ウェッジのソール形状は大切?プロがソールを削る理由

初心者がウェッジを選ぶときに、必ずと言って良いほどワイドソールのものやハイバンスのものをすすめられます。

それは、初心者にとって扱いやすいからですが、逆にプロゴルファーはソールを削っています。

ソールを削るとどのようなメリットがあるのでしょうか。

また、初心者やアマチュアはソールを削ったほうが良いのでしょうか。

今回はソール形状に着目して話を進めます。

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ウェッジはどんなときに使うクラブ?

始めにウェッジを使う状況を整理していきます。

基本的には、ショートゲームと呼ばれる100ヤード以内で使われます。

ショートゲームといってもその状況は様々です。

●フルショット、ハーフショットで普通に打つ

ある程度ピッチングウェッジで飛距離が出せるゴルファーの場合、100ヤード前後から通常のショットでウェッジを使うことがあります。

男性のアマチュアゴルファーであれば、ウェッジでそれぐらいのノーマルショットを打つ場面は出てくるでしょう。

●アプローチショット

グリーン周りからピンに寄せるためにアプローチウェッジを使います。

フェアウェイ、ラフ、傾斜のあるグリーン周りなど、様々なライの状況から使います。

『ザックリ』と呼ばれる芝を手前から削るようなミスショットをしないことが大切です。

●バンカーショット

ウェッジと言えば、バンカーショットで使うイメージが強いかもしれません。

うまくソールの膨らみであるバンスを使ってボールを上げることが大切なショットです。

このように、ウェッジは様々な状況で使わなくてはならないクラブなのです。

ウェッジのソールは色々な形がある

ドライバーやアイアンはスイートエリアや飛距離性能に注目が集まりがちですが、ウェッジの場合は少し異なります。

まず、注目されるのがスピン性能です。

ウェッジはグリーンにボールを止めるために、バックスピンを掛けます。

そのスピン量が掛かりやすいほうが、人気が高いと言えます。

そして次に注目されるのが、ソールの形状です。

ウェッジは、バンカーショットに限らずバンスを使ってうまくボールにコンタクトする必要があります。

またラフからのアプローチで引っかからないような抜け感も求められます。

そこで、各メーカーはソールの形に工夫を用いています。

●ワイドソール

一般的には、初心者に向いている扱いやすいソールと言われています。

ソール面を幅広にすることで、ラフでの抜け感を良くしつつ、バンカーでのバンスの役割を損なわない形です。

オートマティックにクラブが仕事をしてくれます。

●多面カットソール

通常のソールの形から、様々な角度、面で削ることによってオールマイティに扱えるようにしたウェッジのソールです。

メーカーによって異なりますが、同一モデルでも4種類前後のソール形状を作っているところもあります。

目的や自分のスキルに応じて選べるようになっています。

ウェッジはバンスの使い方が大切

プロゴルファーが使っているウェッジに注目するときに、ロフト角に目が行きがちです。

60度や62度など扱うのが難しいものをいとも簡単に使っているのです。

しかしながら、本当に大切なところはそこではありません。

ウェッジの選び方を調べると、ロフト角の選び方はたくさん情報が出てくるはずです。

もちろんロフト角も重要ですが、それ以上に大切なことはバンスをいかに理解し使いこなすかです。

バンスとは、ソール後方を地面方向に出っ張らせたものを指します。

その部分の出っ張り具合で、ローバンス、ミドルバンス、ハイバンスと別れます。

ウェッジはソールを滑らせて使うことが有効とされていますが、バンスを理解しないと逆効果になることがあるので注意が必要です。

例えば、バンカーでボールを上げたい場合は、ハイバンスかつワイドソールが初心者には向いています。

しかし、フェアウェイや硬いベアグラウンドからウェッジを使うときは向きません。

なぜなら地面から跳ねてしまい、リーディングエッジが浮いてトップのミスを引き起こしやすくなるからです。

このように、ウェッジはロフト角ばかり注目されがちですが、バンスの特徴を理解して使いこなすことが重要です。

