ドライバーの飛距離が平均値を更新しているのはプロだけ?

毎年のように飛ぶドライバーが発売されていて、その飛距離は気になるものですが、データのあるプロゴルファーの平均で見るとやはり飛距離は伸びているようです。

ただアマチュアでその飛距離性能を実感している人はどれだけいるのでしょうか。

今回は高反発クラブが規制されても、プロの世界だけ飛距離が伸びていく理由について考えます。

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ドライバーの平均飛距離が伸びてゴルフ界は変わった

ドライバーの飛距離は気になるものです。

経験や技量に関係なく、同伴プレーヤーのティーショットで負けると、次こそはと力みが入って自滅した経験はないでしょうか。

多くのゴルファーは、例え1ヤードでも前に飛ぶドライバーを欲しがるものです。

高反発クラブが認められていた頃は、長尺ドライバーにデカヘッドで振り回していたことでしょうが、フェアウェイキープ率の悪さから、徐々に長尺ドライバーは消えていき、また巨大なヘッドはルール規制によって消えていきました。

現行のドライバーはルール適合の低反発クラブですが、実はそれでも当時の高反発クラブよりも平均飛距離は伸びているようです。

アマチュアのデータは分母が限られているためばらつきはありますが、プロはトーナメントでの平均飛距離で換算していますから、選手が変わっても平均飛距離は参考データにはなるでしょう。

近年の平均飛距離は300ヤードを超えていて、名だたる大会はトータル8000ヤードにカチカチのグリーンと過去と比較すると異次元の様相となってきています。

低反発ドライバーの平均飛距離はアップしている?

ドライバーは飛ばないはずの低反発になったにもかかわらず、実際の平均飛距離はアップしています。

いつの時代も飛ばし屋ゴルファーはいましたが、タイガーウッズが出現してから、ゴルフ界は格段に距離に対する対策を立てるようになります。

さらに飛ぶだけではなく、フェアウェイのカットもグリーン幅よりも狭くしていることもあり、300ヤード先のグリーンでピンそばにつけるようなショットを繰り返しているのが現代のツアーです。

タイガーはメタルウッド時代の1990年代ですでに平均飛距離が300ヤードを超えていたと言い、ツアー全体の飛距離と比べると20ヤードの差をつけていました。

ところが今のツアー平均の飛距離は、超人と思われたタイガーの飛距離になっています。

しかも低反発クラブを使用しているのですから、明らかにドライバーだけが飛距離アップの原因となっていないことが分かります。

ちなみに高反発クラブを規制したのはプロのほうが早く、2003年以降しばらく平均飛距離は落ち込んでいきます。

高反発ドライバーが消滅しても平均飛距離は伸びる

高反発ドライバーが使用できなくなり、しばらく平均飛距離は落ちていましたが、ボールが大きく進化を遂げたことで平均飛距離は回復し、ここ数年は例年を上回る過去最高をたたき出しています。

平均飛距離が伸びてきているのは、そうした道具の進化だけではなく、スイングそのものの考え方が変わってきていることも影響しているでしょう。

ドライバーに限らず、過去のゴルフクラブは振り子のようにスイングをしていましたから、基本は縦振りのスイングだったわけです。

そうした縦振りのスイングが全盛期の頃になると、フィニッシュで逆Cの字を描くような大きなスイングになります。

見た目には綺麗なスイングでしたが、ツアー選手の多くが腰痛に悩まされることになり、それを回避するための「シンプル」なスイングが台頭してきます。

やがてボディターンのスイングが全盛となりますが、ここから派生したスイングは新たな時代の幕を開けることになります。

豪快な逆Cの字のスイングから、シンプルなボディターンになり、そのボディターンを豪快にスイングすることで飛距離を追及していくことになったわけです。

ドライバーの平均飛距離を押し上げる要因とは

ドライバーの平均飛距離が高くなってきたのは、技術革新が行われたからです。

ゴルフ界はゴルファーの飛距離が伸びていることを憂慮し、ルールによって規制を行ったのですが、結果的には規制をした時代以上に飛距離は伸びてきています。

しかもコースの距離はどんどん長くなり、とても普通のゴルファーでは到達できないような設定となってきています。

出場するプロゴルファーは、もはやアスリートの体型になり、技術だけではない飛距離を生むことができる体を持つようになっています。

一昔前だとお腹ぽっちゃりのベテランゴルファーも、ツアーのトップグループに名を連ねていましたが、今ではジムで体を仕上げてきたアスリートばかりになってきていることに気が付きます。

その体から繰り出すパワーが、ツアー全体の平均飛距離を押し上げてきていることが推測されます。

さらに飛ばすことに慣れた世代でもあるということが挙げられるようです。

平均飛距離の推移を見るとスタイルの変化を感じる

ドライバーに限らずゴルフのスイングを覚えるときは、グリップの握り方や構え方、体重配分や軸を意識したスイングなど、最初から頭でっかちの知識をたっぷりと覚え込むことになります。

それまでのゴルファーは200ヤードを250ヤードになるように練習し、やがて280ヤードの飛距離を目指すための練習を重ねています。

ところが飛ばすことに慣れた世代は、大きなスイングの型にはまらないフォームで、目一杯スイングをすることに抵抗はなくなっていて、すでにスタート地点でヘッドが走るスイングをしてきています。

そのため多くの人は250ヤードからスタートするわけですから、練習を重ねて300ヤードを狙っても、不思議ではなくなってきているのです。

さらにスイングだけで飛距離を得るのではなく、理論に基づき飛ばすために必要なパワーや体幹を鍛えて、体も準備をしてきているのです。

単純に用具の進化で平均飛距離が伸びたわけではなく、ゴルフに対する考え方が変わってきたことが飛距離アップに繋がったのだと考えられます。

アマチュアのドライバーの平均飛距離は成長している?

一方でアマチュアゴルファーのドライバーの平均飛距離は成長しているのでしょうか。

結論から言うとデータがないため推移は分かりません。

ただ高齢化が進んでいるのは間違いないことですから、平均飛距離がアップしているとは考えにくく、しかもプロのような体力アップのための努力をしているアマチュアは極わずかでしょうから、平均値を押し上げるところまでいっていないでしょう。

ここ10年以上アマチュアゴルファーのドライバーの平均飛距離は230ヤードと言われ続けています。

しかしながらこの数値を見て納得するゴルファーは少ないはずです。

この230ヤードはキャリーですから、ランを含めると250ヤードが国内ゴルファーの平均飛距離だそうです。

ただ実際にはランも含めて230ヤード、キャリーだけなら210ヤードが平均値としては限度ではないでしょうか。

ちなみに9番アイアンの飛距離の2倍がドライバーの飛距離とも言われていますから、キャリー220ヤードも圏内に入るところかもしれません。

いずれにしても、アマチュアゴルファーの平均に距離は、アスリートタイプのゴルファーが増えていないことから横這い傾向と考えられます。

ドライバーの平均飛距離が変わったのはプロの世界だけの可能性がある

年度ごとの推移を見るとプロゴルファーのドライバーの平均飛距離は年々伸びてきています。

それは道具の進化もあるのでしょうが、肉体改造によってパワーをつけた結果のように思われます。

やがてアマチュアもアスリート型になるのか、もしくは横這いになっていくかは、もう少し時代を見ていかないと分からないでしょう。