ドライバーやアイアンなどは中古で買ったり、家族や先輩からもらったりしてゴルフをスタートしている人が多いのではないでしょうか。
しかし、ウェッジやパターは長く使う傾向があり、譲ってもらえなければ自分で買って用意するしかありません。
今回は、そんなウェッジの重要性とウェッジの代表クリーブランドを初心者にすすめる理由を話します。
ウェッジがゴルフにおいて重要であることを知る
初心者は、ドライバーやアイアンが上手くなればスコアアップができると思っているかもしれません。
確かに最低限ドライバーで前に飛ばして、アイアンでグリーンに近づけることは重要です。
しかし、これらはある程度打てるようになればゴルフは成り立ちます。
裏を返すと、ドライバーやアイアンが完璧にいかなくても、ウェッジやパターが完璧に扱えればスコアが縮まるのです。
このことに気が付くことが重要です。
初心者は飛距離が出るものを優先して練習しがちですが、ウェッジやパターの練習をしたほうがスコアを縮められるのです。
理由は、スコアのうち、パターとアプローチが大きな打数の割合を占めるからです。
ゴルフはカップにボールを入れることが、各ホールのゴールです。
そうなると最重要なのがパターを確実に入れることですが、パッティングを楽にするためにはウェッジが必要不可欠なのです。
このように考えるとドライバーよりアプローチを練習するほうが効率的にスコアを縮められると思いませんか。
海外では一般的に、パターとアプローチから練習を始めるそうです。
日本とはこの点が大きく違いますね。
ウェッジで人気のブランドを先にいくつか伝えると、タイトリスト、クリーブランド、フォーティーン、キャロウェイなど有名どころがあります。
ウェッジに頼ることが初心者はスコアアップへの近道
ウェッジによるアプローチがスコアアップの効率的手段だというのは、なんとなく理解できたでしょうか。
しかしながらアプローチ練習は、上手くいかないと楽しいものではなく、単調ですぐ飽きてしまいます。
そのため、少しでも扱いやすいウェッジでアプローチ練習をすれば、遊び感覚でボールを操れるようになって良いイメージが残ります。
その扱いやすいウェッジとして初心者にすすめられるのが、クリーブランドのウェッジというわけです。
ウェッジに頼るといっても、初心者だけではありません。
100ヤード以内のショートゲームで精度を上げるには、次のようなパターンを作り上げることが重要です。
『ショートゲーム(100ヤード以内)を1ショット&2パター』、つまり3打でできるようにするのです。
ある程度の経験者やプロゴルファーでもふたつの観点からウェッジに頼る人が多いです。
・ウェッジそのものの性能や特徴に頼ることでアプローチの精度が上がる
・難しいクラブでコントロールするのと、優しいクラブに頼ってオートマティックに打つのも結果がすべて
経験者がウェッジに頼るのに、初心者が頼らないのはおかしな話です。
初心者におすすめなウェッジの特徴と選び方の参考
まず、初心者が初めにウェッジを手に持つ印象に次のようなものがあります。
・ロフトが寝ているため、当たっても飛ばないイメージが強い
実際、アイアンに比べて、本当に飛ぶのか不安になるはずです。
また難しいウェッジはフェースが小さく、より不安なイメージが生まれます。
そのため、初心者はフェース面ができるだけ大きいものを選んだほうが安心感が高くて良いでしょう。
その代表格が、クリーブランドです。
次に、ウェッジを選ぶ際に重要なのがロフト角です。
基本的には、飛距離を基準にPW以下の飛距離を刻めるように、4度や6度といった間隔で2~3本選ぶのが一般的です。
またウェッジにはバンス角があり、こちらも考慮してウェッジを選ぶ必要があります。
ただこれを絞り込むのは、初心者には難しいはずです。
そのため、ひとつの選び方としてウェッジのロフト角と使用目的によってバンス角を見直すことをおすすめします。
例:3本ウェッジを入れる場合(46度のPWから4度刻み)
1本目→58度(バンカーや深いラフからのショット用、バンス大きめ)
2本目→54度(アプローチ用、通常のバンス)
