ドライバーは高弾道、低スピン?弾道の高さの正解は?

最近のドライバーは、高弾道で低スピンを売りにしているものが多く出ています。

どのような仕組みでそれを実現しているのか、高さが出る理由やスピン量の関係性に注目してみます。

また本当に高弾道、低スピンがラウンドで有効なのか考えます。

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ドライバーの弾道の高さはどの程度が理想か

まずドライバーの弾道の高さはそもそもどのくらいが理想なのかご存知でしょうか。

良く低弾道、中弾道、高弾道とクラブのスペックに書いてあります。

しかしその明確な高さの表記はありません。

これらの情報は、ドライバーのスペックから出やすい弾道を表記していると考えられるため、弾道が高すぎるゴルファーは、低弾道や中弾道のものを選ぶなど、現状の課題と相殺して考える程度で良いでしょう。

それでは、実際に飛距離が出る弾道の高さはどのくらいなのでしょうか。

国内のプロゴルファー(男子)の最高到達点を見てみると、平均して30~35m前後となっているようです。

そのためアマチュアがひとつの参考数値とするのは良いですが、注意が必要です。

注意するポイントは、最高到達点にどのタイミングで達するかです。

吹き上がったボールで30mに達したとしても飛距離は出ないからです。

飛距離を出すためには、ヘッドスピードに合った適正な打ち出し角度から上昇し、最高到達点に達するのが理想です。

したがって、220ヤード程度の飛距離の場合、練習場が180ヤードしか距離がなければ、打ち出し角度に沿ってボールが直進し、ネットに届くくらいが目安になります。

目指す飛距離と練習場のレンジの長さによって見方が変わるので注意しましょう。

ドライバーで弾道の高さを出すには?

