ドライバーは長め?短め?レディース用の長さはどう選ぶ?

一般的にレディ-スのドライバーの長さはどれくらいでしょうか。

レディース用のクラブに共通しているのが、軽い、シャフトが柔らかい、グリップが細いなどがあります。

その中でシャフトの長さは選べます。

ところで身長によって長い短いと決めるのでしょうか。

一人ひとりスイングも力も違うので、一概に身長だけで決定とは言えません。

そこでレディースのドライバーは、長めと短めではどちらが良いのか考えます。

レディース用ドライバーの長さは平均どれくらい?

まず、レディース用のドライバーの長さはどれくらいが多いのでしょうか。

市販されている一般的なメンズ用ドライバーの長さは、長いもので47インチ、短いもので44インチ程度です。

メンズ用はこのようにバラエティに富んでいます。

対してレディース用のドライバーの長さは、メンズ用よりも1~2インチ以上短く42.5~44インチほどです。

中でも43.5インチ前後が一般的です。

そして、最近のレディース用のドライバーは驚くほど軽いので、メンズ用と同じ44インチでも振った感じが全然違います。

一般的に長くなればボールは遠くへ飛ばしやすいですが、全体の重量やスペックも確認する必要があります。

また最近ゴルフクラブのメーカーは、飛びをアピールするためにドライバーを長くする傾向がありますよね。

しかし、長ければ良いというわけではないので注意が必要です。

色々な長さの中で自分に合ったドライバーを選ばないと、扱いにくくて不満だらけになる可能性もあります。

その選び方の中でも、身長による長さも目安のひとつになります。

例えば身長が165センチで、体格がしっかりしていたらメンズのドライバーの44インチでも選択肢に入れて良いでしょう。

そして、自分がどのようにドライバーで飛ばしたいのかで長さは変わってきます。

長めのドライバーがおすすめのレディースゴルファー

レディース用のドライバーの長さで、長めがおすすめなのはどのようなゴルファーでしょうか。

それは、とにかく飛ばしたい願望が強い人です。

真っ直ぐ飛ばす目的よりも、より遠くへ飛ばしたい場合にはおすすめです。

長めのシャフトにすると、同じスイングをするだけで誰でもヘッドスピードが上がるからです。

そのおかげでインパクトが強くなるので、より遠くに飛ばせます。

男性では、ドライバーの長さが1インチ長くなると5ヤード遠くまで飛ぶと言われています。

多くの女子プロゴルファーも、長めのシャフトを装着したドライバーを使用していたりします。

ただ遠くに飛ぶ代わりにスライスしそうですが、それは少ないです。

遠心力が高くなるので、ヘッドが加速してくれます。

大きいゆったりとしたスイングをするゴルファーは、特にこの遠心力を感じられます。

またヘッドの重心設計やライ角、フェース角がスライスを防いでくれるため、スライスしにくい感覚が持てまるのです。

メンズに近い長さのドライバーのデメリット

それでは、レディース用の中でも長いドライバーにはどのようなデメリットがあるのでしょうか。

ドライバーの長さが長くなると、より遠くへ飛ぶ代わりに方向性が安定しません。

なぜなら長い分、打点がずれる可能性があるからです。

この理由から方向性が多少悪くてもとにかく遠くへ飛ばしたい場合は、長いドライバーでも良いでしょう。

ところが、長くしすぎたために振りきれなくなってしまい、ヘッドスピードが思いのほか上がらず、距離が伸びるどころではなくなることもあり得ます。

あまりに当たらないとミート率が下がるので、方向性が出ないばかりか肝心の飛距離も出なくなります。

せっかく長くしたのに、以前のドライバーよりも飛距離が落ちてしまっては悲しいですね。

また、長いドライバーはあくまでも最大飛距離が伸びるというもので、平均飛距離が伸びるとは限りません。

ミスショットの可能性も短いものより多くなるので、より練習が必要になります。

ここ一発の最大飛距離を出したいならば、長いドライバーは助けになるのは間違いありません。

ただそれでスコアが上がるかどうかは別の問題になるので、他のクラブとの兼ね合いも考える必要があるでしょう。

それから、コンパクトな速いスイングをする人には長いドライバーは扱いづらいです。

そのようなゴルファーには短いドライバーがおすすめです。

