ゴルフコンペの受付をするときに、特別な服装の規定はあるのか心配している人がいるようです。
しっかりした規定はありませんが、どんなときでも「こうしたら恥をかかない」と言われる服装はあるものです。
そこで今回は、ゴルフコンペのときの服装についてお話します。
ゴルフコンペでの受付の服装はゴルフ場のドレスコードが基本
ゴルフ場によっては厳格な服装規定を設けているところがあります。
旧態依然の社交場としての利用者は、ジャケットを着用し革靴を履いて受付を済ませるのがマナーとなっています。
しかしながらゴルフがスポーツと認められてから始めた人達にとっては、受付のためだけにジャケットを購入し、しかも普段は着ることもないジャケットですから負担感があるのは当然のことでしょう。
プレーのときに襟付きシャツを着るというのは、競技のためのユニフォームと考えれば問題はないかもしれませんが、受付をするためだけに特別な服装を用意するスポーツは他にはないでしょう。
そんな思いを持っていたとしても、ゴルフコンペとなれば主催者に合わせるのが礼儀です。
特に社用のゴルフコンペともなれば、それなりの服装をして受付をしなければなりません。
ゴルフ場の受付とゴルフコンペの受付が別々の場合と、ゴルフコンペの主催者が代筆してくれていて1箇所ですべてが完了と言う場合があり、それぞれで少しだけ服装を変えることができるかもしれません。
ビジネスのゴルフコンペに参加するときの受付での服装
いわゆるビジネスコンペに参加する場合から考えていきましょう。
通常はゴルフコンペに参加する場合、先にコンペの受付をします。
ここで会費の支払いとスタート表や要項を受け取り、必要に応じて名刺を差し出します。
特に初参加の場合には、正式な社名や役職名が分からないこともあるので名刺は必須です。
一応はゴルフ場といえども名刺を出すのであれば、ビジネススーツが一番馴染みます。
場違いかもしれませんが、キチンとした服装をしていて恥をかくことはありませんので、社名を背負ってゴルフコンペに参加していることを考えれば、企業訪問のつもりでワイシャツにネクタイで服装を整えるようにしましょう。
ちなみにスタート前の挨拶の場面か表彰式の前段で、初参加者は紹介を受けることが多いので、名刺だけは忘れないようにしましょう。
また表彰式が始まる前に名刺交換があるかもしれませんので、必要枚数の準備もしておくようにしましょう。
ビジネスのゴルフコンペで主催者側が受付をするときの服装
反対にゴルフコンペの主催者側として、受付に立つ場合の服装についてです。
ビジネスコンペの場合、必ずしも主催者である企業が受付をするとは限りません。
互助会的に持ちまわりで受付をする場合や、コンペ自体の幹事役を受ける場合もあります。
参加者がビジネススーツもしくはジャケットで受付をしますから、それに見合った服装で応対する必要があります。
ここでポイントがあって、まず金銭を扱う人は着席して応対しますが、それ以外の人は立って応対することになります。
ですからジャケット(上着)の前ボタンは、常に留めておくようにしましょう。
せっかくジャケットを着ても、挨拶するときに前ボタンを留めていなければ、かえって悪い印象を与えてしまうからです。
受付を終わらせるとすぐにスタート前の挨拶等があるので、基本はゴルフウェアにジャケットを着用することになりますが、やはり名刺は用意しておいたほうが良いでしょう。
なお、お盆(名刺置き)の用意をしておくと、個人間で名刺交換をしなくても済むことが多いようです。
プライベートのゴルフコンペに参加受付の服装は自由?
ゴルフコンペはビジネス絡みとは限りません。
プライベートのゴルフコンペに参加する場合の受付の服装は、そのコンペの内容によって変わっていきます。
まず、ゴルフ場に服装規定もしくは服装マナーを定めていることがあります。
この場合は有無もなく、その規定やマナーに則した服装を準備していかなければなりません。
ゴルフ場が「ジャケット着用で受付を」と定めていれば、当然ですがゴルフコンペの受付も同じ服装です。
ただし、すべてのゴルフ場が服装の規定を設けていないので、その場合はゴルフウェアでも問題はありません。
すぐにスタートできる服装で受付をすることは、良くあることです。
久しぶりのゴルフで早めにゴルフ場に着いて、ゴルフ場のドライビングレンジやパッティング練習場で過ごすことは良くあることです。
そうした練習後に受付を済ますときに、わざわざ着替える必要はなく、そのままの格好でも問題はないでしょう。
ただし唯一、ゴルフグローブは外して受付をするようにしましょう。
プライベートのゴルフコンペの主催者側の受付での服装
一方でプライベートのゴルフコンペの主催者の服装は、自由と言うわけにはいきません。
少なくとも主催者(代表者)とお金を管理する人は、ジャケットを着用しましょう。
ゴルフ場の受付に電話連絡があったりスタート室にスタート表を出したりと、ゴルフ場のハウス内を移動しますので、ジャケットを着ていたほうが便利です。
特にジャケット着用が必須のレストランでは、表彰式やパーティーの人数の最終確認などの打ち合わせもありますので、その役にあたる人はそれなりの服装を用意しておいたほうが良いと思います。
また参加者もひと目で、ジャケットを着ている人が主催者であると認識できますし、受付での金銭のやりとりでも、誰にお金を渡したら良いかが分かり、混乱を避けることができます。
コンペの受付で気をつけなくてはいけないのが「大声」です。
参加者に対して元気な挨拶をしようと大声を出すと周囲に迷惑になりますし、一人が大きな声で挨拶を始めると、景気の良いお寿司屋さんの暖簾をくぐった状態になってしまい、ゴルフ場の受付としてはふさわしくありません。
親睦のゴルフコンペの受付では服装より重要な手伝いがある
このほかに親睦のゴルフコンペがあると思います。
町内会や同窓会、普段利用しているゴルフ練習場の親睦会など、任意の団体のコンペの場合は、主催者も参加者も同じ立場で受付に臨むべきだと思います。
ゴルフ場のドレスコードに合わせることが1番ですが、受付の手が足りなければ手伝うつもりで、すぐにスタートできる服装のほうが良い場合があります。
その際ジャケットにゴルフウェアを着ていけば、とりあえずお手伝いはできるはずです。
特に手が足りないのは受付での照合よりも、賞品や参加賞をコンペルームに持ち込む「運び屋」です。
できれば格好良く並べてあげると、プレーが終わってから並べるはずだった幹事役からも感謝されるはずです。
一方で金銭のやり取りは手出しをしないほうが良いでしょう。
慣れていなくて混乱していたとしても、横から手を出すと余計に分からなくなってしまうことがあるからです。
なお、どうしても服装に不安があるときは、教科書通りの服装が無難です。
ジャケットに襟付きのゴルフウェアであれば、参加者も主催者側も心配はありません。
ゴルフ場の指定する服装で受付をしてゴルフコンペの受付を!
ゴルフコンペの受付のときの基本的な服装は、襟付きのゴルフシャツにジャケット着用です。
ただ受付を手伝う場合にはすぐにプレーができるように、ロッカー室で着替えてから応援するようにしましょう。
そうすればゴルフ場のドレスコードを気にせずに、受付に立つことができます。