近年では女性ゴルファーが増えてきましたが、レディースゴルファーのドライバーの打ち方はメンズゴルファーのドライバーとは体格も体力も異なり、悩むところも答えも違ってますよね。
そこで、レディースゴルファーの打ち方を変えることでここを改善したいと思われる項目を挙げてみましょう。
①飛距離を伸ばしたい
②ヘッドスピードを上げたい
③ミート率を上げたい
④ダフリやミスを減らしたい
⑤オーバースイングを直したい
⑥格好よいレディースのドライバーの打ち方を身につけたい
今回は、このような内容で話を進めていきます。
レディース流のドライバーの打ち方で飛距離を伸ばしたい
ゴルフをする上で一番の醍醐味といえば、メンズゴルファーもレディースゴルファーも同じで、ドライバーで思いっきりかっ飛ばすところではないでしょうか。
18ホール中1回でもよい当たりがあると、今日は来てよかったと思えるものです。
しかし、ここでドライバーの打ち方を改善して飛距離がもう少し伸びるとスコアに直結するのになと感じるレディースゴルファーも多いのではないでしょうか。
大体女子アマのドライバーの平均飛距離が、飛ばす人で175ヤードと言われており、一般的な飛距離だと150ヤードだと言われています。
対して女子プロのドライバーの飛距離は平均230ヤードです。
同じドライバーの打ち方で、何がそんなに違うのでしょうか。
やはりプロの方は女性といえど日ごろから鍛えており、筋力も体力も違うのですが、私たちのようなアマにも少しでも近づける方法はないのか探ってみましょう。
ここで最初に思いつくのは、ヘッドスピードとミート率です。
では、ヘッドスピードとミート率を上げるにはどうしたらよいのでしょうか。
プロに近づけるドライバーの打ち方を検証していきましょう。
レディースのドライバーでもヘッドスピードを上げたい
女子プロのドライバーのヘッドスピードとはどのくらいでしょうか。
およそ40m/s前後です。
対して女子アマのドライバーのヘッドスピードは、速い人は40m/s位の方もいますが、平均33m/s前後とのことなので、その差は歴然ですね。
ではどうすればドライバーのヘッドスピードを上げる打ち方ができるのでしょうか。
理想的なのは下半身の強化と背筋のバネと握力を意識して鍛えていくことです。
ただそれは時間を要するため、今すぐ実行できる方法では、グリップの握り方をテンフィンガーにしてみたり、レディース用で探しやすい両手グローブをはめてみたりする方法があるようなので、試してみるのも良いかもしれません。
しかしながらドライバーの打ち方で、ヘッドスピードが上がらない一番の原因は、当てに行くことではないでしょうか。
正しいスイングで振れば間違いなく当たるので、自信を持って振り抜く打ち方を心がけるのが一番の近道のように思えます。
ドライバーのミート率を上げる打ち方
せっかく思い切って振り切るなら、ミート率を上げて確実に飛距離を伸ばしていきたいですね。
レディースゴルファーのドライバーの打ち方には、ミート率を意識すると手打ちになりやすい傾向があります。
そのせいもあってヘッドスピードが下がるのでしょう。
ではヘッドスピードも上げてミート率を上げるにはどうしたらよいのでしょうか。
実は、ゆっくり大きく振り抜くことなのです。
これでは矛盾しているように聞こえるかもしれませんが、遠心力でヘッドスピードを維持して飛距離を伸ばすことができるのです。
女子プロのほうが男子プロよりドライバーが平均的に長いことからもわかります。
しかしアマチュアのレディースゴルファーでは、長尺の遠心力を利用してヘッドスピードを上げることはできても、ミート率は今より下がってしまう可能性も否めません。
そのため、まずは今お使いのドライバーの遠心力を利用してヘッドスピードを上げることを試してください。
手打ちにならないように腰の回転を意識して、ゆっくり振り抜く練習から始めてみてはどうでしょうか。
その際ショットマーカーというアイテムもあるので、フェイスに貼ってどこに当たっているのか、打ち方を確認しながら練習していくとより効果的かもしれません。
ダフリやミスを減らす打ち方
ミート率を上げる練習の中に取り入れていきたいのが、ミスをする確率を下げることを意識した練習方法だと思うのですが、レディースゴルファーのドライバーで多いミスはどのようなものでしょうか。
・ダフリ
・テンプラ
・トップ
・チョロ
この辺りはティーの高さと、ボールと自分との距離も関係してくると思います。
