ドライバーのロフト角は9度が良く飛ぶ説は嘘か真か?

ドライバーのロフト角は9度が一番良く飛ぶみたいな説を聞いたことありませんか。

なぜこのような説が生まれたのでしょう。

果たして本当なのか気になるところです。

今回はドライバーのロフト角は9度が一番良く飛ぶ説について考えてみます。

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ドライバーのロフト角9度飛ぶ説は何故生まれたのか?

一昔前ロフト角9度のドライバーが一番良く飛ぶ、男ならロフト角9度のドライバーで遠くへ飛ばすものだと言われていました。

そこには体育会系のノリみたいなもので、二桁のロフト角より、一桁のほうが男らしいといった背景があったようです。

当時はドライバーのヘッドも小ぶりで、素材や製造技術も発展途中で、今のように簡単に高くボールが上がり遠くへ飛ぶヘッドは限られていました。

確かにロフト角が低いと、見ていて惚れ惚れするような中弾道のボールで飛んでいったものです。

しかしながら9度のロフト角を使いこなすには、硬いシャフトと体格や筋力が必要で、全てのゴルファーが使いこなせるものではありませんでした。

現在は、素材と製造技術の進歩により、無理せずに飛距離が出るドライバーが発売されていますので、体格が小さく筋力があまりなくとも飛距離が出るようになっています。

ドライバーロフト角9度は、一部の体育会系男子の都市伝説のように生まれて、男性アマチュアゴルファーの間で広がっていったようです。

ドライバーの適正なロフト角とは

ドライバーの飛びの要素は、ボールの初速、打ち出し角、スピン量の三つで、そのバランスで飛距離が決まります。

大抵のゴルフショップの試打コーナーに、この数値を簡単に測ることのできる計測器がありますので、数値を確認することをおすすめします。

ゴルフ用品の進化とともに、理論的に飛距離を分析してドラ-バーを選ぶ時代に変わってきたのかもしれません。

ドライバー選びは、スイングデータを計測して選ぶようになったため、ロフト角9度は飛ぶ説は少し廃れたようにも感じます。

ドライバーの飛距離はヘッドスピードやミート率によって変わってきますが、ボールが十分に上がらなければ、打ち下ろしでない限り飛距離は伸びません。

ロフト角は、ボールの初速、打ち出し角、スピン量の三つを最高のパフォーマンスを発揮できる角度で選ぶことが大切です。

ドライバーのロフト角9度は間違いだったのか

イメージが先行した感のある、ドライバーのロフト角9度は飛ぶ説ですが、間違いだったのでしょうか。

一般的男子のドライバーのヘッドスピードは、40~45m/sです。

ヘッドスピードが45m/sでインパクトしたときのボールの初速は63m/sくらいです。

打出し角が15度で、スピン量は2400rpm前後が理想の弾道になります。

スピン量は多すぎるとボールが吹き上がり、上空で失速して飛距離は伸びません。

そのため遠くへ飛ばすにはスピン量を2000rpmくらいに抑える必要があります。

このスピン量の場合ヘッドスピードが50m/s以上で、ロフト角は9度~9.5度が適切です。

つまりロフト角9度のドライバーは、ヘッドスピードが50m/sで最大飛距離が出るロフト角であるため、飛ぶ説の全てが間違いではありません。

ヘッドスピード50m/s以上のゴルファーはどれくらいのレベルかというと、世界で活躍するトッププロの平均的なヘッドスピードと同じくらいです。

皆さんがご存知の石川遼選手のヘッドスピードは52~54m/sくらいです。

プロの世界で活躍している、ゴルファーが使うとちょうど良いロフト角が9度なのです。

こうしたことから、アマチュアの間で都市伝説のように広がったのも分かる気がします。

アマチュアにとってロフト角は9度は不適正?

