ドライバーが打てないと感じるのに、その理由がなぜなのかが分からないことがあります。
もしかするとインパクトの正確性かスイングの強さに問題はありそうですが、解決方法が分からなければ改善することができません。
そこで今回は打てないドライバーを直す劇的改善法を紹介します。
ドライバーがなぜか打てないのはインパクトの間違いが原因
なぜかドライバーだけ打てないことがありませんか。
アイアンやフェアウェイウッドは打てるのに、ドライバーだけが上手く打てないのは正しいスイングができていないことに原因があります。
ドライバーのスイングは、アイアンやフェアウェイウッドと違います。
ドライバーのロフト角は10度前後ですが、打ち出す角度は14度以上なくてはいけません。
つまりボールの横をロフトなりに打つと、打ち出し角は10度になるので失速してしまうわけです。
ドライバーショットは下から打つ、アッパースイングが必要です。
ティーアップしたボールを下から打つためには、ボールより前でスイングの最下点がなければなりません。
その「空振り」した最下点から浮き上がったところで、ボールをとらえるとアッパースイングになります。
打てないゴルファーの多くは、飛ばないからこそボールの側面を強く打とうとして、失速しているのです。
正しいスイングをするために、自分のスイングの最下点を確認して、そこから10センチ先にティーアップしたボールをセットしてみましょう。
なぜかドライバーが打てないとしたらプロのスイングを見すぎか
飛ばそうと思い込みすぎたことで力みが生じ、スイングのパワーを落としている場合があります。
飛ばそうと力むことで身体が硬くなり、スムーズなスイングができずに、ヘッドスピードを落としてしまいます。
このようなときは釣竿の先をイメージして、柔らかいスイングのほうがドライバーのヘッドスピードが上がると考えたほうが良いかもしれません。
実際にはドライバーを構えたときに、手首だけを動かしてヘッドで円を描きます。
このワッグルだけで、力みは消えてスムーズなスイングができるようになるはずです。
また他のクラブと比べると、ドライバーを握ったときだけ、特別な感情を抱いてしまい打てないことがあります。
テレビで観るプロゴルファーのスーパーショットが脳裏からはなれずに、同じ球筋を求めることに原因があるのかもしれません。
そう考えるとなぜかティーグラウンドで、コースなりのフェードやドローの球筋を打てないのにイメージしたり、普段は230ヤードも届かないのに250ヤード先にターゲットを定めてしまうのです。
身の丈に合った球筋やターゲットの選定をすることで、余計な力みを消すことができるはずです。
なぜ打てないのかと悩むよりも現状確認が大事
ゴルフをする上では、無理は分かってもチャレンジすることも「楽しさ」にはなりますが、あまりに現実とかけ離れたプレーをしようとすると、ミスが尾を引きます。
特にドライバーが打てないときは、身の丈に合っていないスイングをしようとして「自滅」しているようです。
そもそも自分の飛距離を把握していないことが、無理なスイングとなってミスを誘発し、結果的に「なぜ当たらないの?」と悩むことになっています。
一般的にドライバーの飛距離は、9番アイアンの2倍といわれています。
9番アイアンが110ヤードなら、ドライバーは220ヤードが飛距離の目安です。
「いや自分の飛距離はそんなモンではない!」と思うかもしれませんが、飛距離はキャリーですから、ドライバーの場合はここからプラス20ヤードのランを入れると240ヤードです。
どうでしょう?
アベレージで考えれば、妥当なところかもしれません。
しかも、この飛距離をフラットなコースで出せるのであれば、「飛ばない」ということはないはずです。
ドライバーの練習量でがなぜ打てないのか分かる?
コンパクトなスイングで徐々に振り幅を広げていくと、ドライバーのスイートスポットでヒットするクセがつくため、スイング幅に合わせた飛距離を得られるという考え方があります。
これは間違っていませんが、週1ゴルファーには難しい習得法です。
最終段階となるフルスイングまで毎日休むことなく、最低でも1日200球は打ち続けなければ、このスイングフォームは完成しません。
しかしながら週末にしか練習日がないと、いつまで経っても「打てないゴルフ」のままなのです。
練習量が限られている場合は、完成されたフォームを意識しない方が早く上達できます。
プロゴルファーのスイングをみると、なぜか教科書に載っているようなセオリー通りのスイングをしている人はいません。
それぞれが個性的なスイングをしていますが、週1ゴルファーも速いスイングに集中して、自己流でもスイングのコツを習得できれば、十分に飛距離を出すことはできます。
もしも速いスイングができないようなら、ベースボールグリップで野球打ちの素振りでヘッドスピードを上げる練習をしましょう。
「なぜドライバーが打てない」はセオリーを気にしすぎが原因
ドライバーをベースボールグリップで握ると、曲がると聞いたことがあると思います。
本当にそうでしょうか?
ドライバーが打てないときなら、曲がるほどの強烈なインパクトを与えることができていないかもしれません。
曲がるかもしれないと心配するよりも、いかにスイングスピードを出せるかに挑戦したほうが、早く結果を得ることができるとも考えてください。
なぜ曲がると思ったのでしょう。
右手の力が強くなりフックするといわれていますが、それを体現した人は周りにいないはずです。
昔のゴルフスイングと現在のゴルフスイングは違いますし、なによりドライバーそのものが進化しています。
現代のドライバーショットは両手を使うのがベストです。
グリップを均等に握れるベースボールグリップで、まずは思い切り振り抜くスイングを体現しましょう。
また往年の野球選手である王選手の1本足打法やイチロー選手の振り子打法を、プロゴルファーがトーナメントで行ったことがあります。
プロでさえ何かのヒントになるのではと取り入れているのですから、恐れずに新しいものを試してみる価値はあります。
綺麗なスイングにこだわるから打てない
ドライバーがなぜか打てないとしたら、それは綺麗なスイングにこだわりすぎているのかもしれません。
教科書通りのスイングをしなくても、ボールが目的の箇所に飛べばプレーになにも問題はないのです。
独自のスイング法で失敗したら、元に戻すか修正すれば良いだけです。
最初から完成したドライバーショットが打てたら、誰でもプロゴルファーになれてしまいます。
あとから修正するのですから、ドンドン新しいスイングに挑戦してみてください。
一方でフィニッシュポーズは大事です。
できるだけ綺麗なフィニッシュポーズを取るように練習すると回転軸のブレがなくなり、結果的にスムーズなスイングができるようになります。
フィニッシュポーズは2種あります。
シャフトで背中を叩く縦振りのスイング、シャフトを首と右肩に当てる横振りのスイングによって変わります。
胸を張り、両目、両胸、両腰をターゲットに向けて、右足つま先をターゲットに向けることができれば完璧です。
打ったあとの動作が、なぜか打てないドライバーショット解決してくれるのが、ゴルフの奥深さなのかもしれません。
ドライバーが打てないのはなぜなのかを考えても仕方ない
ドライバーがなぜ打てないのかを考えるよりも、型にはまらずのびのびとした大きなスイングをすることを心がけましょう。
セオリー通りのスイングをしようとすると、ギコチナイ動作になって、ミスショットへと繋がっていく可能性があります。
殻を割って新しいスイングを身につければ、「打てない」は解消できるはずです。