アマチュアゴルファーの悩みで多いのが、ドライバーでなかなかボールが上がらないということのようです。

弾道の高さはどのようにしたら出るのでしょうか。

先に話した通り、ヘッドスピードによって適正の打ち出し角度は変わりますが、ここでは高さが出る仕組みについて説明します。

理論的には、打ち出し角度はリアルロフトと入射角で決まります。

リアルロフトとは、表記のロフト角とは異なり、実際のクラブヘッドをフェース角を0度にしたときのロフト角です。

フックフェースはリアルロフトが増え、オープンフェースは減る傾向があります。

ロフトが小さいほうが好まれる傾向がありますが、実際はある程度ロフト角があったほうがアマチュアには向いています。

入射角は、インパクトのときにどの程度アッパーに打てたかで決まります。

入射角を左右する要素としてスイング軌道がありますが、ドライバーの重心深度が関係してきます。

重心深度が深いほうが、インパクト時にフェースが上を向きやすくなります。

つまり最近の低重心、深重心のドライバーは無理に上げようとしなくても打ち出し角度が出やすくなっているのです。

ただし、フェースが上を向くということはロフトが寝ることと同じですから、スピン量が増えやすくなります。

ドライバーの飛距離にはスピン量が重要

ドライバーの飛距離にスピン量が関係することはもうご存知でしょう。

それでは、具体的にどうのように関係してくるのでしょうか。

ボールに入るスピンには、バックスピンとサイドスピンの2種類があります。

このふたつは反比例関係にあり、サイドスピンよりバックスピンが多いと曲がりにくく、バックスピンが少ないと曲がりやすくなります。

それを踏まえ、多くのゴルファーが気にするバックスピン量について考えます。

バックスピン量が少ないと、ボールが空気抵抗を利用して上昇せず、高さのある弾道になりません。

また、インパクトで横回転が加わると曲がりやすくなります。

対してバックスピン量が多いと曲がりにくいのですが、ボールが吹け上がります。

どちらも飛距離が出ない原因になるため、バックスピン量を気にするのです。

多くなる原因は、 ヘッドスピードが速い、ロフト角が寝ている、入射角がマイナスの場合です。

そして足りない原因は、 ヘッドスピード不足、ロフト角が立っていることが考えられます。

このバックスピン量には重心高が関係してきます。

低重心はバックスピン量を減らす効果があり、高重心は増やす効果があります。

一般的には、2,000~3,000回転程度が適正のスピン量と言われていますので、一度トラックマンやフィッティングなどで数値を測ってみましょう。

ドライバーで飛距離を出すには、弾道の高さとキャリーが大切

ドライバーの飛距離は、初速(ヘッドスピード、ミート率)、打ち出し角度、スピン量が関係してきます。

飛距離を出すためには、ヘッドスピードを上げることが大切と言われますが、それは先に説明した打ち出し角度とスピン量が適正であることが前提となります。

実際、ヘッドスピードが遅くても適正な弾道の高さが実現できれば飛距離は伸びます。

ここでおすすめできないのが、ランを前提に飛距離を考えてしまうことです。

ゴルフの場合、あくまでも自分でコントロールできるのはキャリーであり、ランはコースの状況によって変わります。

そのため飛距離を伸ばすということは、キャリーを伸ばすことと考えるようにしましょう。

確実にキャリーを伸ばすためには、何から行えば良いのでしょうか。

自分のスイングで出る弾道の高さ、スピン量を知り、どちらを調整していくかを考えると効率良く飛距離を伸ばすことができます。

アマチュアの場合、弾道の高さが出ない、スピン量が多いというのが強い傾向になります。

高さが出ないなら、ロフトを大きいものや重心深度の深いドライバーにすると良いでしょう。

スピン量が多く、吹き上がってしまうのならば、重心高の低いドライバーにするとスピン量が抑えやすくなります。

高弾道、低スピンのドライバーは誰にでも合うわけではない

アマチュアゴルファーは、スピン量を減らし、しっかりキャリーを出せる弾道を求める必要があります。

そのため今流行りの高弾道、低スピンのドライバーにすれば問題が解決するように感じるでしょう。

しかし、この手のドライバーは万人に合うわけではありません。

高弾道、低スピンのドライバーの特徴は、重心深度が浅くできているということです。

また重心深度が浅くするには、重心距離のバランスを取る必要があるため、重心距離が近くなっています。

重心距離が近くなることによりヘッドが返りやすくなるため、フェースアングルはストレートもしくは若干オープンフェースの物が多くなりました。

こうしたことから、飛ばしやすいとされるドライバーの重心深度と重心距離を考慮すると扱いが難しくなります。

それでは、流行の飛びドライバーはどのようなゴルファーに向いているのでしょうか。

一般的には、中級者以上でしっかりとクラブが振れる人に向いているとされています。

具体的には、ヘッドスピードが最低でも40m/s以上、捕まったボールを打てる人です。

ヘッドスピードが足りないとスピン量が足らず、ボールが上がらない、フェースが返せず捕まえられないとスライスになってしまうからです。

結論からすると、前提条件に当てはまり、かつスピン量が多く吹き上がってしまう人には特に効果的なドライバーだと考えられます。

ラウンド中に考えるべきドライバーショットの注意点

最後に、実践的な視点でドライバーの弾道について話をします。

飛距離を出すためには、弾道の高さが必要となりますが、あくまでもフラットな地形の場合です。

実際のラウンド中は、コースの状況に応じて考え方を変える必要があります。

注意すべきは、極端な打ち下ろしや打ち上げのコースの場合です。

練習と同じ弾道の高さで打っても飛距離が出なかったり、ミスショットにつながったりする可能性があります。

打ち下ろしの場合、考える必要があるのは風の影響が大きく関係してくるところです。

普段の弾道で打ち出すと、滞空時間が長く、風の影響を受けます。

特に横風やアゲンストのときは、いつも以上に低い弾道を意識して打ち出すことが必要です。

また極端な打ち上げの場合、弾道の最高到達点が低いと斜面に早く落ちすぎてしまい、上りのせいでランも出ません。

自分の弾道の高さで十分目標地点まで届くのか、届かなければ少し高めの弾道を意識した打ち出しをする必要があるでしょう。

このようにコース状況に応じて弾道の高さの意識は変えていく必要があるため、練習でも理想の弾道、それに対して低弾道、高弾道を打つ練習も加えるようにしましょう。

自分に合ったドライバーは必ずしも流行りのものではない

流行りとされているドライバーでも、自分のスイングや球筋によっては合わないことは良くあります。

まずは自分のスイング、球筋でどのような課題をクリアしたら適正な弾道、スピン量になるのかを考え、ドライバーを選ぶようにしましょう。

人によってはカスタムで組み合わせないとできないスペックが合う可能性もあります。