ゴルフ練習場でやるべきことを知っているのが上手い人

ゴルフ練習場へ行ってあなたは何をしていますか?

ストレス発散とばかりにドライバーを振り回す人、とりあえず持っているクラブ全てを順に練習する人、苦手なクラブをとことん打ちまくる人などなど。

練習スタイルは人それぞれです。

しかしゴルフが上手い人たちは練習内容が共通しているのをご存知でしょうか。

一体ゴルフ練習場でやるべき練習とは何なのでしょう。

ゴルフの上手い下手、練習場やラウンド関係なくすること

ゴルフが上手い人も下手な人も、そして練習場であってもラウンドであっても、必ず行うべきことがあります。

それは「ストレッチ」です。

ゴルフ場や練習場へ着いたらまずストレッチから始めます。

そして終了後もストレッチを行いましょう。

これはウォーミングアップとクールダウンになり怪我を防ぐ効果が得られます。

またそれだけでなく、ガチガチに固まった体でクラブを振っても上手く振れるはずがありません。

ある程度体を柔らかくした状態で練習をスタートさせなければ、無駄な数十球を打ってしまうことになります。

時間に余裕のある人は5~10分はストレッチに時間を使うと良いでしょう。

あまり時間に余裕のない人であれば数分でもOKです。

もちろん体全体をストレッチするのが一番良いのですが、重点的にした方が良いのは股関節と肩甲骨です。

この2か所がゴルフでは一番使う部分となるからです。

特に寒い冬は体を温めるため、そして寒くて縮こまった体をほぐすためにもしっかりとストレッチをするようにしてください。

ゴルフが上手い人は練習場へ目的を持って行く

ゴルフが上手い人は練習場へ行く際に、その日の目的や課題を決めています。

それは「ドライバーを徹底的に練習する!」と言うようなザッとしたものではありません。

ただそのような目的や課題を持って練習場へ行く人は意外と多いです。

しかしゴルフが上手い人は、どのクラブでどのような球筋の練習をどのように練習するのかを明確に決めてから練習場へ行くのです。

例えばドライバーを練習をするにしても、ドライバーでスライス矯正をするために敢えてフックボールを打つ練習をすると言うような内容です。

ゴルフ上達に悩んでいる多くのゴルファーは、ただ上手くボールを打つための『練習のための練習』をしています。

そうではなく練習場ではラウンド中の1つのショットのための練習をすべきなのです。

練習場でナイスショットを連発する必要は全くありません。

分かっていてもどうしても他のクラブを打ちたくなる人もいるでしょう。

そんな誘惑に負けてしまいそうな人は、練習場へは練習目的のためのクラブしか持って行かないようにすることをオススメします。

ゴルフが上手い人が練習場で徹底する30・50・70ヤード

ゴルフでスコアを大きく左右するのがショートゲームと言われています。

その中でもパターが一番重要視されています。

そのためゴルフが上手い人は、毎日空いた時間を使って自宅で数分でもパターの練習をしているのです。

そして練習場へ行ったら30・50・70ヤード、つまり100ヤード以内の練習を徹底的に行います。

先に話したように目的を持って練習場へは行くのですが、その目的とは別に練習の約7割は100ヤード以内の練習に時間を使うのです。

話が違うと思うかもしれませんが、この距離の練習はゴルフスイングの基本部分になるので大変重要です。

100ヤード以内の練習はスイングの基礎を作り、ショートゲームを強くさせるのです。

ですからゴルフが上手い人はこの練習を徹底するわけです。

使うクラブはウェッジやショートアイアンです。

振り幅やインパクトを調整することで距離感を出したり、球筋を変えたりして練習をします。

100ヤード以内のショットでもランを出すショット、スピンを効かせて止まらせるショット、高く上げるショットや低く出すショットなど様々なタイプの打ち方があります。

タイプ別に練習することで、ラウンドでのどんな状況でも対応できるようにするのです。

