アイアンのマッスルバックが優しくなって飛距離も出せる

多くのゴルファーは、マッスルバックのアイアンと聞くと、難しいという先入観がありませんか。

近年は飛距離も出しやすくミスの許容性も高いキャビティアイアンが、アマチュアの間では定番となっています。

ところが一方、再びマッスルバックのアイアンを好むゴルファーも増えてきているようです。

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マッスルバックアイアンとキャビティバックアイアン

マッスルバックのアイアンとキャビティバックのアイアンは何が違うのでしょうか。

ごく稀に、軟鉄構造のものはマッスルバックアイアンで、ステンレスはキャビティバックアイアンと考えている人がいますが、それは間違いです。

マッスルバックアイアンは軟鉄のものが多いというだけです。

素材の違いではなく、基本的な見分け方はヘッドの形状です。

●キャビティバックアイアンの特徴

キャビティバックアイアンは、ヘッドの背面がくり抜かれたような形をしています。

そこで生まれた余剰重量をソール側へ持っていくことで、低重心設計になっています。

またソールの幅が広く、重心深度があるため、ボールが上がりやすくなっています。

その結果、アマチュアでもオートマチックにヘッドが動いてくれるため、ミスの許容性が高く、人気があります。

●マッスルバックアイアンの特徴

一方マッスルバックアイアンは、ヘッドは小ぶりになっており、背面も滑らかな形状です。

キャビティバックと比べ重心位置が高く、重心深度も浅いため、アマチュアにとってはミスの許容性が少ないと言って良いでしょう。

ミスショットの場合、飛距離が出ないことが多くあります。

キャビティバックアイアンは飛距離が伸びるは嘘?

マッスルバックアイアンに比べ、キャビティバックアイアンのほうが飛距離が出ると聞いたことありませんか。

しかし、厳密に言うとそれは不正確です。

マッスルバックアイアンに比べミスの許容性が高いキャビティバックアイアンは、芯を捉えなくても一定した飛距離は出しやすくなっています。

これはミスをカバーしてくれるオートマチックな設計であるためであり、飛距離そのものを伸ばしてくれているわけではありません。

違いはロフト角にあります。

多くのマッスルバックアイアンは、プロゴルファーや上級者をターゲットとしていることが多く、ロフト角が7番アイアンで33~36度を基準としています。

一方キャビティバックアイアンは、飛距離を出しやすいように7番アイアンで30度前後のものが現在は主流です。

この3~4度のロフト角の違いは番手ひとつ分に相当するため、飛距離も10~15ヤード変わってきます。

つまりキャビティバックでもロフト角が寝ているものを使えば飛距離はマッスルバックと変わりません。

マッスルバックアイアンのメリットとデメリット

次にマッスルバックアイアンのメリットとデメリットについて確認してみましょう。

●マッスルバックアイアンのメリット

・スピン量がキャビティバックに比べてかかりやすい
・操作性が高く、ボールを意図的に曲げたりしやすい
・ミスショットしても、飛びすぎることがない

●マッスルバックアイアンのデメリット

・ミスの許容性が低い
・芯でインパクトすることができないと飛距離がかなり落ちる
・重心角が小さく、ボールを捕まえにくい

やはりキャビティバックに比べミスの許容性がないため、ミスショットではショートしてしまうことが多くなります。

しかし、『手前から攻める』というゴルフの鉄則には合うので、飛びすぎてしまうことを嫌うゴルファーには向いています。

またドローやフェードを打ち分けしたい場合、キャビティバックではオートマチックにヘッドが動いてしまうため、やりにくさを感じることがありますが、マッスルバックはその点では操作性が高く優れていると言えるでしょう。

マッスルバックを使うには再現性の高いスイングを身につけることが必要ですが、キャビティバックに比べ、ラウンド中の使い勝手は良いかもしれません。

プロゴルファーがマッスルバックアイアンを好む理由は飛距離?