やはり短めのドライバーのほうがレディースには向いているかも

より遠くへ飛ばすためにはレディースでも長いドライバーがおすすめですが、長さが短いほうがやはり良い場合もあります。

飛距離以上に飛ぶ方向の安定性を求めるなら、短めがおすすめです。

長いクラブはボールが飛びますが、その分安定しません。

その点シャフトが短ければ操作性が増すので、安定してフェアウェイにボールが運べます。

普段からドライバーショットに不安がある場合には、シャフトが長くて打ちづらい原因もあります。

それならば、シャフトが短いドライバーを使えばボールと自分との距離が縮まり安心して打てます。

そしてミート率が上がり、良いショットが打てます。

芯で捉えられる確率が上がりボールが左右にばらけず、長くはありませんが安定した飛距離を出せるのです。

ドライバーショットでの第一打は、とにかく緊張します。

飛距離ではなくとりあえず真っ直ぐに飛ばせれば良い、という場合に短いほうが適しています。

それからコンパクトな速いスイングをするゴルファーは、長いクラブより短いクラブのほうが向いています。

そんなタイプは短いドライバーの良さをかなり発揮できるはずです。

近頃は、長尺ドライバーの傾向に反して短尺ドライバーも出ています。

ドライバーで飛ばないことが致命的な世界のトッププロでも、短尺ドライバーで結果を出しているので注目したいところです。

長さが短いことにもやはりデメリットはあるもの

ではレディースでも短い長さのドライバーにはどのようなデメリットがあるのでしょうか。

それは、長めのドライバーに比べて飛距離が出にくいことです。

これは理論計算上明らかです。

飛距離が出ないということは、3番ウッドとあまり距離が変わらなくなる可能性があるということ。

短いとミートしやすくて安心感がありますが、ヘッドスピードが遅くなるのでインパクトが弱くなります。

遠心力がどうしても使えないので、振って飛ばした感覚が出ません。

ドライバーでは遠心力を使って思いっきり振りたい。

失敗する可能性があっても遠くに飛ばしたい、というゴルファーには長いドライバーが良いでしょう。

それからミートしやすい反面、捕まり過ぎてしまって、右打ちの場合だと左に飛ぶことがあります。

そのためグリップ方法を見直し、クラブフェースの向きを少しオープンにしたりするよう気をつける必要があります。

ドライバー選びはレディースでも色々な長さを試してみる

自分に合ったドライバーの長さを選ぶのは難しいことです。

一度ぴったりだと感じたレディース用のドライバーを見つけても、最初は良かったのに急に打てなくなることもあります。

それは、上手になってスイングが変化してるからという場合もあります。

もしもゆったりめのスイングになってきたならば、長い方がおすすめです。

またコンパクトなスイングになったなら短めのほうが向いています。

スイングによって、常にドライバーを2本持っているという人も少なくありません。

もし打てなくなったら、同じクラブで練習し続けるのも良いですが、諦めずに色々な長さを試してみてください。

体力のある女性でドライバーで170ヤード以上飛ばせるなら、メンズのモデルも試してみてください。

メンズ用のドライバーは、レディース用と比較にならないほど選択肢があります。

女性がメンズ用のドライバーを試すには、ロフトと重量、シャフトの長さと硬さまでこだわらなければなりません。

長さに関しては、メンズ用のモデルの中で少し短めの44インチ前後で探すと良いので大分絞り込まれるはずです。

おすすめのレディースのドライバーの長さ

今回レディースのドライバーの長さについて考えました。

まずは自分がどのようなプレーをしたいか、どの部分を活かしたいかを考えます。

その上でシャフトの長短のメリットデメリットを見て、自分に合う長さを知ることが必要です。

レディースのドライバーの長さは大体42.5インチ~44インチです。

方向性はこだわらず遠くに飛ばしたい、ミート力に自信があるなら、長めです。

反対にドライバーは苦手だという人、第一打は緊張するので飛ばなくてもコンパクトなスイングで真っ直ぐにと考える人なら短めです。

色々試すことで、必ずエースドライバーが見つかります。

エースが見つかればもっとゴルフが楽しくなってくること間違いありません。