高級そうなゴルフ場への車に軽自動車を使っても大丈夫?

ゴルフ場への車に気を遣うのは面倒なことですが、それでも「軽自動車でも大丈夫?」と心配することがあるようです。

それは高級車がズラリと並ぶ中、小さな車で行くのが恥ずかしいという意味なのでしょう。

そこで今回はゴルフ場に軽自動車で行っても大丈夫かというお話です。

ゴルフ場に乗り入れる車は軽自動車でも大丈夫なの?

ゴルフ場までの交通手段は、圧倒的にマイカーの利用度が高いと思います。

出発地点が近い場合は相乗りで、同伴プレーヤーの車を利用する人がいるかもしれません。

また浮世の義理と忖度で、会社の上司や接待相手などの送り迎えを申し出る場合もあります。

最近多いのは飲酒を希望する人が近くまで電車で行って、そこからタクシーやゴルフ場の送迎バスを利用する場合もあるそうです。

宅急便を利用すればゴルフクラブを持たずに公共交通を利用できますから、ゴルフと同じくらいお酒が好きな人には好評のようです。

ただ往復の宅急便料金にタクシー代を考えると、意外にリッチなゴルフになってしまうこともあります。

そのため経済的な観点からは、自家用車を使ったほうが安く済むのは間違いありません。

ただ最近は燃費の良さとスペースの広さから、軽自動車を所有している人が多く、ゴルフ場に乗り入れても大丈夫かと不安になっている人もいるようです。

軽自動車ではゴルフ場に横付けする車として恥ずかしい?

もしかしたらゴルフ場に軽自動車で乗り入れることに、肩身の狭さを感じる人もいるかもしれません。

いまや中古車市場では高額商品とされている人気の軽自動車ですが、グレードで考えると下のランクと考える人が多いようです。

ただ1000ccクラスの普通車と比べると、外形的なサイズや装備に遜色はありません。

さらに洗練されたデザインと評価も高く、女性や若者にも人気は浸透しているので、いまや軽自動車を見て格下と考える人はいないのではないでしょうか。

もちろんベンツとBMWに挟まれると、いささかの見劣りはするかもしれませんが、決してゴルフ場に横付けして恥ずかしいということはありません。

ただし高級な名門コースとなると、軽自動車に限ったことではありませんが一定程度のランクよりも上の車の方が「似合っている」とは感じるはずです。

移動手段としては高級車だろうと軽自動車だろうと支障はないはずです。

それはブランド品の洋服とワゴンセールの服の違いと同じようなもので、場に似合うかどうかは第三者が決めることだと思います。

ゴルフ場への送迎する車として軽自動車は向かない?

お話してきたように一般的なゴルフ場に軽自動車で横付けしても、恥ずかしいなどと感じる必要はありません。

世の中は環境にやさしい車や化石燃料を使わない車が評価されている時代ですから、軽自動車は時代に則した車といって良いでしょう。

ただし乗車人数が1人であればなにも問題はありませんが、複数人で相乗りする場合は使えない車もあるので注意が必要です。

キャディバックのサイズは130センチ程度です。

トランクボックスに入れるとしたら、斜めに置かないと収まりません。

軽自動車の横幅は148センチ以下と決められているので、ボディの鉄板と内張りの厚さを考えたら横積みは難しいはずです。

そのため実際に斜めに置くとなると、トランクボックスだけでは入りきらないので、後部座席のシートを倒して入れるしかありません。

ところが全長にも340センチ以下という制限もあります。

ボンネットから前部シートの境までを半分と考えると、170センチもあるので余裕ですが、もしもボンネットが長いタイプだと助手席を倒して乗せるしかないので、基本は1人、もしくは運転席後部座席も含めて2人で利用するしかない車種も多いと考えられます。

無理に軽自動車をゴルフ場に横付けせずに先に車を停めてもOK

限られたサイズの軽自動車ですが、スライドアなどで後部のスペースを広くとっている車が最近はたくさん出てきています。

キャディバッグをスムーズに出し入れすることができれば、ゴルフ場の玄関口でバッグを下ろしても問題はありません。

ただキャディバッグを下ろすために、あっちのドアやこっちのドアを開けないと下ろせない場合は、後続車の迷惑になるので直接駐車場に停めたほうが賢明です。

時間を気にすることなく車やキャディバッグを傷つけず、ゆっくり取り出したほうが良いからです。

また格式の高そうなゴルフ場で「少し気が引ける」場合は、無理に玄関口でバッグを下ろさずに駐車場から担いでいっても問題はありません。

ちなみにバッグを担ぐときは、脇の下に挟むようしてクラブヘッド側が前になるようします。

ゴルファーやキャディはこの担ぎ方で、ポーターは肩にかけて背中側にバッグがくるように担ぐといわれています。

玄関口まではゴルファー式の担ぎ方で運び、スタッフに手渡すようにすると、それはそれとしてスマートに見えるはずです。

ゴルフ場に適さない車はある

軽自動車に限らず、ゴルフ場にあまり適していない車はあります。

もちろん、その車を乗っていてダメということではありませんが、Tシャツやジーパンがダメなのと同じ理由で向いていないと考えられています。

軽自動車の中にもオフロード用の四輪駆動車タイプや、荷物を運べるワンボックスタイプなどがあります。

このうちレジャー性の高いデザインであれば気にしなくても問題はないでしょうが、作業車と見える車は駐車場に停めてしまったほうが良いかもしれません。

「いまさら何を?」という意見もあると思いますが、ゴルフが紳士のスポーツと称される根源は、領地貴族の楽しみだったことに起因にしています。

そのため労働者が着るTシャツやジーパンは、いまもゴルフ場でマナー違反とされているのです。

イメージとしてはジャケット姿の中に、Tシャツ、ジーパン姿で登場するようなものです。

いまではビンテージタイプのジーパンのほうがジャケットよりもはるかに高価ですし、有名ブランドのTシャツが数万円の時代ですから、ワゴン型の軽自動車も気にせずにいられるのであれば横付けしても問題はありません。

ゴルフ場までの車に軽自動車がダメな理由はない!

ゴルフ場までの車のタイプが「軽自動車では恥ずかしい」などということはありませんし、また他の利用者がナンバープレートの色を見て蔑むようなこともないはずです。

仮に軽自動車を乗っていったことで不快な思いをしたとするなら、それはゴルフ場の選択を間違ったと思ったほうが良いでしょう。

世界的な潮流であるエコを考えれば、いまや馬鹿デカイ車に1人だけ乗っているほうが似つかわしくない時代です。

そのため車のグレードなどは気にすることなく、それよりも肝心のゴルフの腕前やゴルフ場でのマナーに気を遣うべきです。

唯一気にかけるとすれば、慣例となっている作業服の関連である荷台のあるバンタイプやワゴンタイプの軽自動車くらいのものです。

ただし現在の日本には「領地貴族」なるものが存在していませんから、その服装マナー自体もそろそろ見直す時期ではないかという意見もあるようです。

実際に「アメリカンタイプ」と称して、Tシャツ・ジーパンでもプレーができるゴルフ場が広がってきています。

偏見でみる人の多くも労働者なのですから、気にする必要はないと考えられます。

今はスポールなのでゴルフ場への車が軽自動車も問題はなし!

昔のゴルフ場は駐車場に高級車がズラリと並んでいたようですが、それは高級な娯楽としてのゴルフだったからです。

いまではオリンピック種目になっているスポーツですから、通う車が軽自動車であってもまったく問題はありません。

今後、軽自動車で向かうゴルファーが増えてくることを願っています。