初心者であれば、ドライバーからパターまでをセットで揃えるときに、選ぶ基準となるものが分からないかもしれません。
ゴルフ未経験者がゴルフセットを揃えるときに、基準となるクラブの選び方と、セットならではの利点についてご紹介していきます。
ゴルフ初心者はドライバーからパターまでセットで揃えよう
ゴルフをはじめるのには、とりあえずゴルフクラブが必要です。
ゴルフ経験者であれば、「初心者はコレがよいかも」とササっと見つけ出すことはできますが、ゴルフをはじめる人にとっては良し悪しより、何が必要なのかも分からないかもしれません。
そんなときはドライバーからパターまで、セット販売されているものがおすすめです。
少し上手くなってくると、もっと飛びそうなドライバーに買い換えるかもしれません。
でも買い換えるまでは、練習用のゴルフクラブのつもりで、どんどん打ち込みをすることが必要です。
最初は空振りをしたり地面に打ち付けたり、フェース面に当たらずにヘッドの最頂部でボールを打ってしまってへこむこともあります。
フェースの真ん中でボールをとらえるようになり、ある程度自分の意思で球筋をコントロールできるようになったら、新しいゴルフクラブに買い換えていくとよいのではないでしょうか。
そこで初心者にとって必要と思われるゴルフセットを考えていきます。
ゴルフセットで気になるドライバーよりもアイアン選びが大事
ゴルフクラブで最初に気になるのは、ドライバーではないかと思います。
でもゴルフセットで購入するときは、アイアンを主体に探したほうが効率よく選ぶことができます。
ゴルフショップによって販売方法は違いますが、アイアンを決めたらドライバーをチェンジしたり、加算してグレードアップしたりすることもできます。
まずはアイアンを選ばなくてはいけません。
アイアンセットは3番アイアンから9番アイアンまでの7本セットと、5番アイアンから9番アイアンまでの5本セットがあります。
むかしは7本セットで揃えたものですが、最近は5本セットを選ぶことが多くなっています。
5本セットを選ぶ理由は2つあります。
1つはドライバーとアイアンの間を補うクラブが増えたことです。
フェアウェイウッドの幅が広がり、3番ウッドや5番ウッド以外にも7番ウッドや9番ウッドを常備するようになったことで、等距離の3番アイアンや4番アイアンが必要なくなったことがあります。
ゴルフクラブはアイアンセットを決めてからドライバーを選ぶ
ゴルフなし
ドライバーとアイアンの間を補うクラブとして、フェアウェイウッドの7番や9番ができたことで、難しいと感じていた3番アイアンや4番アイアンを使わないという傾向が強くなっています。
また最近ではフェアウェイウッドに代わって、ユーティリティが使われるようになってきています。
ユーティリティは3番アイアンや4番アイアンに代わるフェアウェイウッドよりも簡単にボールを捌くことができるため、初心者から上級者まで幅広く使われています。
とりあえずアイアンは5本セットで揃えて、次がウェッジになります。
単品で揃えることもできますが、しばらくはフェースの角度を変えて打つような、特殊なショットをすることはないはずですから、アイアンとセットになっているもので十分です。
ウェッジはピッチング、アプローチ、サンドと3種類必要なので、アイアン5本とウェッジ3本で合計8本が決まりました。
次はドライバーを選ぶわけですが、「飛ぶ」というキーワードよりも「簡単」「やさしい」と表示されたものがおすすめです。
ゴルフセットでは曲がらないドライバーを選ぼう
ゴルフをするものにとって、ドライバーショットの曲がりは永遠のテーマとなります。
たとえプロ並みに上手くなっても、もしくはプロゴルファーになったとしても、ドライバーは曲がるものです。
ましてこれからゴルフをはじめる人にとっては、真っ直ぐに飛ばせるようになるまで相当な時間と努力が必要になります。
もしかすると、あまりにトラブルショットが多くて、ゴルフと言うゲームがつまらないと思うようになるかもしれません。
はじめてから数年でゴルフをやめてしまうと人多くは、上達しないから面白くないこといが原因のようです。
でも科学の進歩はドライバーにも注がれていて、フェースにさえ当てることができるようになったら、真っ直ぐ飛ばせることができるヘッドが開発されています。
独特なスタイリングなので、すぐに見つけることができるはずです。
ヘッドは上下の幅が狭く、奥行きの長いタイプが、その簡単・やさしいドライバーです。
ただしこのドライバーは意識的にフェードやドローを打ち分けることができないので、曲がらなくなったと思ったころに、コロンとしたタイプのヘッドに買い換えてセットを組み替えてみても良いかもしれません。
ドライバーの次をユーティリティでゴルフセットを組む?
ドライバー、フェアウェイウッド、アイアン、ウェッジと、ゴルフセットの基本となるものはほぼ揃っていますが、ここでユーティリティとの組み換えが必要になります。
前述でも触れていますが、ドライバーとアイアンの間のクラブとして、ユーティリティを使うことが多くなってきています。
特に初心者にとっては、苦手とするシャフトの長いフェアウェイウッドや、インパクトが難しいロングアイアンよりも、扱いやすいユーティリティの人気が高いようです。
使う機会がほぼないスプーンやバフィよりも、ミドルアイアンの感覚で扱うことができるユーティリティはその名の通り便利なクラブです。
フェアウェイウッドではバフィやクリークの代わりになりますし、アイアンは3番や4番の代わりになるものがあります。
またスプーンは使う機会が少ない割りに、ミスショットになる可能性が高いので、思い切ってフェアウェイウッドを外して、ユーティリティで揃えてみると良いかもしれません。
ドライバーと同じくらい自由度が高いパターをゴルフセットに
ゴルフセットでは、ドライバーと同じくらい自由度の高いクラブがパターです。
一般的にパターは好みが分かれるために、価格帯だけが設定されていて、店頭で自由に選ぶことができます。
いわゆる固定されたセット商品ではないので、価格帯から外れても差額を支払えば組み換えもできるはずです。
初心者用のパターと言うものはありませんが、オーソドックスな「ピン型パター」や「マレット型パター」であれば外れはないはずです。
また人気の「ネオマレット型パター」には流行があるので、選ぶ場合には市場調査みたいな下調べが必要かもしれません。
唯一、初心者が選んではいけないのが「L型パター」です。
扱いが難しくフィーリングをつかむまでに、相当な期間が必要になるので、これからデビューするゴルファーにはおすすめできません。
これでドライバーからパターまで、14本のゴルフセットを揃えることができたわけですが、無理やり14本にする必要はありません。
たとえばユーティリティがセット価格になっていないようであれば、あとから買い足していけば良いだけです。
最初のセットは、ドライバー、アイアンセット5本、ウェッジ3本、パターの10本セットにして、必要に応じてユーティリティやウェッジを買い足すと、無駄ないセットを組むことができるはずです。
ドライバーからゴルフセットを揃えるときはアイアンを機軸に
これからゴルフをはじめるとき、ドライバーからパターまでをゴルフセットに組み込むのであれば、アイアンを機軸にして他のクラブを選ぶようにしましょう。
規定本数は14本までですが、すべてを使いこなすには時間がかかるので、もしもセット価格から外れているクラブがあれば、あとから購入してもよいかもしれません。