なぜ、プロゴルファーはマッスルバックアイアンを好むのでしょうか。

試合でミスショットをしないためには、ミスの許容性の高いキャビティバックアイアンのほうが良いように感じます。

実際、試合でキャビティバックアイアンを使っているプロゴルファーもかなりいますが、男子プロゴルファーはまだまだマッスルバックアイアンを好む傾向があります。

その理由は操作性と飛距離にあります。

まず様々なコース状況において、ただ真っ直ぐ飛ばすというだけでなく、意図的にボールを曲げたり、弾道の高さを変えたりする必要があります。

そこを重視すれば、操作性を考えマッスルバックアイアンのほうが使い勝手が良いのでしょう。

そして、最大の理由が飛距離です。

トップの男子プロゴルファーの場合、遠くへ飛ばしたいというより、飛びすぎることを恐れます。

アイアンのミスショットで飛びすぎて、グリーンの奥に行ってしまうことは致命的なミスなのです。

そのため飛びすぎない、スイートスポットの小さいマッスルバックアイアンを好む傾向があります。

実際プロゴルファーは、芯にわざと当てずに打つくらい、飛びすぎることに注意を払っていると言います。

そのため、ミスショットしても飛びすぎないマッスルバックは非常に有効です。

アマチュアでもマッスルバックアイアンにチャレンジ

自分はアマチュアだから、キャビティバックアイアンでなければいけないと考えていませんか。

実はそんなことはありません。

積極的にマッスルバックアイアンにチャレンジしてみることをおすすめします。

ひと昔前に比べ、マッスルバックアイアンも扱いやすくなっているモデルが増えてきているからです。

確かにキャビティバックアイアンに比べたら扱いは難しくなりますが、スイングレベルの向上には適しています。

ただしマッスルバックアイアンにチャレンジするためには、最低限クリアしておくべきことがあります。

それは、飛距離がある程度出せるようになることです。

プロゴルファーの場合は、ヘッドスピードが速く、飛びすぎるとアイアンが使い物になりません。

そのためロフト寝ている、かつ飛びすぎないマッスルバックアイアンを使っています。

理想は7番アイアンで150~160ヤード前後の飛距離はほうが良いと思います。

飛びすぎるものを抑えることはできますが、飛ばないものを飛ばすようにするためには、ロフト角に頼る必要があります。

そのような場合は、やはりキャビティバックアイアンのほうが適正でしょう。

アイアンで飛距離が出せる優位性

最後は、アイアンにおいて飛距離が出せることによる優位性についてです。

これはマッスルバックやキャビティバックにかかわらず言えることです。

アイアンで飛距離が出なければ、ユーティリティやフェアウェイウッドを活用すれば良いと考えるかもしれません。

しかし、同じ飛距離でも弾道が異なります。

アイアンは低く飛び出し、バックスピンの空気抵抗で上昇し、上から落ちてきます。

一方、ユーティリティやフェアウェイウッドは緩やかな放物線で飛ぶケースが多く、アイアンに比べて鋭角に着弾します。

この違いはランディングアングルがポイントになります。

ランディングアングルが大きいほうが、グリーン上でボールが止まりやすくなります。

つまり、アイアンショットが打てる飛距離のレンジが、グリーンをしっかり狙っていけるということです。

ユーティリティの活用が最近は注目されていますが、アイアンに比べボールを止めることは難しくなります。

飛距離を埋められても、『止める』という点で、やはりアイアンのほうに分があるのです。

すぐにユーティリティに頼らず、ミドルアイアンくらいまでは扱えるように練習すると良いでしょう。

アイアンを得意クラブにしよう

今回は、マッスルバックアイアンの良さについて話をしました。

マッスルバックアイアンを使っていればかっこよくも見えますし、ステータスになります。

それと同時にアイアンが得意であるということは、グリーンを攻める上で有利です。

今日からさらにアイアンの練習を増やしていきましょう。