ゴルフ用語の『フェース』には意外に深い意味がある!

ゴルフクラブのフェースの意味はご存知でしょうか?

実は「フェース=顔」 ではなく、「フェース=打面」でもないと考えたほうが良さそうです。

今回はゴルフクラブとしてのフェースと、ゴルフスイングにおけるフェースについて、またフェースを合わせる意味を解説します。

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ゴルフクラブのフェースの意味は顔ではない!

ゴルフにおける一般的なフェースの意味は、ボールを正しい形で打つ部分(面)のことで、顔を表したものではありません。

フェースはゴルフクラブを先端にあるクラブヘッドのボールを打つために想定した部分のことを指すことがありますが、必ずしもフェース面だけでボールを打つわけではありません。

トップしたときはクラブヘッドの最下部にあるリーディングエッジ、つまりクラブへッドの刃にあたる部分で打つことになります。

また砂の中のボールを打つつもりが、ウェッジのヘッドが砂に潜り込んでトップラインと呼ばれるヘッドの最頂部に当たることもあります。

さらにシャフトとクラブヘッドが連結されているネックの下部に当たることをシャンクと呼びます。

これらは正しいショットではないので、クラブヘッドの想定した部分に当たっていません。

つまり想定した正しい部分がフェースとなるわけですが、次でもう少し詳しく確認していきましょう。

ゴルフのフェースの意味をアイアンを例にして確認しよう

ゴルフクラブのヘッドは大きく分けて3つあります。

ドライバーなどのウッドタイプ、ウェッジなども含めたアイアンタイプ、パタータイプの3つに区分できます。

まずは、このうちで分かりやすいアイアンタイプでフェースの意味について説明していきます。

アイアンの先端についているヘッドは、接続部分がネック、またはホーゼルと呼びます。

ここにボールが当たるとシャンクしますが、本来ホーゼルで打つことは想定していないのでフェースではありません。

またヘッドの最下部の刃がリーディングエッジ、反対に最頂部がトップラインと呼び、これらもフェースではありません。

クラブヘッドの打面を見ると横に溝が掘られていますが、縦線のところでその溝は止まっています。

この縦線をバーチカルライン、溝をフェースライン(スコアライン)と呼び、バーチカルラインの内側はつや消しになっているのが一般的です。

通常はこのつや消しの中で、フェースラインの溝のある部分をフェースと呼んでいます。

ゴルフクラブのフェースには本当の意味がある

クラブヘッドの打面部分の中で、バーチカルラインの内側、横溝が掘られている部分をフェースと言います。

ただしゴルフスイングで「フェースでとらえる」と表現するときは、そのフェース面の範囲すべてという意味ではありません。

フェースの中には効率良く反発する部分があって、そこをスイートスポット、または芯と呼んでいます。

良い当たりのときに「芯を喰っている」という、あの部分のことです。

机上での反発は、トランポリンのように中心に近いほど弾むのですが、フェースの形は丸ではありません。

またシャフトの接続部分のホーゼル側が細く、先端に向かうほど広がっていて、扇状になっているので真ん中が弾むとは限りません。

実際のところほとんどのアイアンの場合、中心よりも少しだけホーゼル側にスイートスポットがあります。

本当の「フェースでとらえる」というのは、このポイント周辺で打つことを指します。

ちなみにこのスイートスポットを意識してインパクトを狙うと、ホーゼルに当たってシャンクするため、「シャンクしたら上手くなった証拠」と言われることがあるのです。

ゴルフ用語の「フェースを合わせる」の本当の意味

ゴルフでは「フェースを合わせる」という言葉を良く使います。

アドレスでボールの後ろのゴルフクラブをセットしたときの状態が、「フェースを合わせる」ことになりますが、このセットの状態をインパクトで再現することも、同じく「フェースを合わせる」ことになります。

またターゲットとボールを結ぶ飛球線に対して、フェースを垂直にセットすることも「フェースを合わせる」ですし、ティーアップしたボールを下からアッパーブローで打ち出すときも使います。

結果的にフェースはボールに合わせる場合と、飛球線に合わせる場合があるということになります。

このほかにも回転軸を中心とした円のスイングをすると、インパクトの直前までフェースは開いていて、インパクトで垂直になり、インパクト後は閉じてしまいます。

各部分で正しい形になっていること、つまりスイングの軌道に対する意味としても「フェースを合わせる」と使うことがあるのです。

アッパーブローのゴルフスイングでのフェースの向きと意味

一般的に「フェースを合わせる」というのはフェースの向きのことですが、稀にロフト角に合わせるときの意味にも使われることがあります。

合わせる以外にとらえる、つかまえるなどとも表現しますね。

ロフト角とはシャフトとフェースの間の角度のことで、ロフト角がもっとも小さいのはパター、次はドライバーです。

逆にロフト角が大きいのはウェッジや9番アイアンなどがあります。

そしてボールの位置は、それぞれのクラブのロフト角の違いによって変わってきます。

ティーアップしたボールを打つためには、ボールの手前にスイングの最下点を定めて、ヘッドが上がり出したときにフェースを合わせることになります。

いわゆるアッパーブローのゴルフスイングですが、打ち出す角度は14度がもっとも飛ぶと言われています。

一方でドライバーのロフト角は10度前後ですから、フェースを4度ほど上に向けてインパクトしないと、飛距離を稼ぐことができません。

このときフェースの向きは、打ち出す角度と方向性の2つを同時に考えて、インパクトに臨んでいることになります。

フェースが開閉する意味を理解できたらゴルフが絶対に上手くなる

インパクトではアドレスと同じ形のフェースになるのが理想形です。

ところが無意識にゴルフスイングをしていると、いつまで経ってもスクエアなフェースにはなりません。

まずは正しいアドレスを取ること、次にテークバックはインサイドに引くこと、そしてダウンスイングでは軸を中心とした円の軌道を描くことが必要です。

そうすればインパクトまでのフェースは開いた状態、インパクト後は閉じた状態になります。

このフェースの開閉の意味が正しく理解できて、アドレスの時点でインパクト前後のイメージを浮かべることができれば、アドレスのときと同じフェースの形になるはずです

あとは自分のスイングの最下点を知ることです。

練習場で素振りを繰り返すと、ヘッドで人工芝を擦るポイントは一定になってきます。

ボールの行方を追うよりも、ボールの後ろにコインを1枚置いて、コインに当たらないでショットができるように練習してみてください。

最下点が一定になってから、フェースの向きやロフト角を意識して修正すれば、時間を掛けずに正しいスイングに近づいていくはずです。

ゴルフクラブのフェースの本当の意味を知ることが大事

ゴルフクラブのフェースの意味を知ることによって、どこでインパクトすることが良いのかが分かってきます。

クラブの部位としてのフェースと、インパクトのときのフェースには違いがあり、特にスイートスポットに合わせるいう意味を理解しインパクトすることが大切です。