夏のイメージが強い7月ですが、一方でジメジメした梅雨の時季でもあります。
ゴルフ場での服装は真夏の暑さと湿度の高さを想定した上で準備しなければなりません。
そこで夏本番のゴルフ場での服装について気をつけるポイントを紹介します。
7月のゴルフは雨と暑さに対応できる服装の準備が必要
7月に入るころの首都圏内は、6月中旬からの梅雨でジメジメしてるような時季です。
一方で縦に長い日本列島の南側の沖縄地方ではすでに梅雨明けをしていますし、北側の北海道にはそもそも梅雨がないので晴天の日が続いているころです。
地域のよってバラつきはありますが、関東周辺では子供たちの夏休みの少し前に梅雨が明けますので、7月はほぼ降雨を想定して外出着を用意したほうが良さそうです。
特に終日屋外にいるゴルフ場では梅雨対策は必須ですし、同時に強い雨にも準備をしておきたいものです。
台風上陸や温帯低気圧、また突然発生するゲリラ豪雨や落雷なども、ゴルファーにとっては気になるところです。
気象情報によって予測のつく台風なら事前のキャンセルなども含めて対応できますが、ゲリラ豪雨や落雷による豪雨は突然発生することもあるので、いつ起きても対応できるように準備をしておく必要があります。
一方で気温も気になるところです。
埼玉県熊谷市で41度以上記録したのは7月中旬ですから、ゴルフ場でも熱中症を防ぐための服装も必要な場合があります。
強烈な直射日光を受ける7月のゴルフ場では服装の色が大事
昔から「暑さ寒さも彼岸まで」と言われたように、3月の春分の日から9月の秋分の日までは暖かい季節とされています。
その中間の7月はまさに暑い時季なわけですから、ゴルフ場では半袖シャツに薄地のパンツが最適です。
また暑いときには大量の汗がでるので、できれば吸水性のある生地のほうが体は楽に感じるでしょう。
ただし吸水性のある生地の多くは通気性がないため、シャツの内側に熱がこもって余計に暑く感じる場合があります。
そのため袖口の広いデザインの服装を選ぶと、シャツの中が通気して、体熱を外に放出してくれます。
また暑さ対策の基本として、直射日光による太陽熱を必要以上に吸収しないことです。
ファッション性や好みもあるとは思いますが、黒色などのダークカラーは太陽熱を受けやすいので、明るい色のものを選ぶようにしましょう。
ここで気をつけたいのは白色です。
白地は汗を吸収すると、素肌や下着が透けてしまうことがあるからです。
女性に限らず男性も透けない生地を選ぶか、アンダーシャツを着用して周囲に不快な思いをさせないような心配りをしたいものです。
7月の猛暑に適した服装とゴルフのドレスコードの関係
7月の猛暑を想定すると、屋外スポーツのゴルフで服装による涼しさを求めても、あまり意味はないかもしれません。
そのため事前に冷やしておいた冷却パックや、その場で冷たくなる瞬間冷却パックなどで体を冷やしたほうが効果は高いとも言えます。
また安全性を担保するためにも、コールドスプレーを準備しておくと良いかもしれません。
湿度の高い日本では涼しさを求めるために、肌の露出度が高い服装を選びがちになるものです。
どんよりとした厚い雲の下で蒸し暑い中でのゴルフであれば、ノースリーブシャツは最良の服装かもしれません。
ただゴルフ場にはドレスコードなるものがあって、タンクトップやそれに近い袖のないノースリーブシャツは認めていないのが一般的です。
またオフィシャルとして服装規定を設けていなくても、ゴルファーのマナーとして適さない服装の代表格ともされています。
「コースに出れば誰も見ていないから」と、自分の判断でマナー違反の服装をするのは避けましょう。
ゴルフの根幹でもある「審判のいない競技」は、誰も見ていないからこそ守らなければ成立しないものなのです。
7月の強烈な直射日光から身を守るゴルフの服装とグッズ
そもそも強烈な直射日光を浴びてゴルフをしていたら、どんな人でもダメージを受けてしまいます。
