ウェッジのセッティングで重要なバンス角の大小とは?

ショートアプローチの役割が多様化したことで、ウェッジのセッティングに悩みを抱えているゴルファーが多いようです。

限られた本数の中で、効果的に揃えたいのは誰しも同じことです。

ミスショットを減らすバンスの役割に注目すると、意外と簡単にセッティングできるかもしれません。

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ウェッジのロフト角とバンス角をチェックしてセッティング

今では数本のウェッジを揃えるのが当たり前になってきています。

以前はアイアンセットの中に、ピッチングウェッジ・アプローチウェッジ・サンドウェッジが含まれていましたが、最近は単独でウェッジを選べるように販売段階でウェッジを組み込んだ販売はほぼされていません。

自由度が高まったことで、改めてウェッジのセッティングを見返すと、歪(いびつ)になっていることがあります。

42度前後のピッチングウェッジの次が56度のアプローチウェッジで、さらに60度を入れていると、使用目的が狭すぎて使い勝手が悪いように思われます。

プロゴルファーの場合は基本がパーオンですから、ウェッジを使う場面はグリーンを外したときに限定されるため、56度と60度のセッティングが使いやすいこともあるでしょう。

しかしながら一般ゴルファーは「100ヤード以内からが勝負」と言われているように、多様な場面が想定されます。

そうしたことから、手持ちのウェッジのロフト角とバンス角のセッティングを再チェックしてみましょう。

ウェッジのセッティングで注目するロフトとバンス

まずはロフト角とバンス角の確認が必要です。

ロフト角とはフェース面の上向き斜度を表す角度のことで、ドライバーからウェッジまで徐々にロフト角は大きくなるようにセッティングされています。

ロフト角の役割は主に2つありますが、1つは距離を刻むことで、もう1つはスピン量の増減です。

ドライバーが飛ぶ要因の1つには、小さなロフト角でフェースが立っているため、インパクトの衝撃がより大きくボールに伝わっているからです。

さらにフェースの斜度が少ないことから、バックスピン量を減らして吹け上がりを抑えることができます。

一方ウェッジの場合は、スピン量を増やすことでピタっと止めたり、バックスピンで戻したりと、ロフト角の大きさを利用した多彩なアプローチショットが期待できます。

またバンス角のバンスとは、ソールの膨らみのことです。

元々サンドウェッジのソールはフラットだったのですが、膨らみをつけてみると砂に潜ることなくバンカーショットができるようになり、その効果をバンカー以外の場所でも使うようになったと言われています。

バンスのついたウェッジセッティングでザックリを防げる

バンスのついたウェッジを選ぶと、「ザックリ」を防ぐことができるようになります。

バンスは英語のバウンド、つまり「弾む」という意味ですから、その膨らみを利用して芝面を叩くとザックリを防ぐことができます。

バンカーの場合には、砂と一緒に脱出させるエクスプロージョンショットは、このバンスを利用した打ち方です。

砂にバンスを打ち付けることで砂がエクスプロージョン、つまり爆発して砂ごとボールを打ち出します。

ここで錯覚によるミスがあるとしたら、バンスを砂に「打ち付ける」ことです。

ハンマーで釘を打つときの状態ではなく、ソールから着地させる打ち方が正解です。

スイングの最下点でリーディングエッジ(フェースの刃)から入るのではなく、バンスから入るようにして、砂の上をヘッドが滑っていくようなイメージです。

ウェッジのセッティングでは、このバンス角の大小を揃えておくと、芝の長いラフからはバンス角の大きなもの、短く刈り込んだ芝の場合はバンス角の小さなもので対応できます。

ウェッジのミスを抑えられるハイバンスのセッティング

ウェッジをセッティングするときは、バンス角に注目したいものです。

バンス角の大きなタイプを「ハイバンス」と呼びます。

サンドウェッジの大半はこのハイバンスタイプであり、バンスを理解できていればバンカーの中でザックリすることはなくなります。

ハイバンスの目安はバンス角が12度以上のタイプで、床にソールするとリーディングエッジが浮いていることが分かります。

リーディングエッジが浮いた状態でアドレスをすると、トップの不安が脳内にインプットされてしまい、フェースを立ててインパクトをしようすることがあります。

これではバンスのメリットを消してしまうことになるため、バンス角の大きなウェッジを使うときは、スイングの最下点で「ソールを擦る」イメージをするとザックリを防げるでしょう。

グリーン周りからのアプローチでミスショットが減る可能性が高くなるのはハイバンスのウェッジですが、ハイバンスだからこそのデメリットもあると認識しておいてください。

ローバンスウェッジのセッティング利点とは?

秋口から春先まで芝の生長が止まる時期、また真夏で乾燥する時期は、芝の下の土の上にボールが乗っているような、ベアグラウンドと同じようなライになっていることがあります。

そのような場面でハイバンスのウェッジを使うと、もしかしたらトップする可能性があります。

バンスが跳ね返されてしまい、フェースでボールをとらえることができないのです。

そのようなときは、ローバンスのウェッジが必要になります。

膨らみのないソールなら、地面につけてもリーディングエッジがほとんど浮くことはありません。

スイング軌道が安定していて、スイングの最下点で確実にボールだけをとらえることができる技術があるのなら、ローバンスのウェッジをセッティングすれば強い味方になります。

一般的にローバンスとは、バンス角が9度以下のタイプのことです。

扱いやすさを考えると、バンス角0度はおすすめできません。

イメージ的にフラットなソールにすると、ボールの真下に綺麗にフェースを入れることができて、確実なショットになるような気がするかもしれませんが、ロボットレベルの正確性が必要となってしまいます。

ウェッジはハイバンスを中心にセッティングしよう

元々ウェッジにバンスはなかったのですが、ボールの真下にフェースを入れることが難しいと感じたゴルファーが、あえてバンスという膨らみをつけて簡単な道具にしたわけです。

その当時の世界のトッププロが開発したことで、一躍バンスつきのウェッジは人気となります。

今ではアイアンも含めて大小の差はありますが、アイアンとウェッジにはバンスをつけています。

逆にバンス角0度のウェッジがイレギュラーになっている状態です。

0度とは言わずとも、小さなバンス角のウェッジを効果的に使うためには、コピー用紙1枚程度の厚さを打ち分けられるくらいの精度が必要です。

入射角にこだわるとダフリ、そのダフリを意識するとトップし、安定したアプローチショットができなくなる可能性のほうが高いでしょう。

そう考えるとローバンスのセッティングには、リスクが生じることが理解できるはずです。

ローバンスのウェッジを選ぶときのポイントは、フェースを開いたショットが打てるかです。

それ以外はバンスのあるウェッジでセッティングしたほうが確実なアプローチショットになるはずです。

ウェッジのセッティングはロフト角よりバンス角に注目!

ウェッジのセッティングでは、とにかくロフト角に目が奪われがちですが、ソールの膨らみであるバンス角も注目してみると良いかもしれません。

選択のポイントはアプローチショットの技術です。

フェースを開いて確実にターゲットに落とせる技術があればローバンスを選択肢に含め、自信がないのであればハイバンスを中心にセッティングしましょう。