ドライバーを使わない選択もあり?ゴルフの賢い回り方

ゴルフの楽しみのひとつと言えば、ドライバーで良いショットを出すことではないでしょうか。

どんなにスコアが悪くても、ドライバーが一発良い当たりをしてくれたら、その日はゴルフに来て良かったと思えるものです。

しかしながら、ドライバーとは他のクラブとは違いリスクも多いものです。

ドライバーの調子が悪い時、誰もが頭をよぎったことがあるのではないでしょうか。

今回は敢えてドライバーを使わないという選択をした場合のメリットを検証してみましょう。

ドライバーとその他のクラブの違い

ドライバーは封印した方が良いのではないか。

そう思う理由は何でしょう。

それはきっと調子が悪いと痛手が大きいところにあるのではないでしょうか。

ドライバーに期待するところは飛距離ですよね。

しかしながらドライバーの調子が悪いと、飛距離は出ても思うようなところに飛んでくれずにOBを連発したり、障害物にまっしぐらであったり、チョロで全く飛ばなかったりします。

すると最初からドライバーは使わないで、フェアウェイウッドかアイアンでティーショットをした方が安全だったと、後悔することもありますよね。

実はドライバーとその他のクラブでは決定的に違う所があります。

それはティーの高さです。

その理由はクラブの構造の違いにあります。

ドライバーの目的は飛距離のみに特化しており、その他のクラブは方向性と正確性を目的としているため構造が異なり、結果ティーの高さが違って打ち方が変わるのです。

そのため、他のクラブは当たるのにドライバーだけが当たらないという現象が起きます。

せっかくゴルフを楽しみに来たのに、なんだか悲しい気持ちでゴルフ場を後にしなければいけなくなります。

それでは、ドライバーを使わないメリットとデメリットを見てみましょう。

ゴルフ場でドライバーを使わないメリットとデメリット

ゴルフ場でドライバーを使わないデメリットと言えば一つです。

飛距離が出ない。

これだけです。

他のクラブでは飛距離だけは補うことができません。

しかしながら、前述しましたが他のクラブの目的は方向性と正確性であり、打ち方を間違わなければ思う所にボールを運んでくれるでしょう。

ゴルフとは確率です。

確実にスコアを縮めたいのであれば、リスクの少ないクラブを選択することも一つの方法です。

仮に340ヤードのミドルコースで、ドライバーが正確に当たれば250ヤード稼げるとして、残り100ヤード圏内でパーの確率は上がります。

これは理想的なゴルフのスタイルだと考えます。

しかしそこでフェアウェイウッドを選択した場合、200ヤード飛ばして残り140ヤードならアイアンで十分狙える距離ですよね。

リスクをどこに持っていくのかが、スコアを縮める近道です。

ドライバーとは構造上、シャフトも長くロフトも立っており、他のクラブよりもボールが捕まりにくいと言えます。

このコースは本当にドライバーが必要なのか、一度立ち止まって考えてみるのも良いでしょう。

次はドライバーを使わない場合の代替のクラブを紹介します。

ゴルフ場でドライバーを使わない場合の代替クラブ

ゴルフ場でドライバーの代わりに使用するとしたら、一番に思いつくのが3番ウッドでしょうか。

プロゴルファーも、ドライバーを使わずに3番ウッドを愛用している人もいます。

一般的なゴルフセッティングで、ドライバーの次に飛距離が出せるクラブです。

ドライバーに比べて、シャフトが短く、ロフト角もあるためミート率が上がります。

最近の3番ウッドは飛距離も出せる構造になっているため、場合によってはドライバーよりも飛距離が出ることもあります。

ドライバーに比べてヘッドも小さく、スイングの際にクラブを返しやすく、真っ直ぐ飛んで曲がりにくいです。

ここまで見ると良い事尽くめですが、もちろんデメリットもあります。

ドライバーに比べてロフト角があるため、上に上がりやすく、風の強い日には流されやすい傾向があることです。

