ベストスコアを狙うウェッジの組み合わせと3本の可能性

ベストスコアを更新すること。

それは世界中の全ゴルファーが常にラウンドのとき、意識することです。

14本と限られたゴルフクラブの中で、近距離、バンカーショットで使用するウェッジはスコアアップになくてはならないクラブです。

今回は、自分に合ったウェッジ3本の組み合わせと、ベストスコア更新の手助けとなる方法を述べていきます。

ウェッジの種類と組み合わせ

現在、ウェッジは多種多様なクラブが開発・生産されています。

「どれを選べば良い?」

「近距離でピンに寄せられる?」

「バンカーからうまく脱出できる?」

「ウェッジは2本にするか3本にするか?」

こうしたことにラウンドの前日には良く悩まされ、なかなか眠れずに当日スコアを崩すという負のスパイラルを起こしてしまうほどです。

このウェッジの選択もゴルフの醍醐味のひとつではありますが、この組み合わせがスコアを大きく左右していることも事実です。

ウェッジの種類は100ヤード前後のショットやグリーン周りからのアプローチ、砲台グリーンを狙うロブショット及びバンカーショットと様々なシーンに選択を迫られるクラブです。

バンカーショット一つにしても、フェアウェイバンカーかガードバンカーからの脱出、バンカーのアゴは高いのか低いのか、砂は軽いか重いのかと、こんなにも種類があります。

それらを踏まえて様々な種類のウェッジから、自分に合うものやコースに適したものを選びましょう。

ウェッジ3本の重要性

ゴルフはクリエイティブなスポーツです。

特にアプローチは自分の得意不得意を瞬時に判断して創造力を発揮していく分野です。

状況に応じて、可能な限り危険を避けながら、自分好みの球筋やボールの転がりをイメージできるウェッジを選択します。

それもごく短い時間のうちに判断を下していくので、使い慣れた組み合わせのウェッジを3本ゴルフバックに入れておくと良いでしょう。

こうした戦略を常にイメージする習慣をつけることによって、適格で自分の持ち味を活かした攻め方が自然と思い浮かぶようになります。

近距離からのアプローチの失敗はただ1打損するだけでなく、精神的にもかなりのダメージを受けることとなります。

早く寄せたいと状況判断をせずに、適当にウェッジを選択してしまうとスコアを崩すこととなりベストスコア更新はまたお預けとなってしまうでしょう。

例えば短いミドルコースをプレイしていて、ドライバーで250ヤードのナイスショットが出たとします。

気分は高まり、次のアプローチではバーディーのことだけが頭を駆け巡った結果、状況判断せずにウェッジを適当に選びダフりショット、おまけにガードバンカーに入り脱出に3打掛かるという状況です。

こうなると立ち直るのは難しいです。

そうならないためにもウェッジ選択は慎重にしましょう。

ウェッジの特徴

アプローチ時のウェッジ選択にはいつも悩まされますが、残りの距離に合わせて選択するのがもっとも標準的な方法だと言えます。

ただ単にピンまで残り何ヤードというのではなく、グリーンまでの距離、そしてグリーンエッジからピンまでの距離がどのくらいかを把握しなくてはなりません。

アプローチの飛距離はキャリーとランの2種類に分類され、その2つの距離を把握しなくてはならないのです。

常に同じ状況で同じ距離が残るわけではないので、組み合わせたウェッジ3本のキャリーとランの距離を頭に叩きこんでおきましょう。

そしてグリーンの形状や周りのピンまでの状況及びライの良し悪しもしっかりと判断しましょう。

ガードバンカーもアプローチの応用で考えていければ恐れることはありません。

バンカーの深さ、砂の重さ、ピンまでの距離。

まずは状況確認しましょう。

そして過去の失敗や成功を思い出してください。

そうすることによって、あなたの経験が状況に応じたウェッジ選択を可能としてくれるでしょう。

組み合わせたウェッジ3本とコース戦略

ロングコースでドライバー、ミドルアイアンでなんとかグリーン近くまで寄せたとします。

まずはボールの確認をして、グリーンとの距離を把握します。

ボールがエッジに近くピンまで20ヤードという状況下であれば、迷わずにアプローチウェッジを選択しましょう。

クラブ別でのキャリーとランの割合は人により若干の誤差はあります。

ただアプローチウェッジであれば、ほぼほぼ1:1の割合のため、まずはアプローチウェッジで10ヤードキャリーで打ち、後は10ヤードのランが出ることを見守ります。

『転がすなんてみっともない』と言う上級者もいますが、ゴルフは見た目や格好を競う競技ではありません。

いかに危険を回避し自分の得意なショットを打てるかがスコアアップに繋がります。

パーティーの目を気にせずにライが良ければ転がせて寄せるほうが一番安全です。

状況に応じてロブウェッジやサンドウェッジも必要となってくるため、3本の組み合わせは特に厳選しておきましょう。

ウェッジ3本の意味と組み合わせ

コースをプレイするときに14本しかバックに入れられないのに近距離を狙うウェッジだけで3本も必要なのか、フェアウェイウッドやユーティリティーを増やしたほうがスコアアップに繋がるのではないか。

ラウンド前日に、ふとそう思うことありませんか。

スコア120前後のゴルファーは、ウッド系を充実させてラウンドしていることも多いようです。

2打目以降、距離を稼ぎフェアウェイをキープするためにウッド系を充実させればその可能性は格段に増えると考えたためです。

しかしウッド系はどのクラブを使用しても、長いコースの広いフェアウェイでは、たかだか30ヤード程度の違いしかありません。

しかもウッドの打球を追ってみるとミドルアイアンのほうが飛距離が出ていたのではないかと思うことも多いです。

それらを踏まえると、ウッド系の充実はスコアに直結するものではないと判断でき、グリーン100ヤード以内をいかにピンへ近づけるかがスコアアップの近道となるかが分かります。

以上を踏まえて自分の得意とするウェッジを3本組み合わせてラウンドすることをオススメします。

ウェッジ3本の組み合わせ紹介

アベレージゴルファーにオススメのウェッジは、ロフト角52°のアプローチウェッジ、ロフト角56°のサンドウェッジ、ロフト角62°のロブウェッジです。

アプローチウェッジはフルショットで100ヤードを狙ったり、近距離の転がしアプローチに最適です。

特にグリーンエッジを僅かに外し、残り10ヤードのショットではアプローチウェッジをパター感覚で振ってください。

簡単ですが、軽く転がって意外とナイスアプローチとなるからです。

それからサンドウェッジはバンカーからの脱出に必要で特に56°がオススメです。

58°になるとバンカーからのショットでダルマ落とし(少し上がるだけでバンカーから脱出できない)となる可能性が高くなります。

最後にロブウェッジはかなり難易度が上がりますが、ガードバンカーすぐ傍にピンを切っているグリーンでは一度試す価値はあります。

ロブショットは高く上りランが出にくいため、バンカーを越えてピタッと止まり、ベタピンを狙うことができます。

しかし先ほども述べたように難易度が高いため、選択肢の一つとしてください。

この様にウェッジを3本組み合わせることによりある程度の近距離攻略が可能となります。

ウェッジ3本の関係性と組み合わせ

今回ウェッジ3本の組み合わせを紹介しました。

どのケースでどのウェッジを使うかの正解はありません。

ですが頭の片隅にでも置いておければ、きっとコースで応用できるはずなので是非参考にしてください。

新しく替えたドライバーの飛距離は魅力的ですが、使い慣れたウェッジを組み合わせてベストスコアを出したときの達成感はさらにあなたをゴルフ好きにさせるでしょう。