同じシャフトの長さでも測り方によって長さ表示が違う?

シャフトの長さはインチ表示されていますが、日本ではセンチ単位に慣れているので、いまひとつピンと来ないものがあります。

またクラブの中には小数点のついたものがありますが、これは測り方の基準が違うからなのです。

今回は「ゴルフクラブの長さ」と「シャフトの長さ」の測り方の意味を紹介します。

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シャフトの長さを知るにはインチの測り方をセンチで換算すること

一般的なゴルフクラブのシャフトの長さは、「インチ」で表示されます。

日本の長さの基準はほとんど「センチメートル」のため、インチで表記される長さに対して今ひとつピンと来ないものがあるかのしれません。

プレー中に良く使われる6インチプレースが、スコアカードの横幅であると例えられているように、インチを実感として把握できていないことが多いようです。

ゴルフをしていれば、ドライバーの長さが45インチ以下では短いということは知っていても、実際の長さを把握しているとは限りません。

そのようなときはドライバーのシャフトに表示されているインチを、自分にとって長さの基準であるセンチに置き換えてみましょう。

1インチは2.54センチですから、ドライバーの長さが46インチなら116.84センチとなります。

およそ117センチのドライバーが、長いと感じるか短いと感じるかは各々によって違うでしょう。

ただ漠然と長さを感じるのではなく、自分が理解できる尺度で長さを知ることでできれば、シャフトの長さの測り方や調整の仕方が容易になってくるはずです。

シャフトの長さの測り方を再確認しなければならない理由

ドライバーの長さを理解することで、ヘッドコントロールが容易になります。

経験上は誰もが理解しているところですが、短いシャフトほど正しいインパクトが簡単にできます。

フェースの芯であるスイートスポットでボールをとらえると、内部が空洞でできているドライバーのヘッドは内側にたわみ、その反動で打ち出されます。

このスプリング効果の反発が高いと「不適合(高反発)」、ルール内に収まっているものを「適合(低反発)」と呼んでいます。

スイートスポットにより近くミートすることで、高い反発を受けることができるので、飛距離を伸ばすことができるわけです。

一方ヘッドスピードが速くなければ飛距離は伸びません。

ヘッドスピードを速くするためには、シャフトの長さは重要になります。

シャフトの長さが1インチ違うと、ヘッドスピードは1m/s違ってくると言われているため、もしもスイートスポットにミートできたとしたら初速は1.5m/s増え、飛距離は7ヤード超プラスになると計算できます。

ここから飛距離アップを考えるときは、ヘッドコントロールができる範囲で長いシャフトのドライバーを使用することが大切になるのは明白です。

そのためにはドライバーの長さの測り方を再確認する必要があるでしょう。

表示されているシャフトの長さは2種類の測り方がある

ゴルフクラブの長さを表すときには、「シャフトの長さ」と表現する場合と「ドライバーの長さ」と表現する場合があります。

一般的に「シャフトの長さ」はシャフトを交換するときや長さ調整でカットするときに使われますが、「ドライバーの長さ」は購入するときに確かめるために使われます。

自分好みにリシャフトするときは、シャフトの長さを選ぶことになりますし、シャフトをカットするときには現在のシャフトの長さから何インチカットするかを決めるため、基準はシャフトにあります。

一方ドライバーを選ぶときには、全体の長さが重要になるため、グリップエンドからソールまでの長さで判断します。

ただ長さの測り方には2種類あるので、それぞれの測り方の違いをを知っておくと良いかもしれません。

ドライバーの長さは、「45インチ・46インチ」のように整数で表示されているものと、「45.25インチ・45.5インチ」と表示されているものがあります。

同じシャフトの長さが0.5インチも違う2種類の測り方

ドライバーの長さの測り方には2種類あります。

テーブルの上にシャフトを乗せてトゥを天井に向けて、ヘッドのソールとテーブルの内角が60度になるように板を当て、板の先端がテーブルを指した箇所からグリップエンドの長さの測り方が「60度法」と言います。

少し面倒なようですが、これがルールブックに載っている正しい計測方法です。

特に規定ギリギリの48インチに近い長さの場合には確かめなくてはいけません。

もう1つの測り方はヒールエンド法と呼ばれているもので、先ほどと同様にテーブルに乗せてヘッドの接地点からグリップエンドまでを測ります。

テーブルに接地している部分だけを測るので、同じ長さのドライバーでも60度法よりは短くなるはずです。

どちらの測り方でもヘッドの厚さによって長さは変わりますが、60度法のほうが0.25インチ~0.5インチ程度長くなるのが一般的です。

問題なのは、市販のドライバーの中にこの別々な測り方のドライバーが混在していることです。

長さは振りやすさだけではなく、飛距離にも大きな影響をもたらすわけですから、正しい長さを知ることは大切なことなのです。

2種類のシャフトの長さの測り方が生まれた理由

2つのシャフトの長さの測り方があると、選ぶほうにとっては迷いが生じるのが当然です。

ルールに則した60度法で統一すれば良いだけなのに、あえてヒールエンド法の測り方を採用しているから混乱が生じるわけです。

実は測り方がルールによって規定されたのは、世界のゴルフルールを勝手に変えていくUSGA(全米ゴルフ協会)が提唱したものなのが原因です。

テーラーメイドのようなメーカーの製品は現行のルールに則していますが、日本製品は伝統的にヒールエンド法だったので、いまもその流れを踏襲しているのです。

もしも44.5インチのドライバーがあるとしたら、ルール上は45インチの可能性が高く、さらに0.25インチや0.75インチの端数がついていれば、ヒールエンド法の測り方で製造されたゴルフクラブを60度法に置き換えた結果と考えられます。

なんともややこしい長さの表示法ですが、ルールが定まったとしてもブリヂストンやダンロップが変えないのは、その制定に納得ができていなかったことが要因なのかもしれません。

シャフトの長さの測り方が種類あるのは混乱を防ぐため?

国内産のシャフトの長さの測り方はヒールエンド法を採用していますが、ルール上はゴルフクラブ全体を測る60度法の測り方を採用しています。

この違いによってゴルフ市場では混乱するわけですが、単にメーカーとルール委員会との意地の張り合いで、このような状況になっているわけではありません。

メーカーは製品を出荷するだけですから0.5インチ程度長くなっても製造ラインに影響はないはずですし、販売店は60度法とヒールエンド法の2つの商品を扱っていますからヒールエンド法の商品が消えたとしても問題はないはずです。

ところが「今日から60度法」と決まったことで、それまでのクラブの長さがすべて違う表示になったわけです。

メーカーや店舗の在庫だけではなく、ユーザーの持っているゴルフクラブも価値のないものになってしまう可能性があります。

さらにメンテナンスを行う工房のシャフトの単品在庫も使い物にならなくなる恐れがあるわけです。

まさに混乱を避けるために、国内製品はヒールエンド法で製造を続けていると考えられます。

ただしヒールエンド法のほうが実質は長くなることから、ルールに抵触しそうな48インチについては60度法で測り直す必要があります。

シャフトの長さの測り方が混在しているので自分で確かめよう

クラブの長さの測り方を見るとシャフトの長さを表しているのがヒールエンド法で、ヘッドの大きさも加えたゴルフクラブの長さを表すのが60度法とも考えられます。

ルール上は60度法が採用されていますが、市場ではヒールエンド法が混在しているので、長さの上限となる48インチを選ぶ場合には、自分で測って確かめたほうが良いでしょう。