ドライバーのシャフトの長さを使いこなすために必要な知識

ドライバーを選ぶときに、シャフトの長さを見ると小数点のついているものがあります。

45インチと46インチの間に45.5インチがあったり、45.25インチがあったりと、細かく刻まれています。

今回はそうしたシャフトの長さの表示の違いと、長いシャフトの効力について説明します。

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ドライバーを選ぶときのシャフトの長さ表示が変な理由

ドライバーを選ぶときにヘッド以外で注目するのは、シャフトの長さと硬さ、そしてバランスです。

昔は45インチ、46インチと小数点のないものが主流でしたが、現在は45.5インチとか46.5インチとコンマ単位のドライバーが販売されています。

中には45.75インチとか46.25インチと、さらに小数点以下を下げた長さのものが店頭に並ぶようになりました。

1インチの長さは2.54センチですから、0.5インチだと1.27センチ、0.25インチだと0.635センチになります。

いくらゴルフクラブの性能が進化したとしても、1センチ以下の長さの違いはグリップの握り方の誤差範囲のはずです。

実は長さを計測する基準が違ったために、このように「変な」表示がされるようになったのです。

そもそもゴルフ界には、ゴルフクラブの長さを計測する方法が2つあります。

ヒールエンド法と60度法と言われるふたつの測り方は、どちらも間違いではありません。

ただ多くのゴルファーやメーカーが片方のゴルフクラブを使ったために、慣例化されたわけです。

ドライバーのシャフトの長さは同じなのに表示が違う理由

ドライバーのシャフトの長さはひとつなのですが、表示される長さはヒールエンド法と60度法のふたつがあります。

ゴルフクラブの形状によっても違いますが、一般的にはヒールエンド法で46インチのドライバーが、60度法だと46.5インチ近くと表示されています。

計測するときの基準の違いがこの0.5インチの差になっているわけですが、46インチと表示されているドライバーが多いのは、慣例化されているヒールエンド法の計測法を取り入れているからです。

国内ゴルフメーカーの製品は総じて、このヒールエンド法で計測されているものですが、海外から輸入されているものには60度法で表示されているものもあります。

製品としてはヒールエンド法で製造されていて、販売するときの表示は60度法を使うと、小数点が現れてきます。

なぜこんな面倒なことをしているのかというと、1つはドライバーが長尺化したことです。

ゴルフクラブの長さの上限は48インチですから、長いシャフトのドライバーを使うときにはルール違反にならないように厳密な数値が必要になります。

シャフトの長さを測る方法がふたつある理由

ドライバーのシャフトの長さにはふたつの計測方法があると説明しましたが、ルールで制限させれている長さでなければ、好みの長さのものを使って良いわけですから、数値はひとつの目安でしかありません。

ドライバーが軽量化したことで、以前よりも長尺ドライバーが増えたこともあって、ルールに則した表示方法をとったのが60度法です。

つまり慣例化されているヒールエンド法ではなく、あえて60度法で表示しているのはルールブックに60度法でシャフトの長さを計測すると書かれているからなのです。

ただし計測するドライバーの種類にもよりますが、0.25インチの差はこの計測法とは関係ありません。

シャフトを改造するときにチップカットといって、シャフトの先端を0.25インチ単位でカットすることがあります。

すると微妙ですかシャフトが硬くなるため、スイングスピードの速いプロゴルファーはこのセッティングにしている場合があります。

人気プロの道具を使いたいと思うのは誰しも同じことで、「○○プロ仕様」のモデルには0.25インチ刻みの長さのものがあります。

ドライバーのシャフトの長さに0.25インチ刻みがある理由

プロゴルファーは自分に合ったシャフトの硬さやバランスを考えて、チップカットして長さを微調整したのですが、それらをプロ仕様として販売した結果が0.25インチ刻みになり一般ユーザーに広がったとも言われています。

もちろんプロ仕様のドライバーは、本当にプロが使っているのとは違います。

プロのテイストか感じられるものとして作られてはいますが、アマチュア仕様に設定されて万能性を付け加えているものですから、使いにくいということはないはずです。

ただし0.25インチの差を感じることができるのか、または飛距離に活かすことができるかは別なことです。

最近のドライバーはシャフトが長くなり、以前よりも飛ぶようになってきています。

ドライバーのヘッドの内側が空洞になったことで、軽量化とともにスプリング効果が生まれて飛ぶようになりました。

さらに重いスチールシャフトに変わる、軽い炭素繊維製のカーボンシャフトができたことで、総重量も軽くなったわけです。

この軽量化によって以前よりもシャフトを伸ばして、さらに飛距離アップを図るようになります。

シャフトの長さが3インチ伸びたときのドライバーの飛距離は?

ドライバーのシャフトが1インチ長くなると、ヘッドスピードもおよそ1m/s速くなります。

45インチのドライバーを48インチに変えると、計算上ヘッドスピードは3m/s速くなるわけです。

これを飛距離に換算すると、およそ18ヤード増えることになります。

練習もせずにシャフトの長さを変えるだけで、18ヤードも飛距離が伸びるのであれば、魅力的なドライバーであることは間違いありません。

ただ48インチのドライバーのシェアは3パーセント程度と言われていますので、多くのゴルファーはその恩恵を受けていないことになります。

使われていない理由に想像はつくと思いますが、シャフトが長くなればそれだけヘッドスピードが速くなるためコントロールが難しくなり、スイートスポットでボールをとらえる確率が下がることになります。

シャフトの長さで飛距離を出すつもりが、当たりそこなってミスショットする確率が高くなるため、ミートできる技量と自分のパワーに合ったシャフト選びが必要になります。

シャフトの長さによってドライバーのバランスは変わる

全体的にはシャフトは長くなってきています。

パーシモンの時代から徐々にシャフトは長くなり、今では長さの上限一杯のドライバーも存在しています。

それに伴ってバランスも変わってきていて、一般男性のシャフトは「D0」がノーマルとされてきましたが、長くなるほどD1、D2とハードヒッター系へと移行してきて、今ではD3でも珍しくなくなってきています。

そこでシャフトの長さによってヘッドが重く感じるために、バランスを変える必要があるかもしれません。

ここで気になるのが、他のゴルフクラブとの一貫性です。

ドライバーだけバランスを変えることの是非はゴルファーによって違いますが、もしもスランプに陥ることがあれば、真っ先に影響を被るかもしれません。

もしもD4以上でなければ違和感があるようなら、ドライバーの総重量を重くしなければならなくなるため、今度は振り切れなくなる可能性があります。

その場合は1インチ短いドライバーを使うか、もしくはグリップエンドを空けて短く握るようにすれば解消できます。

どちらにしても確実なミートができることを前提に、ドライバーの長さを決めるようにしましょう。

長さのあるドライバーは自分に合ったシャフト選びが重要

ドライバーはシャフトの長さを変えるだけで、ヘッドスピードを速くすることができます。

そしてヘッドスピードが速くなれば、インパクトの衝撃は大きくなって飛距離は伸びるはずです。

ところがスイートスポットでボールをとらえることができないと、ロスが生まれて結果的に飛距離ダウンになってしまうのがアマチュアゴルファーに多い葛藤です。

そのためにはヘッドコントロールができるシャフト選びと長さ設定が重要になっていきます。