この場合はロフトの立ったアイアンを使用した方が良いでしょう。

次は、ドライバーは使わないでロングアイアンを選択した場合を見てみましょう。

ドライバーは使わないでロングアイアンを選んでみる

ロングアイアンと聞くだけで、この項目は飛ばしてしまおうと考えるゴルファーも多いかもしれません。

最近ではクラブセッティングの中から外してしまっていることでしょう。

ユーティリティーなど比較的優しいクラブで飛距離が出せるようになった昨今では、ロングアイアンを愛用している方はかなり少なくなりました。

実際現行で1番アイアンを製造しているメーカーはありません。

昔のイメージでもシャフトは長くヘッドは小さくロフトは立っており、扱うのが難しくできることなら避けたいクラブです。

しかしながら、現在のロングアイアンは以前よりも格段に打ちやすい構造に変わってきています。

そんなロングアイアンの魅力とは、雨風にも強く、曲がりにくく、何よりもあの弾道が癖になります。

180ヤードから200ヤードの距離をロングアイアンで打てるのであれば、これほど心強いことはありません。

現在ユーティリティーとアイアンのセットアップに悩んでいる方には特におすすめしたいクラブです。

しかしながら、誰でも打てるクラブということではありません。

普段から球が上がらなかったり、高さが欲しい人には向きません。

そのためドライバーではなく、フェアウェイウッドが合うのか、ロングアイアンが合うのか、一度検証してみると良いでしょう。

次は、ゴルフ場でドライバーを使わない方が良いコースを見ていきます。

ゴルフ場でドライバーを使わない方が良い場合

ティーグラウンドに立った時に、ショートコース以外はドライバーを使用することが当たり前になっていませんか?

考えられる理由は三つあります。

・距離を稼ぎたいから
・ドライバーを打ちにゴルフに来ているから
・周りがドライバーで打っているから

ゴルフとはあくまでも個人競技です。

自分の飛距離と弾道を理解して、このコースではドライバーが本当に必要なのか、一度立ち止まって考えてみる必要があります。

例えばドッグレッグのコースや二段の谷越えコース、またはとても狭いコースなどでは、ドライバーではリスクが高すぎます。

雨の日や風の強い日でも、ドライバーを使用するのは危険ですよね。

一か八か賭けて皆と楽しむことがメインであれば、それもゴルフの楽しみ方だと思いますが、本気でスコアを縮めたいのであれば選択するクラブは変わってくるはずです。

それこそがゴルフに挑む姿勢なのではないでしょうか。

次はドライバーを使わない場合です。

ドライバーを使わない場合

上記にもありますが、ショートコース以外ではドライバーを使わなければいけないというルールはありません。

初心者の場合は特に、ドライバーではなくその他のクラブを選択する方がスコアは格段に良くなる可能性大です。

その選択に、周りから嫌なことを言われることもあると聞きます。

しかしながらドライバーでミスをすると、余計時間もかかり、同じ組の人にも迷惑が掛かり、後ろの組の人にも迷惑が掛かり、自分も嫌な気持ちになります。

そして空気も悪くなります。

立場が上の人であっても、周りは気を遣い、空気は悪くなります。

つまりドライバーを使わないという選択肢は、自分のスコアのためだけではなく、周りへの配慮にもなるのではないでしょうか。

スムーズな進行を心がけることも、ゴルファーには必要なことでしょう。

ティーグラウンドでの心得

ここまでドライバーを使わないでゴルフをプレーするメリットを紹介してきました。

このコースでは本当にドライバーが必要なのか、そしてその他のクラブは何を選択するのかお話しました。

ショートコース以外のティーグラウンドに立った時に、選択するクラブは自分のためでも周りのためでもあるということを理解してください。

今まで選択肢にはなかったロングアイアンも視野に入れて、今後のゴルフライフの参考にしてみてください。