本格的なゴルフシーズンに入った5月の服装準備は難しい

ゴルフ場での5月は初春の服装が必要なときと、盛夏の服装が必要なときがあります。

関東周辺を例にして、気温の低い日や風の強い日の体感温度にあった服装、また25度以上の気温にあった服装についてお話します。

5月のゴルフ場は寒暖差や梅雨があるので服装に迷う季節

5月とは、地域によっては新緑の季節であり、また春から夏へと移り変わるところもありますし、すでに夏真っ盛りのところもあります。

そのため、ゴルフをするものにとっては、服装で悩む時期かもしれません。

関東周辺では春夏用の服装が合う時期と言われています。

初旬はまだ春の装いで、終盤になると夏用の服装が合うようになり、天気予報を見ながら服装を選ばなければなりません。

また日によって朝夕の寒暖差が激しく、日照時間によっても用意する服装は違ってくる場合があります。

1番やっかいなのは梅雨対策です。

関東周辺では梅雨による雨対策が必要になりますが、5月初旬は日によってはレインウェアがないと厳しい日もありますし、下旬になると上はレインウェアなしで濡れながらのゴルフという日もあります。

また日照に関係なく紫外線の強い時期でもあります。

関東周辺の紫外線を年間で比較すると5月はかなり多い時期なので、それなりの対策が必要になります。

UV対策のクリームも効果はありますが、長袖ウェアに勝るものはありません。

ただ気温や雨を考えると、半袖シャツにUVクリームのほうが動きやすい日もあるので、迷いが出ることもあるかもしれません。

5月の平均気温をみるとゴルフ場では冬の服装が必要かも?

5月のゴルフ場は、春の服装と夏の服装、そして雨の服装を準備しておかなければなりません。

特に初旬は雨雲がたち込めると、日差しが遮られて肌寒さを感じ、さらに風によって体寒温度も下がります。

ゴルフは動きやすい服装が必須なので、なるべく重ね着はしたくないものですが、1日中寒さに耐えるのも辛いものです。

なるべく身体に密着するセーターを用意しておいて、「寒ければ着る」ことができれば震えながらのゴルフは回避できるはずです。

また風が強いこともあるでしょう。

南風であれば我慢できるかもしれませんが、運悪く北風でも吹くものなら、気合いで我慢できるような寒さではありません。

5月の関東の平均気温は18度前後ですから、風速1メートルの体寒温度は11度です。

風速5メートルだと体寒温度は6度しかないので、ゴルフどころではなくなっているかもしれません。

こんなときは、風除けとなるウインドブレーカーは必需品です。

動きやすさよりも温かさを優先して、セーターとウインドブレーカーを重ね着すれば気温や風をカバーできるでしょう。

5月に着るゴルフの服装には流行があるので注意が必要

5月のゴルフ場では、予想外の気温や風に対する対策のために、セーターやウインドブレーカーの準備をしておきたいものですが、服装には流行があるので古いデザインのものは野暮ったい感じがするものです。

例えばセーターの襟をみると、昔はVネックがゴルフの服装の定番でしたが、いまはクールネックと言われる丸首セーターが一般的です。

温かさという点ではVでも丸でも問題はありませんが、寒いながらもファッション性は大事なポイントです。

ただ毎年のように変わるデザインやカラーを追い求めていくと、出費がかさんでプレー代にしわ寄せがくるかもしれません。

そこで流行に関係なく着られて、しかも動きやすい服装はいかがでしょう。

一時期ゴルフ場の服装マナーで問題視されたこともありますが、高機能インナーシャツは薄くても保温力に優れていて、しかも風除けにもなり寒さを感じずにゴルフを楽しむことができます。

そのため普段着用しているシャツを高機能インナーシャツに代えるだけで、十分温かさを確保することができるはずです。

5月のゴルフ場に対応する高機能シャツと服装マナーの関係性

そもそも体温が放出することで寒さを感じます。

放出する体温を外に漏らさずセーターの中にとどめることで温かさを感じられます。

また5月の冷たい風が吹きつけることで、溜め込んだ体温を逃がさないように風除けのウインドブレーカーを着用すると、セーターにウインドブレーカーの重ね着ではさすがに動きが取りにくいというマイナス面があります。

そこで高機能インナーシャツであれば、薄い生地のシャツなので動きに支障をきたすことはありません。

それどころか、発汗に対応する吸収性と通気性に優れているため、蒸れないことからレインウェアを着用しても効果が大きいと言われています。

熱を溜める保温性にも優れていますので、ゴルフ以外のアスリートの多くが着用しています。

ゴルフ界でも注目されてアンダーシャツとして活用されていましたが、スポーツ界で高機能シャツが一般化されたこともあって、半袖シャツと組み合わせたところ、一部のゴルフ場で「下着」として認定し物議を醸したことがあります。

そうした服装マナーの観点からは、長袖のゴルフシャツと組み合わせるとベストかもしれません。

5月でも真夏のゴルフのときもあるので夏の服装も準備しよう

5月のゴルフ場は寒い日ばかりではありません。

関東の5月は、気温25度以上の日が約半月ありますので、暑いと感じることも多いはずです。

まさに夏の服装で十分なので、ゴルフウェアは吸水性のある半袖シャツ、服装規定がなければ半ズボンでも良いと思います。

また日差しの強さからツバの長いキャップやサンバイザー、サングラスなども用意したいところです。

ただ前段で紹介したように、紫外線の強い時期なのでUV加工の服装か、もしくはUV対応のクリームなどを準備しておきたいものです。

また高機能シャツの中には、吸水してから速乾のタイプもあるので、気化熱によって涼しく感じることができる優れもののシャツもあります。

暑くなると毎年のように論争となるのが、「シャツ・イン」です。

シャツをズボンの中に入れるのが服装マナーだと言う人がいれば、近年の異常気象を考えれば通気性の良い着こなしのほうが暑さに対応していると、シャツを出す服装こそが正しいと言う人もいます。

どちらにせよ、ゴルフ場の服装規定にシャツ・インがないか確認しておくと良いかもしれません。

5月のゴルフの服装は天気予報の予想気温を確認しよう

5月のゴルフ場では、夏用の服装と冬用の服装が必要になりますが、天気予報の予想気温をみると準備するべき服装は大体決まると思います。

しかしながら山岳コースは天候の急変、シーサイドコースは強風などで体寒温度が低くなることがあるので、夏用の服装のときでもセーターやベストは準備しておきたいものです。

また暑い日とは言え、ゴルフ場では夏季シーズンとはしていないはずです。

最近は、暑さへの対応で受付時にノージャケットを認めているゴルフ場もありますが、そんなところでも5月はジャケット着用が義務付けられているはずです。

もしも30度近くの気温があって、とてもジャケットに袖を通すことができないようであれば、左腕にかけて受付をするとトラブルは確実に回避できます。

また暑くなるとスタート前に散水をしていて、芝面が濡れていることがあります。

そのためスペアのソックスを用意しておくと良いかもしれません。

急激に暑くなると、身体が馴染まずに体調を崩すこともありますので、コース内に電波が届くようなら、マナーモードで携帯電話をもっていくと緊急時に役に立つこともあります。

5月のゴルフ場は夏と冬の服装を準備して行こう!

ゴールデンウィークとともに始まる5月のゴルフですが、服装については春先の寒い時季のものと、真夏の暑い時季のものを準備しておきたいものです。

特に山岳コースで風が強いと、冬並みの体寒温度になるので、相応の準備をしておく必要があります。