使いこなせるようになるとバンスの形状を自分好みにカスタマイズしたくなるはずです。

そこで行き着くのが、『ソールを削る』です。

プロがソールを削る理由

プロゴルファーで、ウェッジのバンスを削っている人は意外に多くいるようです。

ウェッジはバンスが重要であることを何度も伝えましたが、バンスが効果を発揮するのは主にバンカーです。

逆に、フェアウェイやベアグラウンドなど硬い地面の場合、バンスが大きいと引っかかってしまったり、跳ねてしまったりしてミスショットに繋がります。

また、ラフではバンスが抵抗になり、抜けが悪くなってしまうケースもあります。

そのため、プロゴルファーは自分の使いやすいように、主目的に合わせてソールを削ってカスタマイズするというわけです。

ソール全体を削る人もいますが、フェースを開きやすくするためにネック側もしくはトゥ側だけを削っています。

●ネック側を削る

プロゴルファーで多いのがネック側のバンスを削るケースです。

フェースを開くと地面と接触するのがネック側のバンスです。

そのネック側のバンスを削ることによって、フェースを開いてもバンスが跳ね返りにくくしています。

また、手元を低くしたい(ハンドダウン)人もネック側のバンスが邪魔になるため削ることで扱いやすくしているようです。

●トゥ側を削る

逆にトゥ側のバンスを削るとどうなるのでしょうか。

フェースを開いていくとトゥ側のバンスが地面に近づきます。

トゥ側の接地は最もフェース面に変化をもたらしてしまいます。

そのため、そこを削って、地面に当たらないようにしているのです。

アマチュアはウェッジのソールを削る必要があるのか

話をした通り、プロゴルファーがソールを削る理由はフェースを開いたときのショットをしやすくするためです。

それでは、アマチュアならどうでしょうか。

結論から言えば、削る必要はないと言えるのではないでしょうか。

理由は簡単で、多くのアマチュアの場合削ってバンスの効果を減らすほうが、リスクが高いからです。

もし、削って使いにくい状況になってしまったら元には戻せません。

そのリスクを犯してまで削るメリットはないでしょう。

実際、プロゴルファー並みの技術がある人であれば、削るメリットは感じられると思います。

基本的に、ウェッジを使ってショットをする状況はいくつかありますが、バンスを利用する場面はバンカーがメインといって良いでしょう。

まず、大切なことはバンスを上手く使ってショットを打てるようになることです。

特に、サンドウェッジとして使うものはこれに尽きます。

プロのようなグリーン周りの深いラフや高速グリーンでラウンドしない限り、フェースを開く必要はほとんどなく、振り幅で距離感は調節できます。

そのため、メーカーが設計したソールを使いこなせれば何も問題ないのです。

ソールを削るより、ライの状況をみて使い分ける

アマチュアは、ライの状況を見てどのクラブを使うのが適正なのか、正しく使い分けることが大切です。

ソールを削るより、状況に応じた正しいウェッジの選択ができればミスは大幅に軽減できます。

例えば、50度(ローバンス)、54度(ミドルバンス)、58度(ハイバンス)の3本のウェッジを持っているとしましょう。

残り50ヤードでフェアウェイにボールがあるとき、どのウェッジを選びますか。

58度を選ぶと考えた人は、少し気を付けたほうが良いかもしれません。

58度はバンカーようにハイバンスのものが多く、フェアウェイから打つときにバンスが跳ねてしまうリスクがあるからです。

50度や54度でハーフショット、もしくはスリークォーターショットで50ヤードを打てるようにすれば、そのリスクは減らすことができます。

このように、ライの状況とウェッジの特徴とリスクを理解してクラブ選択をするようになれば、ミスは減っていき、スコアも縮まってくるでしょう。

基本的なウェッジの使い方をマスターしよう

ウェッジは、他のクラブと比べ、バンスの使い方が重要です。

まずは、バンスを使った打ち方をある程度身につけた上で、自分に合ったソール形状はどのようなものなのかを考えるようにしましょう。

そして、現状で回っているウェッジでは希望に沿わないようであれば、ソール加工を検討しても良いかもしれません。

ソールを削ることによるメリットばかりが取り上げられますが、まずは基礎をしっかりと身につけましょう。