さすぎる場合

ヘッドスピードに対してトルクが小さすぎると必要最低限の捻じれが起こりません。

つまり自分の力でヘッドを回さなければなりません。

ヘッドが返らないと、開いたままインパクトすることになり、プッシュアウトやスライスの悩みが生じます。

つまりトルクがヘッドスピードに対して適正でないと、ヘッドが返りすぎて左、ヘッドが返らず右へといったミスショットに繋が可能性があるため、方向性にとっては重要なのが分かります。

ここに、先に話した重心距離を加味して、シャフトを選ぶ必要があるのです。

ヘッドスピードは長期、トルクは短期で考える

最後に、ドライバーで飛距離を上げるためには、ヘッドスピードとトルク、どちらを優先して考えるのが効率的なのか考えます。

まず、ヘッドスピードは無理に上げてもミート率によって飛距離への効果は変わってきます。

また、スピン量も影響してくるため、理想を実現するまでにかなりの時間がかかります。

対してシャフトのトルクや重心距離によるヘッドの返りは、現状のスイングに合わせて適正にすれば効果は得やすいと考えられます。

ヘッドスピードはドライバーのスペック次第ですぐに上げることもできますが、ミート率の向上、つまり再現性を高めることは時間をかけていくものです。

一方、トルクは『その時』のスイングに合わせて適正にしただけです。

そのためスイングができてきて、ヘッドスピードが上がってくるのに合わせて、定期的に見直していく必要があります。

つまり、ヘッドスピードは長期的な視点、シャフトのトルクは短期的な視点で考える必要があるということです。

どちらが優先ではなく、このふたつにも関係性があることを理解しておいてください。

スイング以外の観点が非常に重要

ゴルフのスイングは、様々な理論によって考え方が異なります。

そうなった理由に、人それぞれ合う合わないがあるからです。

一方、道具は改造しない限り、基本的に決まっており、自分に合っているか合っていないかを見極める必要があります。

このように、スイング以外の観点から解決策を見つけるとことは非常に大切ですから、効率良く飛距離アップに繋げていきましょう。