アプローチの基準さえ明確でなければ、どんな方法のショットが良いか本当のところは分からないものです。
ピンそばに寄ればOK、つまり結果オーライなのがアプローチです。
今回は男性ゴルファーらしいアプローチの仕方を紹介します。
の男性ならピッチングウェッジを使って狙う方法をアプローチという?
ゴルフではアプローチに明確な基準はありません。
グリーンオンを狙うショットをアプローチとする場合と、男性の場合は100ヤード以内のショットすべてをアプローチとする場合があります。
ただしバンカーからは、特別な場合を除いてバンカーショットと言います。
さらにグリーン外からパターを使った場合は、ストロークとだけ呼ぶこともあります。
ただしフェアウェイウッドやユーティリティでもグリーンを狙うショットをすることはありますが、その場合にはセカンドショット、サードショットとストロークの回数を言うことが多いようです。
また男性の場合は、ピッチングウェッジの飛距離に合わせた100ヤードを基準にしていますが、ピッチングウェッジで110ヤード飛ぶ人は、そこからでもアプローチと呼ぶことがあるようです。
ただし8番アイアンなどで、転がしてピンそばに寄せる方法を取ることもあります。
この場合もアプローチと呼んでいますので、ピンチングウェッジがアプローチの境界線ということではないと考えられます。
男性ゴルファーがフェアウェイからアプローチする方法
男性ゴルファーがアプローチする方法を見ていきます。
まずはフェアウェイなどの芝を短く刈り込んだ場所からグリーンを狙う場合です。
カップが見えているようなら、グリーンは受けていますので、奥から手前に向けて斜面になっているのが分かります。
芝目にもよりますが、一般的には奥にこぼれるようなアプローチはしたくはないはずです。
運が悪いとリカバリーショットがまたグリーン外に出ていくこともあるので、カップが見えるグリーンでは手前から攻めるのがセオリーです。
アイアンをフルスイングしたときのランの目安は最大で10ヤードです。
ただしこれはフェアウェイでの話なので、グリーン上ではどこまでも転がっていくことがあります。
男性の場合にはパワーを使って高弾道の球筋で、上から落とすアプローチショットができると、「飛距離=ターゲット」になります。
アプローチの練習方法は、高弾道で打ち上げるショットをして、その距離感を把握すれば、実践で使えるアプローチテクニックになるはずです。
男性ゴルファーがラフからアプローチする方法
次に芝草の伸びているラフからのアプローチショットです。
ラフからのショットは男性のパワーを使えば、ヘッドの抜けるスイング方法が可能なのかを確認しましょう。
ボールのある位置から少し離れて、ラフに向けて何度か素振りをしてヘッドの抜けを確認します。
芝草の抵抗でヘッドの抜けが悪いようなら、番手を落とすか短く握って振り抜けるかを再度確認します。
抜ける自信があればアプローチをしましょう。
狙うポイントはグリーンの中央、または手前のグリーンエッジです。
ラフからのショットはバックスピンが入らないため、グリーン上で止まらずにランの距離が伸びるので注意が必要です。
状況によって高弾道のボールを打てるようなら、フェアウェイと同じ10ヤードのランを想定できます。
そのためグリーン中央を狙うと、長くてもグリーン奥で止まってくれます。
ただ芝の抵抗を受けると飛距離が短くなるので、中央を狙ってもグリーンの手前に落ちることがあります。
そこからランしてくれたら丁度グリーンの真ん中で止まるはずですから、2パット圏内に乗せるアプローチは成功と言えます。
バンカーからでも男性なら普通にアプローチができる
男性ゴルファーが少し離れたバンカーから、アプローチする方法をチェックしましょう。
バンカーの砂がフカフカなときは、ボールは沈んでいるはずです。
最悪は目玉になっているときですが、左下がりの斜面になっていなければ、問題なく脱出しピンそばを狙うことができます。
まずはサンドウェッジを使いますが、必ずバンスのあるものを選びましょう。
ソールに膨らみのあるもので、バンス角が大きいほど安心感が増します。
グリップは若干短めに持って、オープンスタンスで構えます。
そしてフェース面はターゲット、つまりピンに向けてください。
スイングはスタンスに合わせて斜め左方向に振りますが、フェース面がターゲットを向いているので、ボールはピンに向かって飛び出します。
普通にスイングをするだけでバンスが先に砂に当たり、そのバンスが砂を蹴散らすようにするため、ヘッドは砂を掻き分けるようにボールをとらえます。
これがエクスプロージョンショットで、ヘッドを砂に打ちつけて砂と一緒に打ち出す方法とされています。
アプローチと言えばグリーン周り。男性はこの方法を極めたい!
男性ゴルファーがグリーン周りから、ショートアプローチの方法を確認します。
転がして済むのであれば、選択肢の1番は転がすアプローチです。
8番アイアンは転がる距離が長いので、芝の抵抗のあるところだけは空中で、あとはグリーンを転がしてカップに寄せられます。
パターを打つのと同じようにストロークをするのでミスショットが少なく、しかも運が良ければカップインを狙えるアプローチの方法です。
ボールの位置よりもグリーン面が高く、グリーンまでの芝草は到底転がすことは不可能な場合は、アプローチウェッジかサンドウェッジを使ってフワっとしたボールを上げる方法を選択しましょう。
ミスしないコツは、使用するクラブのロフト角通りにインパクトをすることです。
決してフェースを開いたスイングはしないようにしましょう。
アマチュアの場合は、この場面でカップインするとしたら偶然です。
その偶然を狙うためにボールの下をくぐるダルマ落としやトップのリスクを負うのは得策ではありません。
ターフを削り取る男性らしいアプローチの方法
男性ゴルファーのアプローチの方法に、ダウンブローのスイングがあります。
ボールの左側のターフを豪快に削り取るスイングは、芝を削り取るときに手首や肘にそれなりの負荷がかかります。
ただディボットやベアグラウンドにあるボールを打つ場合、このダウンブローで打ちこむアプローチは便利です。
打ち方によってはスピン量が増して、止まる球になることもありますし、吹け上がって真上から落ちる球筋になることもあります。
ただダウンブローを常用していると故障の原因になりますし、トップやプッシュアウト、またシャンクになることもあるので、ライの状況に合わせて使用するようにしましょう。
ダウンブローの練習方法は、アイアンマットの端にボールを置いて、アプローチショットをします。
失敗すれば人工芝の手前のゴムにソールが当たって止まるので、すぐに分かります。
ボールの斜め上から潰すようにフェースを合わせると、想定する球筋で飛び出していくはずです。
グリップを短く握っているので、もしも距離が落ちるようなら、番手を1つ上げることをおすすめします。
男性らしいアプローチの方法には慎重さも必要
男性ゴルファーらしいアプローチの方法は、パワーのあるショットを選択することになります。
本来なら花道に出すだけのラフからのショットも、男性ならではのパワーでグリーンを狙っていくことができます。
ただしミスをしないゴルフが上達の条件ですから、選択肢の中から無理のない方法でアプローチするようにしましょう。