アイアンの距離が変わらないのはなぜか?対処法も知りたい!

ゴルフの初心者もそうですが、100を切るようになってもアイアンの距離をしっかり打ち分けられていますか。

一番練習したアイアンなら、大体の飛距離は分かるはずです。

しかしそれ以外のアイアンの距離が同じようになる、ということがあります。

特にロングアイアンで良く分からなくなります。

もしくは7番アイアンと9番アイアンが飛距離が同じという場合もあります。

今回はアイアンの距離が変わらない原因と対策を考えます。

アイアンの距離が変わらない原因は

アイアンの距離が変わらないのは、そのクラブが出せる本来の飛距離が出ていないからです。

ボールがうまく当たればアイアンが番手ごとに仕事をしてくれて、距離が変わります。

うまく当たらない原因は、主に3つあります。

一つ目は、振り遅れることです。

スイングで振り下ろす際に、上半身の開きが早すぎると振り遅れます。

振り遅れるとフェースが右を向くので、スライスになります。

スライス回転によって縦距離が短くなるのです。

早い動きをしようとすると、かえって振り遅れる結果となります。

二つ目は、グリップがハンドファーストと逆の、ハンドレイトになっていることです。

ボールをクリーンに当てにいこうと強く意識すると、インパクトでハンドレイトになります。

クラブのヘッドがグリップの位置より前に出る状態になり、飛ばない、曲がる、当たらない、となります。

そして三つ目は、アウトサイドインの軌道になることです。

クラブを上から打ち込むような軌道なので、スライスしたり飛距離が出ません。

良く練習しただろう得意なアイアンでは上手く打てるでしょう。

しかし、前後のアイアンは長さも重さも違ってくるので、そのアイアンと同じように打てないのです。

それで基本のスイングが崩れてしまうため、飛距離が変わらなくなります。

距離が変わるのがアイアンの仕事

アイアンの距離が変わらないとしても、前に進めば良いような気もするものです。

ドライバーでなるべく遠くに飛ばして、最後にパターでまとめればなんとかなりそうだからです。

始まりと終わりがうまく行けばそれはそれで良さそうですが、「狙ったところに打てるアイアン」に、目を背けることはできません。

狙ったところに打つことが難しいので、ひたすらウッドで前に進むのもゴルフ。

それは悪くはありませんが、より上を目指すならアイアンの打ち分けが必要です。

アイアンは細かい打ち分けができるように、ゴルフクラブの中で最も番手が多くなっています。

狙ったところに打つために、その細かいアイアンを自分でコントロールする必要があります。

その狙う距離は、9番アイアンが80ヤードだとすると、5番が130ヤードの距離、各番手の差は10ヤードくらいです。

そのくらい均等に打てると、ボールを狙ったところに打つ仕事ができます。

加えてウェッジ類もあるので、アイアンの仕事はたくさんあります。

アイアンはウッドよりも短いので、本来はコントロールしやすいクラブです。

距離が変わらないのであれば、上手く当たるように工夫して練習することです。

アイアンの距離が変わらない場合の対処法

それでは、アイアンの距離が変わらない時はどうしたら良いでしょうか。

距離が変わらないのは、やはりスイングが合っていないからですので、スイング改善が必要です。

本来アイアンは、番手が違えば距離が違うのは当たり前です。

しかしクラブの番手が変わると変な意識が伝わり、正しいスイングができないのです。

おそらく多くのゴルファーがたくさん練習する7番アイアンでは、正しいスイングもできているでしょう。

ほかの番手で意識するのは、ハンドファーストでインパクトすることだけです。

ハンドファーストになり自然とダウンブローに打てれば飛距離は変わってきます。

変な意識があっては元も子もないので、まずはグリップに余計な力を入れずに「打つ」のではなく「はらう」イメージを持ちましょう。

グローブが良く破れてしまうというゴルファーがいますが、力が入りすぎている可能性があります。

意識してみると良さそうです。

距離が変わらないアイアンの練習方法

距離が変わらないアイアンをうまく扱えるようになるには、練習しかありません。

練習場で、「打つ」のではなく「はらう」練習をします。

ハンドファーストで「はらう」スイングができると、点ではなく線でボールをとらえられるようになり、アイアンの距離が変わってきます。

それからゴルフのスイングはダフるよりトップする方が早く上手くなります。

トップする方がボールの前に最下点を設定して打ち込むことがしやすいので、修正がききます。

ダフらせたり打ち込みたい気持ちにもなりますが、我慢です。

力が入ると「まさかり打法」のようなアウトサイドインの軌道になり、飛距離が出ません。

また、ボールの位置が間違っていてトップやダフりが出る場合もあります。

いま一度、どの位置で良い当たりが打てるのか確認する必要もあります。

変わらない距離の苦手なアイアンを練習する

練習場でたくさん練習しているのに、一向にアイアンの距離が変わらない場合もあります。

翌々考えてみると、練習場で得意なクラブをたくさん練習しているかもしれません。

気持ち良く打ちたいので、無意識に得意なクラブばかり手に取るのは仕方がないことです。

長いアイアンはどうしても敬遠してしまうのではないでしょうか。

そこで長いクラブを打つならウッドとなってしまいます。

さらに上を目指すなら、ゴルフでは苦手なクラブをなくすことが必要です。

どうしても7番アイアンばかり手にとってしまうなら、練習場に持って行くクラブの番手を日によって変えるのも方法です。

今日は奇数の番手、明日は偶数の番手、というような感じです。

また近頃はロングアイアンに関しては、セッティングすることも練習することも少なくなっています。

ロングアイアンの練習をすることで、5番アイアンも楽に打てるようになるので、もったいないことです。

昔のクラブのセッティングは、男性ゴルフファーでしたら3番アイアンからでした。

その3番アイアンを自由に扱うのは大変です。

ただ、この3番アイアンを上手く打てるようになると、他のアイアンが楽に打てるようになったものです。

練習をしてもアイアンの距離が変わらない場合

スイングを見直し練習を積んでいるのに、アイアンの距離が変わらない。

そのような場合もあるかもしれません。

悩んで煮詰まってしまっては、ゴルフも楽しくなくなります。

例えば、気分を変えた左手一本で打つ練習方法はオススメです。

短いアイアンやウェッジを使って左手主導の動きをすることで、インサイドインの軌道の練習になります。

これはイメージの練習です。

もちろん脇は締めて頭を動かさず、体重移動も意識しましょう。

また、アイアンがどうしても番手通りに飛ばない場合は、プロの診断を受けるのも良いでしょう。

レッスンの場で撮影してもらったり対面でチェックしてもらうと、やはりプロの目には色々映るので、助けになるはずです。

また、今ではスマホで撮影した自分のスイングを、オンライン上でプロに見てもらえるレッスンもあります。

利用してみると、自分では気づかない欠点や原因が分かります。

やり方も手軽ですから、試しても良さそうです。

対策をしてアイアンの距離が変わるように

今回アイアンの飛距離が変わらない原因と対策についてまとめました。

どの方法も、言われてみれば簡単で、すぐに取り掛かれます。

やはりアイアンはなんとなく前に進むのではなく、狙った場所に打ちたいものです。

全ての番手を公平に練習して、自分の打ち方を再確認してみると距離が変わります。

思い通りに打てるとスコアメイクができるようになり、コースに出るのもより楽しくなることでしょう。