3本目→50度(50~100ヤード以内のショット用、ローバンスでアイアンに近いイメージ)
2本の場合は、52度と58度の組み合わせがおすすめです。
6度間隔であり比較的扱いやすい番手だからです。
クリーブランドのウェッジが初心者におすすめな理由
では、クリーブランドのウェッジが初心者におすすめできる理由についてポイントをお話します。
・フェース面が大きめに作られていて扱いやすい
先にお伝えした通り、ウェッジは構えたときにボールが上がるかどうかイメージできることが大切です。
クリーブランドのウェッジは比較的フェースが大きめに作られているため、初心者に向いていると言われています。
ただし大きすぎるということもなく、ある程度上手くなっても使えるウェッジです。
松山英樹プロが使っているモデルもあります。
次項で紹介するような初心者用に作られたものもありますが、多くはそうではないので心配しないでください。
逆にフェースが大きすぎるものは、上達の妨げになるかもしれません。
・バリエーションが豊富にある
ほとんどのメーカーでもそうですが、ロフト角やバンス角のバリエーションが豊富です。
フェースの溝も特徴があり、スピンがかけやすいため扱いやすくなっています。
初心者向けに売り出されているウェッジだと、バリエーションが少なく、ある程度上達してくるとゴルフスタイルに合わせて買い替える必要が出てきます。
クリーブランドの場合は、しっかり選べて初心者でも扱いやすいので、周囲の経験者でもクリーブランドを進めてくる人が多いのではないでしょうか。
クリーブランドのウェッジ
それでは、クリーブランドのウェッジをいくつかご紹介します。
まずは、初心者の中でも、とりあえずウェッジに頼り簡単に打てるようになれば良い人向けのウェッジです。
本当に入門編といったところです。
《スマートソール 3 TYPE-S》
こちらは、ロフト角58度のウェッジになり、初心者向けモデルです。
ウェッジは、バンスを上手く使えるかが重要になります。
しかし、初心者はバンスを使うという感覚が分からないため、アプローチでざっくり、深いラフの抜けが悪くミスショットしてしまうことが多いです。
このウェッジは、ソールが3段階にに分かれているワイドソールで、バンカーでの弾きは良く、かつ深いラフでも芝の抵抗を減らして抜けを良くしてくれています。
また、飛距離性能、スピン性能共に高く、初心者でも安定したアプローチが可能になります。
《RTX F-FORGED Ⅱ ウェッジ》
先々を見据え、購入をするならRTXシリーズがおすすめです。
プロゴルファーも愛用しているRTXシリーズの中でもワイドソールで優しいモデルです。
48~60度のロフトバリエーションがあること、またレディースモデルもあるため女性でも使いやすいです。
初心者におすすめなクリーブランドのお得ウェッジ
先では、クリーブランドの2019年9月時点で、販売されている最新のウェッジを紹介しました。
しかしながら最新モデルは、初心者にとって価格的に手が出しにくいかもしれません。
1本だけということならばまだしも、ウェッジ2~3本を買おうとするとそれなりにお金がかかります。
そこでおすすめしたいのが、RTX 3シリーズです。
現行RTX 4シリーズのひとつ前のモデルです。
ひとつ前とは言え、ウェッジの性能としては全然見劣りせず問題ありません。
新品でもネットショッピングやオークションを利用すれば、在庫限りですが5,000~8,000円程度/本で購入ができます。
シャフトもダイナミックゴールドやN.S.PROなど選べるのでアイアンとの流れを考え重量も選ぶことができます。
また、ソールの種類も複数あるため、自分に合ったソール形状が選べるでしょう。
是非、候補のひとつに加えてみてください。
初心者でもウェッジはしっかりと選ぶべき
今回は初心者が使いやすく選びやすい、クリーブランドのウェッジを中心にまとめました。
ウェッジは、初心者~上級者に限らず長く使うものです。
早い段階からしっかりと選ぶことで、合わなかったとしても、何が合わなかった分かるようになるので、しっかりと理解した上で購入することが大切です。