石川遼選手は、エピックフラッシュサブゼロのロフト角9.5度ドライバーを使用しています。

ロフト角9度のドライバーはトッププロが使用してこそ飛距離の出るクラブのようです。

ではニ桁のロフト角ではダメなのでしょうか。

ロフト角10.5度は飛ばないのでしょうか。

実はロフト角が高くても飛距離は伸びます。

ボールを遠くへ投げるときに、直球で投げるよりもある程度の放物線を描くように投げたほうが遠くへ飛んでいきます。

飛ぶドライバーの要素である打ち出し角がそれにあたり、ロフト角もある程度はあったほうが打ち出しやすいのです。

決して一桁のロフト角でなくては飛ばないことはなく、二桁のロフト角のほうが飛ぶこともあります。

先に説明したように、一般的男子のドライバーのヘッドスピードは、40~45m/sです。

打出し角は15度で、スピン量は2400rpm前後が理想の弾道になります。

スピン量が多すぎるとボールが吹き上がり、少なすぎてもドロップするため、その適量に収まりやすいロフト角は10.5度前後だと考えられます。

一般男子のドライバーのヘッドスピードは、40~45m/sですから、ロフト角が10.5度もしくはそれ以上のロフト角のほうが飛距離を出せる可能性は高いです。

世界のプロゴルファーのロフト角は何度?

ドライバーのロフト角は9度が良く飛ぶ説の条件は、ヘッドスピードが50m/s以上が条件となります。

そのヘッドスピードが実現できる男子プロへの憧れから、ロフト角9度最強説が支持されていたのではないでしょうか。

しかし、男子プロのロフト角は、必ずしも全員が一桁ではないようです。

最近の大きなヘッドのドライバーで飛距離を出すには、ロフト角が低く過ぎないほうが良いのです。

松山英樹選手は9.5度のドライバーを使用しています。

彼のヘッドスピードは50m/s以上なので、ロフト角9.5度が飛距離を打すにはベストなロフト角なのでしょう。

またPGAツアー屈指の飛ばし屋として有名なダスティン・ジョンソン選手のヘッドスピードは54m/s以上ですが、ロフト角は10.5度のドライバーを使用しています。

それでは女子プロゴルファーが使うドライバーのロフト角はどの程度でしょうか。

AIG全英女子オープンの覇者、渋野日向子選手のヘッドスピードは42m/s以上で、アマチュア男子の平均に近いヘッドスピードです。

ドライバーは、PING のG410 PLUSのロフト角10.5度を使用しています。

それからドライバー飛距離ランキング上位の葭葉ルミ選手は、10.5度のドライバーを使用しています。

ヘッドスピードは女子ではかなり速めの47m/sです。

これらを見るとアマチュア男子のロフト角は、10.5度が良く飛ドライバー説にしても良いのではないでしょうか。

ロフト角だけではない、シャフトも含めた選び方

ドライバーを選ぶ際の優先順位は飛距離であるため、飛ぶと言われるロフト角9度の伝説に信憑性がついたのかもしれません。

もし当時から多くのプロが二桁のロフト角を使用していたら、ロフト角10.5度最強説に変わっていたのかもしれません。

飛距離はヘッドだけではなく、ヘッドスピードとシャフトのフレックスの組み合わせも大切です。

シャフトのフレックスは、L→R→SR→S→Xの順で硬くなります。

Xは一般的に最も硬いシャフトで、ヘッドスピードは46~50m/s以上が目安です。

Sはある程度ヘッドスピードが速い人向けで、ヘッドスピードは42~50m/s以下が目安になっています。

さらにSRはSシャフトとRシャフトの中間の硬さで、ヘッドスピードは40~43m/sくらいです。

Rは初心者向きのフレックスで、ヘッドスピードは38~40m/sが目安、Lはレディース用のシャフトで、ヘッドスピードは28~34m/sが目安にしてください。

これらを参考にして、シャフトの硬さを選びましょう。

自分に合った組み合わせを選ぶには、必ず試打をしてください。

ロフト角が少ないものを使ってプロのように飛ばしたいという気持ちは分かりますが、練習を重ねてヘッドスピードが速くなってから、ロフト角が少ないドライバーにしてみるのが良いと考えられます。

ハイロフトが合っていたらそれで良し!

ドライバーのロフト角は9度が良く飛ぶ説は、一部のゴルファーにとっては正解であり、本来はヘッドスピードによって変わってくるのが真実のようです。

現在のデカヘッドのドライバーは、バックスピンを減らせる構造になってきたため、ロフト角が低いものより10度以上のロフト角のほうが良いのかもしれません。

道具の進化によって、過去の通説は通用しなくなってくるものと考えられます。

そうした情報に惑わされることなく、自身のデータが適正値に近いかどうかで判断することが大切です。