練習場だけゴルフが上手い人の特徴

『ゴルフが上手い人=練習場でゴルフが上手い人』にはなりません。

やはりゴルフが上手い人と言うのはラウンドでミスショットが極力少なく、良いスコアを出す人のことを言います。

練習場では上手く打てるのに、ラウンドではそれがなかなかできないと悩んでいる人もいます。

その一番の原因は練習用マットによるナイスショットマジックです。

練習用のマットは大抵人工芝で作られているので、多少ダフってもソールが滑ってくれるため真っ直ぐきれいに飛んでいきます。

それをナイスショットと勘違いして満足しているようでは、「ゴルフが上手い人」にはなれません。

本当のナイスショットとはインパクトでの音が全く違うのです。

ダフっている場合は「ドンッ」と地面を叩く音から「ズーッ」と滑る音がします。

対して芯を捉えたショットの場合は「ダンッ」と短い一発の音しか聞こえません。

また打感も全く違い、ダフると手に響く感じがしますが、芯を捉えると軽い感じがします。

これらの差に気づかないとゴルフは上手くならないので気をつけましょう。

同じクラブで距離を打ち分ける練習が最重要

練習場では平らな人工芝の上と安定した場所でボールを打ちます。

しかしゴルフ場は自然の中にあるので、正直平らな所の方が少ないくらいです。

もちろんゴルフをされる方なら知っていて当然のことでしょう。

それでもいつもフルスイングの練習をしている人が多いのは不思議なことです。

傾斜のあるところでフルスイングをするのは、ミスショットに繫がる可能性があります。

特に傾斜がキツイ場所の場合、クラブを短く持ち、更に振り幅を小さくするなどの対応をします。

それなのに練習場でいつもフルスイングの練習をしていたら、傾斜地での距離感や弾道を掴むことはできません。

そのため、ゴルフが上手い人は練習場ではそう言った状況も考慮した練習を行うのです。

例えば7番アイアンのフルスイングで140ヤード飛ばす人であれば、同じ7番を使いスイング幅を変えることで100~130ヤード飛ばす練習をします。

この練習によって自然に対応したショットが打てるようになるからです。

また同じクラブでフェードやドロー、スライスやフックを打つ練習も取り入れます。

これは上級者編にはなるのですが、上級者でなくともこの練習をすることでクラブの使い方を学ぶことができるのは間違いありません。

効率良く地道な練習は必ず実を結ぶ

ゴルフが上手い人と言うのは練習を怠ることはありません。

ゴルフが上手いのだからもうそんなに練習する必要はないのでは、と思う人もいるかもしれません。

実際ある程度ゴルフが上達したら練習量を減らす人もいるもは確かです。

しかしゴルフが上手い人ほど練習をする努力を日々重ねています。

「時間が無い」を理由にする人がいますが、練習をするための時間を確保できるかは自分次第です。

決して練習場へ行くだけが練習ではありません。

空いた時間に自宅で素振りの練習やパターの練習をすることもできます。

むしろそう言った練習の方が自分のゴルフスイングと向き合うことができるので、より良い効果を出すこともあるようです。

世界で活躍している多くのプロゴルファーが共通して言うのは、「ゴルフ上達には近道はない!」です。

あれだけ高い技術を持っているプロゴルファーでさえ日々の努力を惜しんでいないのです。

ここで紹介した練習に向き合う姿勢や効率良い練習方法、そして練習に対する意識を参考に地道な練習をがんばってください。

ゴルフの上手い人の行動はゴルフ全てに通じる

ゴルフの上手い人の特徴は沢山あります。

・ゴルフ道具を大切に扱う
・時間を有効に使う
・ゴルフ頭を作り上げる

などなど、ここには挙げきれないくらいあります。

ただ一つ言えることは、ゴルフの上手い人は日々の生活の中でもゴルフに通じる何かを考え行動しているということ。

自分の生活の中でゴルフに通じることはあるのか、一度考えてみると面白いかもしれません。