インパクトに重要なライ角は身長170センチに合わせていない!

ゴルフクラブのライ角が合っていないと、球筋が荒れてしまうのはご存知ですか。

シャフトの傾きを表すライ角とスイングフォームの関係、またライ角がなぜ身長170センチに合わせて作っているのかについて、その理由を含めて紹介していきます。

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ライ角は身長170センチに合っていない

アイアンショットが安定しない理由の1つに、ライ角が合っていないことが考えられます。

ヘッドをソールするとシャフトは傾きますが、大雑把にいうとこの角度がライ角です。

もう少し詳しく説明すると、水平にソールしたとき、シャフトの中心と地面との内角をライ角として表しています。

多くはフェースのスコアラインが水平にしたときを基準としているようです。

7番アイアンの一般的なライ角は62度ですが、5番なら61度、9番なら63度と、番手間は0.5度で刻んでいるのが普通です。

この角度の違いはシャフトの長さと関係があります。

ヘッドから斜めに伸びた先には、グリップラバーがついています。

このグリップを握るときの姿勢は同じなので、長さの違うシャフトは急な角度にすれば高くなり、角度を小さくすれば低くなるわけです。

つまりシャフトの長い5番アイアンはライ角を小さくしてシャフトを寝せて、シャフトの短い9番アイアンはライ角を大きくしてシャフトを立てると、同じ姿勢でアドレスができるということです。

そして、この「一般的なライ角」は身長170センチに合わせているといわれています。

身長170センチを基準としたライ角は正しいのか?

公式でライ角の基準が身長170センチといわれているわけではありません。

メディアなどでも何度か取り上げられたことがあり、大手メーカーにインタビューが行れたときには、「このクラブにとって最良のライ角」と基準を表す言葉を聞くことはありませんでした。

では、なぜ身長170センチに合わせていると伝わっているのか、それは日本人の平均身長を考慮したと考えられているからです。

つまり平均身長というデータを元に推測したものなのですが、これは米国メーカーが平均身長を参考にしているということに起因しています。

発売されている国内向けのライ角は海外向けと違い、日本人の体格差を考慮していると推測できるのです。

そこから「平均身長170センチ」が国内向けのライ角基準とされました。

ちなみに一般男性の平均身長は1960年で160センチ、1970年で165センチ、1980年で170センチ、その後は微増ですがほぼ変わっていません。

ただし国内メーカーのミズノが商業用にアイアンを作ったのは1933年で、平均身長160センチだった1960年以前には現行モデルが確立されています。

身長170センチをライ角の基準にするのは間違えている?

身長170センチをライ角の基準にしたというのは、後付けの理由なのかもしれません。

学校の運動会を地下足袋で走っていた時代から国内産ゴルフクラブは作られていて、国内メーカーは当時から日本人の体型に合わせていたと公表されています。

欧米人に比べて小柄な日本人の体型は考慮していたといっても、当時の平均身長は160センチだったのですから、170センチ用のライ角設定は身長に合わせたとは言いがたいものがあります。

ただ現在の平均身長は約30年間170センチを推移しているので、平均に合わせたセッティングはスイングにも好影響を与えているはずです。

ところが「アイアンショットが安定しない」理由にライ角が疑われるのは、やはり自分とマッチングしていないということです。

最初に疑われるのは輸入品です。

ネットでは商品名の中に「海外仕様モデル」を追記しているのをみかけますが、ライ角不適合のトラブル回避のために、表示していると推測されます。

なぜなら海外仕様は180センチにセッティングされているので、自分の身長と照らし合わせることが大切です。

基準のライ角が身長170センチでも合わないことがある!

ライ角が身長に合っていないと、インパクトでフェースの向きが歪んでしまう可能性が高まります。

アイアンをソールしてグリップを握ってアドレスの姿勢をとります。

グリップの高さに姿勢を合わせて構えても、テークバックやダウンスイングで身体を動かすと、自分の本来のグリップの位置に自然と戻ってしまうはずです。

通常よりもグリップが低い位置で構えた場合は、インパクトでグリップは高くなるためヒールが浮いてトゥ側だけが接地します。

芝の抵抗を受けたトゥは遅れて、ヒールが先行するためフェース面はターゲットよりも右側を向きます。

このままショットすれば、スライスボールを打ち出すことになるでしょう。

また通常よりもグリップが低い位置で構えた場合、インパクトのグリップは低くなるためヒール側のみが接地し、トゥ側は浮いています。

接地するヒール側に抵抗がかかるので、トゥ側が倒れてフェース面は左側を向き、フックボールを打ち出すことになります。

ライ角の目安である身長170センチであっても、この症状が出ることがあります。

身長170センチなのにライ角が合わない原因がある

身長170センチでライ角は適合していると思っていても、アイアンを構えたときの前傾姿勢の角度によっては合わないこともあります。

多少の誤差はありますが、ライ角が合っているかを確かめる方法があります。

まず背筋を伸ばしてアイアンを握ります。

剣道の「面」を打つように、上から下へと振り下ろして、シャフトが地面と平行になったところで止めます。

そのまま上半身を前傾させて、両腕が地面と垂直になったところでストップしてください。

このときヘッドが地面にソールされていればライ角は適合していますが、腕が真っ直ぐになる前に接地したり、真っ直ぐになってもソールできない場合は、ライ角は合っていません。

ちなみにアイアンを上から降ろして身体と直角にし、そのまま前傾姿勢をとったときの手首の角度がアームシャフト角です。

このアームシャフト角が一定であることが、ミスショットを防ぐもっとも大事なことなのです。

平均身長のゴルファーに合うライ角はない?

身長が170センチであっても、腕が長ければグリップの位置は当然低くなります。

また、いわゆる胴長短足の体型で、前傾角度が大きければグリップの位置は下がるはずです。

さらに日本人に多い撫肩(なでがた)も、腕が長いのと同じようにグリップ位置は低くなります。

そのため身長に合わせただけでは、正しいライ角を知ることはできません。

このあと紹介する簡単な方法でライ角の適合性をチェックできますが、スイングにムラがないことが前提条件となります。

まずアイアンのソールに水性ペンで色を塗り、乾いてからスイングをします。

そのまま実際にボールを置いてショットをすると、色の剥げている箇所でライ角が大きいか小さいかが判断できます。

トゥ側が剥がれていたらライ角を大きくして、アップライトなシャフトにします。

ヒール側が剥がれていたらライ角を小さくして、フラットなシャフトにします。

ただし剥げた部分が広ければ、ライ角調整は必要ありません。

あきらかに偏っているときだけ、ライ角の調整が必要だということです。

ちなみにステンレス製のヘッドのようにライ角調整できない場合は、シャフトの長さを変えてグリップの位置を調節するしかありません。

身長170センチを目安にライ角を合わせるための確認

打球にバラつきがある場合は、ゴルフクラブのライ角をチェックしてみましょう。

国内向けのクラブは身長170センチを目安にしているそうです。

しかしながらこのライ角はメーカーごとに違うので、使用するクラブのライ角が本当に合っているかを確かめる必要があるのです。