特に7月後半の梅雨明けになると尋常ではない暑さがやってきて、ニュース番組では毎日のように「現在の気温は…」と40度前後の猛暑を伝えています。
ゴルフ場は都市部より風は抜けますが、芝からの照り返しの反射光は、日傘では防ぐことはできません。
そうした強烈な日差しを防ぐには、厚着の服装で体全体を覆うしかありません。
内部の熱は通気性さえ良ければ逃がすことができますので、長袖や長ズボンはもちろんのこと、首周りもカバーすれば、強い日差しから身を守ることができるでしょう。
ただ首周りは襟を立ててカバーするのが一般的ですが、マナーに反するという考えもあるようです。
街中ならストールは効果的ですが、ゴルフではスイングの邪魔になってしまうので使えません。
熱中症対策グッズに、首に巻けるネクタイ(リボン)のようなものがあります。
冷却効果のあるもので、ペットボトルの水をかけると冷たくなり、1日何回も水をかけると冷たくすることができ、首周りを日差しからも守ってくれる便利グッズはオススメです。
ジメジメした7月の湿度でも快適に過ごせるゴルフ用の服装
7月のゴルフは、猛暑や直射日光の強い日ばかりではありません。
梅雨の湿度でジメジメしていて、1時間前の空気がまだそこにあるような不快な時季でもあります。
黙ってジッとしていても毛穴から汗が噴出してくる、そんなときは吸水性のある服装が必要です。
いわゆる高機能インナーシャツと言われている吸水性能が高いシャツは、どんなに汗をかいてもサラサラとした質感で、着ているだけで快適になれるという優れものです。
衣料量販店でも店頭で販売されていますし、ネット通販ではメッシュ素材と組み合わせて通気性と吸収性を兼ね備えたものもあります。
もちろん肌を覆ったほうが快適なので長袖タイプを使用することになりますが、ここで気をつけたいのは服装マナーです。
ゴルフ場によっては高機能シャツを「下着である」と判断している場合があり、長袖の高機能シャツの上に半袖のゴルフシャツを重ね着することを禁止しているところがあります。
予約段階で事前に服装規定を確認しておくと、スタート前のトラブルを回避することができます。
異常気象が続く7月のゴルフ場で常備したい服装
地球温暖化やヒートアイランド現象などの影響なのか、7月には毎年異常気象が発生して、「30年に1度」「50年に1度」さらには「100年に1度」を繰り返しています。
そうした突発的な降雨に対応するためには、やはりレインウェアは常備しておきたいものです。
地域にもよりますが、「暑い時季はレインウェアを着ない」ゴルファーはたくさんいます。
多少の雨で濡れるのと、レインウェアを着て蒸れて濡れるのを考えたら、前者がベターという判断なのでしょう。
梅雨時の雨であれば、それでも問題はないかと思いますが、ゲリラ豪雨が発生すると大粒の雨だけではなく雹(ヒョウ)が落ちてくる場合もあるので、やはりもしものためにもレインウェアはキャディバッグに入れておきましょう。
しかしながら実際には使う機会があるのか分からないとなると、限られた荷物の中では入れない場合もあるかもしれません。
そんなときは、お洒落で機能性の高いポンチョを準備しておくと便利です。
いわゆるマント型は脱着が簡単なので、プレーのときは脱ぎ、移動するときには羽織るだけです。
もちろん通気性はありますし、フードがあるので傘も必要なく、しかも手が濡れないというゴルファーにとっては便利な服装です。
これなら雷のときにも傘を差さずにいられるのでリスクは軽減されますし、日常的にも活用できるので1枚用意しておくことをオススメします。
7月のゴルフ場では気象の変化に対応できる服装の準備が大切
梅雨と猛暑を繰り返す7月はまさに異常気象の時季です。
ゴルフ場での服装も、その時々の事象に対応できる準備をしておく必要があります。
また服装だけではなく、冷却グッズや水分なども携帯して、不安のない準備をしておくことが大切ではないでしょうか。