最適なティーの高さは、構えた時にドライバーのフェイスからボールが頭半分出るくらいの高さでキープできる長さのティーを選ぶことが最適です。
またボールと自分との距離は、構えた時にドライバーのグリップからこぶし2個分離れたところが最適と言われています。
そしてボールの位置は左の肩から左耳の延長線上の位置に置くとよいでしょう。
・スライス
・フック
上記4つのようなミスが減ってきても、芯に当たっていてもスライスやフックといったOBの危険性をはらんだミスショットが出てきます。
ドライバーショットでは基本的にスライスが出やすいです。
なぜならクラブのロフト角が小さいために、バックスピンが少なくサイドスピンが起こりやすいためです。
そしてフックは打てるようになると慣れてきて、強く打ち込みに行くと出やすいミスショットになるのですが、ヘッドスピードのないレディースゴルファーの打ち方ではこのミスショットの可能性は一番低いのではないでしょうか。
この辺のミスショットが増えてきたときには正しいレディースゴルファーの打ち方を復習してみて、それでも改善しないときはドライバーのシャフトの硬さなどを見直してみても良いかもしれません。
レディースのドライバーの悩みで代表的なオーバースイングを直したい
レディースゴルファーの体は柔軟性が高く筋力が弱いため、先の重たいドライバーを振り回していたらオーバースイングになりやすいように感じませんか。
どうしてもオーバースイングになるとミート率は下がる傾向にあります。
テイクバックしトップの位置で、左側の視界にドライバーのヘッドが見えていたらオーバースイングだと言えます。
オーバースイングするレディースゴルファーの打ち方の特徴は、ヘッドスピードが速い、フェイスが開いてインパクトしやすい、グリップエンドが空を向きやすい点があります。
トップの位置でクラブが水平になるのが理想なのですが、グリップエンドが真後ろを向けば自然とクラブは止まりますので、意識して練習していくと自然と直ってきやすいのではないでしょうか。
ただし、上記のようなタイプの打ち方でオーバースイング気味であっても、理想の放物線を描けているようであれば、それは体の柔軟性によるものであり直す必要はないでしょう。
ドライバーの打ち方が特徴的でオーバースイングのプロもいますが、あの打ち方でミート率が半端ないですから一概に直さなければいけないとは言えませんが、あくまで例外です。
途方もないほどの球数を打って完成させた打ち方なのです。
オーバースイングは直した方がミート率も上がり、ミスショットも減る傾向にあるのは間違いありません。
格好よいレディースのドライバーの打ち方
ここまで見てきてどうでしょう。
ボールの位置、ボールと自分との距離、ティーの高さ、テイクバックにインパクト。
しかしながら格好よいレディースドライバーの打ち方とはこの先にあるように思います。
それは、なんといってもフォローなのではないでしょうか。
長年練習場に通っていると、打ったら打ちっぱなしの人が多いように見受けられます。
そのため右へ左へボールを追いかけていかなければなりません。
スライスでもなくフックでもなく、右へ左へ真っ直ぐ行く人はフォローを最後まで振り抜けばすぐに改善していくようです。
打てばボールの行方が気になったり、打ち損じたことを手に感じて途中でフォローをやめたくなったりしますが、仮に当たらずとも、最後までおへその方向を意識して振り抜いてください。
プロのスイングは、ゆっくりしたテイクバックも素晴らしいですがフォローがなんとも美しいです。
打った後、大きく円を描き最終地点まで気を許していないのが見て取れます。
正しいドライバーの打ち方とは、構えからフォローの最終地点までをいうのではないでしょうか。
正しいドライバーの打ち方を身に付けて、格好よいレディースゴルファーを目指しましょう。
理想的なレディースのドライバーの打ち方
種類の多いクラブの中でもドライバーが一番難しいクラブだと思うゴルファーも多いでしょう。
しかしここまで、レディースゴルファーのティーアップからフィニッシュまで理想的なドライバーショットを見てきましたが、ひとつひとつは気を付ければ直せる事ばかりです。
癖のついたドライバーショットは、慣れるまでは上手くいかずに元に戻りがちですが、練習を繰り返せば必ず今より良くなるはずです。
そしてさらに、筋力や体力も同時に付けていけば驚くほど成果が出て来ること間違いなしです。
ぜひ明日からの練習に取り入れて、格好よい女性ゴルファーになってください。